〈エクスタイル〉のアメリカンな新作Tを鳥谷 敬が着こなす!
大人のプリントTはレトロスポーツな1枚で!
夏のアメカジはTシャツが主役。大人の男に似合うのは、ちょっとレトロなプリントTだ。とくれば、“アメリカンカレッジリーグ”から生まれたカレッジスタイルが狙いめ。なかでも〈エクスタイル〉で展開するスポーツブランドのTシャツは、どこか懐かしくも新鮮な顔つき。そんな1枚をTシャツに強いこだわりを持つ、鳥谷 敬が着こなしてくれた。
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アメカジ気分が上がるカレッジプリントT!
闘志や挑戦、雑草魂を意味する“アンダードッグ”はブランドを象徴するキャラクター。それを胸に宿した1枚は、いかにもカレッジテイストらしい色使いや長年着込んでかすれたようなプリントで、レトロ感がぐっと増す。味デニムとの相性も抜群。Tシャツ各3850円(以上アンダーアーマー/エクスタイル お客様相談窓口)、その他はスタイリスト私物
元アスリートの中でも、かなりのお洒落好きで知られる鳥谷 敬。
「中学時代から服が大好きで、まわりはみんなジャージだったけど自分はBボーイ系だったり(笑)。服が野球と自分時間の切り替えスイッチだった。大学の頃は古着屋でTシャツを物色していました」
アメカジを経験したのも古着からだとか。
「最初はデニム探しからはじまり、それに合わせるアイテムとしてTシャツに興味がわきました。とりわけプリントが擦れたり色が褪せているのが好きで。新品を着ているより、こなれて見えますよね。古着ならではの経年変化も大好きなんです」
当時は意識していなかったが、古着屋で自然と選んでいたのがカレッジプリント。
「ヴィンテージっぽいTシャツは1枚でもサマになるし、インナーで着たときもさりげなく差がつく。人とカブるのが苦手なので、こんな選択肢もアリですね」
コットン本来の肌触りや風合いを維持しながら、速乾性、軽量性、ストレッチ性などの機能も備えた1枚。こんなふうにシャツを羽織っても、カレッジ風かすれロゴのおかげでレトロ感の演出は抜かりなし。雰囲気のあるカラバリも必見。Tシャツ各3850円(以上アンダーアーマー/エクスタイル お客様相談窓口)、その他はスタイリスト私物
あえて細いフォントのアーチロゴを使用し、クラシカルな雰囲気に。オーバーサイズでリラックスして着られるのも大人好み。あざやかT×渋色パンツの着こなしが新鮮だ。Tシャツ各5500円(以上アンダーアーマー/エクスタイル お客様相談窓口)、パンツ6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)、その他はスタイリスト私物
アメリカ4大スポーツをレトロなグラフィックで表現!
日本で開催された開幕戦も注目を集めたが、いまやMLBは史上最高の盛り上がり。立役者はもちろん日本人選手。これまで野球に興味のなかった人たちまで虜にする勢いだ。が、さすがに普段着でユニフォームを着るのは気恥ずかしい。でも、こんなカジュアルなベース ボールT姿のグラフィックなら、さりげなく野球愛をアピールできる!? 各5940円(以上ニューバランス/エクスタイル お客様相談窓口)、パンツ6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)、その他はスタイリスト私物
本気のユニフォーム姿ではなく、まるでカレッジの練習着風。性別も感じさせない〈ニューバランス〉のグラフィックTがよく似合っている鳥谷 敬。
「野球をこんなふうに表現していることが驚きでした。まるで野球好きな人の休日姿みたいな(笑)。でも新鮮ですよね」
学生時代からアメリカやハワイに遠征で訪れ、現地の野球事情を見てきたという。
「アメフトやバスケは大学名が入ったTシャツがあるけど、野球は見たことがない。公園でキャッチボールをやってる人もいない。野球人気は日本のほうが上かも(笑)」
日本とは少しばかり温度差があるよう。
「LAではホッケーとバスケも観戦しましたが、迫力があってエンタメ性が高い。野球も人気だけど観戦スタイルが日本とはひと味違う。でも、4大スポーツが生活にしっかり根づいてる感じですね。このTシャツはそれを象徴していますね」
鳥谷 敬 Takashi Toritani
AMERICAN FOOTBALL
アメリカで最も人気のあるスポーツといえばアメフト。アメリカ国内32チームがしのぎを削るNFLで、プレーオフを勝ち抜いたチームが戦うスーパーボウルは、全米視聴率がなんと40%超! 毎年、ハーフタイムショーに出演するアーティストも話題だ。そんなアメフトをモチーフにしたのが、こちらの1枚。あえての練習風スタイルが新鮮だ。5940円(ニューバランス/エクスタイル お客様相談窓口)
多くの世界的スーパースターを輩出し、近年では日本人選手の台頭で大注目のバスケ世界最高リーグがNBA。最近では日本のBリーグもかなりの人気だが、本場のNBAは別格。最終戦であるNBAファイナルは全米で2000万人近くが観戦するといわれている。そんなバスケモチーフのグラフィックは、やっぱり練習風スタイル。片手にバッシューを持っているのは練習前!? 5940円(ニューバランス/エクスタイル お客様相談窓口)
カナダでは国技となっているアイスホッケーだが、アメリカでの人気もなかなかのもの。世界最高峰リーグのNHLともなると、観客動員数はバスケのNBAと並ぶほど。選手の平均年収にしてもアメフトを上まわるとか。練習場所が少なかったり、ギアが高価なため競技人口は少ないが、氷上でのぶつかり合いは大迫力。Tシャツのグラフィックもしっかり装備をまとっている!? 5940円(ニューバランス/エクスタイル お客様相談窓口)
重ね着のチラ見せに効くクラシカルな胸ロゴ!
ふわりとした質感と軽やかな素材に加え、ゆったりワイドなシルエットで快適に着られる1枚。胸にあしらわれたイーグルは、100年以上の歴史を誇るブランドの象徴。存在感のある胸ロゴなのでアウターからチラリと見えたときでも、さりげなく個性出しできる。各4950円(以上ラッセル/エクスタイル お客様相談窓口)、パンツ6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)、その他はスタイリスト私物
最後に着てもらったのは、ビッグシルエットでゆったり着られる〈ラッセル〉。普段はどんなシルエットが好み?
「もう絶対ビッグシルエットですね。ゆったり着たいし、パンツを選ばないから」
プライベートではコットン素材の無地Tばかりだというが、独特のこだわりも。
「気に入ったTシャツは、サイズ違いで揃えるようにしています。インナーで着るな らL、1枚で着るならXLといった具合。色に関しては白がメインですが、インに合わせるときは今回のオレンジのような派手色も着ます。差し色になるので」
夏以外の季節にインで着るTシャツにも、わずかな見え方にこだわるという。
「1枚で着るTシャツにこだわる人は多いけど、中に着ているTシャツこそセンスの分かれめ。チラリと見える素材感や色を意識して選ぶようにしています」
さすが、服好きならではの知見だ。
アメカジTシャツにはこんなパンツが似合う!
アメカジのパンツといえばデニムが代表格。長年穿き込んで色褪せたデニムは、どんなTシャツとも相性抜群だ。ほかにもアメカジパンツはたくさんある。チノパンやペインターパンツはもちろん、クライミングパンツも最近は定番。そんなアメカジパンツが豊富に揃うのが、こちらの〈エルケクス〉だ!
ストレッチ性のあるツイル素材を使用し、ワイドテイパードのシルエットに落とし込んだ1本。ウエストのウェビングベルトやダブルニー切り替えのデザインが、クライミングパンツを彷彿とさせる。6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)
夏場に細身のデニムは暑い印象だが、ストレッチ性のある薄手のデニム素材なら快適に穿ける。さらに前開きがフェイク仕様でウエストはゴム&ドロスト仕様なので楽ちん。6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)
〈エルケクス〉を代表する“グッデイパンツ”は、 ストレッチ性の高いツイル素材を使用したレギュラーフィットの人気モデル。ウエスト裏には肌当たりのよいゴムを採用。6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)
夏にぴったりなアンクル丈パンツ 楽ちんな穿き心地!は、ほどよい艶感があるストレッチツイル素材。さらにセンタープレス入りなので、ジャケットスタイルでも活躍。ウエストはゴム入りのアジャスト仕様だから窮屈感もない。6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)
アメカジ本来の骨太感を際立たせるなら、ワイドシルエットのペインターパンツが効果的。ヒッコリーストライプ柄とハンマーループで、男らしいワークテイストも演出できる。それでいてストレッチ性もあるので穿き心地抜群。6490円(エルケクス/エクスタイル お客様相談窓口)
●エクスタイル お客様相談窓口
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雑誌『Safari』6月号 P188-193掲載
※記事内で紹介している商品はすべて税込みの価格です。
photo:Hiroki Nakayama(IL NIDO. STUDIO), Tomoo Syoju(BOIL) styling:Takumi Tagawa(remix) hair&make-up:Kosuke Hori(+nine) composition&text:Yoshito Ogiwara