ぐっと空気が冷たくなってきて、本格的な秋がやってきた。日が落ちるのも早くなったしね。ということは、もちろん洋服だって本格的に秋仕様にチェンジ。その季節感を出しに効果があるのは、やっぱり色！

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西海岸の空の色を思わせる淡～いブルーデニムは、LAカジュアルの定番。だから、海好きなら誰しも１本は持っているはず。でも、爽快感がハンパないため、真夏にしか着られないって思っていません？　確かに、夏ならトップにあざやか色や柄を合わせたいから、淡青の爽やかさが重宝した。ただ、秋になったからってしまいこむのはまだ早い。難しいテクなし、合わせもＴイチ。これで大人っぽく着こなせます！　唯一注意するのは、配色だけ。たとえば、ネイビーや黒などの濃色は引き締まるから使えそう。なかでも、より渋く、かつ頼りがいのある男らしさを感じさせるなら、オリーブ色が最適かと。しかも、クルーネックではなくヘンリーネックTにすれば、骨太感まで演出できる。ほら、これだけで単なる爽やかだけじゃない大人の落ち着きが出てきて秋っぽい。さらにこの雰囲気を加速させるのに一役買うのが足元。夏は白スニでヌケを作るのだが、その真逆、濃茶で重厚な雰囲気をプラス。こんな存在感あるブーツなら、まるでジョシュ・デュアメルみたいなたくましい男に見えてくる!?　セレブな男に見えるこのテク、やってみる価値ありじゃない？　

ヘンリーネックTシャツ1万8000円（エージー／コロネット）、デニムパンツ1万1000円（リーバイス／リーバイ・ストラウス ジャパン）、サングラス3万5000円（モスコット／モスコット トウキョウ）、サイドゴアブーツ11万円（ジェイエムウエストン／ジェイエムウエストン 青山店） 

突然ですが、ガウンタイプではない、いわゆるノーマルなカーディガンって最近着ている？　ボタンの付いた、みんなが思い浮かべるベーシックなもの。なんだか最近手が伸びていなかった人も多いのでは。たしかに、お堅い雰囲気に転びがちだし、カジュアルで潮っぽいコーディネートには取り入れにくいというイメージはあるかも。でも、実はいつもの海好きな着こなしにもハマるということが判明。その好例がコチラ。用意するのはプリントTとショーツという、王道サーフコーデ。普段だったらここにジップパーカを羽織るところだけど、そのかわりにカーディガンを投入。これだと、真面目になりすぎないうえにカーディガンの上品さも生かせるので、いいバランスが保てるってわけ。カーディガンは、フルレングスのパンツに合わせるとちょっと“いい子ちゃん”風の見た目になりがちだから、意外にもこんな感じでショーツと合わせるのがおすすめ。今回選んだイエローのような色モノを選ぶのも、カジュアルに着こなすポイント。そろそろパーカ羽織りも飽きたよ～って人は久々にカーディガンを使ってみては？

カーディガン9000円（ペニーズ／セル ストア）、Tシャツ6800円（レミ レリーフ／ユナイト ナイン）、ショートパンツ1万4000円（サタデーズ ニューヨーク シティ）、キャップ4000円（ニューエラ）、サングラス3万8000円（ギャレット・ライト・カリフォルニア・オプティカル／ブリンク 外苑前）、スニーカー2万8000円（ニューバランス／ニューバランス ジャパンお客様相談室） 

アメカジ好きの一生の友といっても過言ではない“チェックシャツ”。極端に厚手のもの以外は、通年季節感を問わず着られるのがいいところ。とはいえ、アメカジを愛する大人ならば、チェックシャツでさえ季節感をちゃ～んと取り入れて、大人らしい着こなしを見せつけたい。ということで、今回主役となるチェックシャツは、大人にふさわしい色味も落ち着きのある渋めのもの。このくらいのトーンの方が、エイジングしてきた顔にはしっくりくる。　で、秋っぽさを出す最大のポイントは、実はインナー。いつもなら、白Tや黒Tなんかが無難なチョイス。でも、秋らしさを狙うならくすみ系をチョイスするのが正解。ここではシャツの色味に合わせて“マスタード”に。これだけで、断然秋のニュアンスが感じられません？　マスタード以外にも、ボルドーやテラコッタなど紅葉をイメージさせる色なら季節感と大人っぽさが両方狙えるのでおすすめ。あとは、パンツも秋色を引き立てるダークなトーンを。写真のようなグレー系は汎用性が高いので、合わせに困ることがないからおすすめ。アメカジとはいえ、今までとは違う大人の雰囲気全開で、ご近所で話題の洒落者に！

チェックシャツ2万6000円（アスペジ／トヨダトレーディング プレスルーム）、Tシャツ8400円（リーバイス ビンテージ クロージング／リーバイ・ストラウス ジャパン）、パンツ1万6000円（アウターノウン／RHC ロンハーマン）、サングラス3万6000円（アイヴァン／アイヴァン PR）、ニット帽1万1000円（ロンハーマン）、スニーカー7万5000円（サントーニ／リエート） 

本格的な秋冬アイテムだと厚手すぎる季節の変わりめのデートは、どんな格好をしてる？　おそらく多いのが、シャツを羽織りものとして使うスタイル。シャツはきちんと感が出るから、デートにはぴったりだしね。でもそうなると、複雑なレイヤードが楽しめるわけでもないから、いつも同じ雰囲気。まさにマンネリになりかねない。それは避けたいですよね。であれば、意識してほしいのがやはり“色使い”。アイテム数が少ない場合、全身のカラーパレットをどうするかはコーデを凡庸にしないために非常に大切なポイントに。ということで、今回は秋らしい季節感とデートらしいロマンチック感のある暖色系でまとめてみた。インナーのテラコッタ色Tシャツを中心に、パンツやシューズも同じく暖色系のブラウンとベージュ。でも、それだけだと少し印象がこってりしてしまうのは言うまでもない。なので、一番外側にくる羽織りのシャツは軽やかに見える淡い色を選ぶと、一気にこってり感が和らぎ、バランスよくまとまる。凝った重ね着をしているわけでもないが、全体に自然な濃淡がついて、立体感が生まれるって仕組み。シンプルなスタイルであっても、簡単な工夫で人と差をつけることができるのでお試しあれ！

シャツ1万8000円（スティーブン アラン／スティーブン アラン トーキョー）、Tシャツ9500円（ジェームス パース／ジェームス パース 青山店）、チノパン1万4000円（アットダーティー／ノーネーム）、サングラス4万7000円（アイヴァン 7285／アイヴァン 7285 トウキョウ）、ブーツ2万3000円（クラークス オリジナルズ／クラークスジャパン）