マンネリ打破にこの1着!
濃紺Gジャンをインして、 冬コーデにこなれ感を出す!
暖かい厚手の長丈コートが手放せなくなってきた。こういった品格コートには、もちろん暖かいニットやウールパンツなどの品のいいアイテムがマッチする。ただ、品格アイテムだけでまとめてしまうと、面白みのないスタイルになってしまう恐れも!? そんなマンネリ打破に1着あると便利なのが、Gジャンだ。これをニットとコートの間にサンドイッチしてあげれば、一発でこなれた印象に持っていける。ポイントはたったひとつで、濃紺を選ぶこと。シャツのように品よく馴染んで、テイラード系のコートにもよく映える。
ということで集めてみたのが、冬コーデのサンドイッチ技にうってつけな濃紺Gジャン。おすすめなのは、タイプ1とも呼ばれるファーストタイプやタイプ2と呼ばれるセカンドタイプ系のオールドスタイルを選ぶこと。Gジャンとして認知度の高いサードタイプも悪くはないが、コートを脱いだときに“こだわって選んでいる”という印象になるのはやっぱりヴィンテージスタイルなのかと。せっかく着るなら“違い”を印象づけられる1着を選んでみては!?
4万7300円(ロンハーマン デニム/ロンハーマン)
ヴィンテージ市場で“大戦モデル”と呼ばれるファーストタイプの佇まいを、〈ロンハーマン〉のフィルターをとおして再現した1着。工場の閉鎖で希少価値が高まったコーンミルズ社ホワイトオーク工場のデッドストックデニムを使い、強度が求められる巻き縫い部分には昔ながらのチェーンステッチ用ミシンを用いるなど、見えないところにもこだわりが詰まっている。
1万9800円(リーバイス/リーバイ・ストラウス ジャパン)
こちらは、〈リーバイス〉が1930年代の“Type Ⅰ トラッカージャケット”を現代に蘇らせたモデル。フロントのダブルプリーツや腰まわりのフィット感を調節できるシンチバックといった当時のディテールを忠実に再現しつつ、シングルポケットの縁で“赤耳”を見せられるデザインでアクセントをつけた。サイドポケットがついているのもファーストタイプの特徴で、ポケットに手を入れる所作もサマになる。
3万6300円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店)
アメリカ生まれのGジャンとはまた違う、都会的な薫りを楽しめるのが、英国のワークジャケットを元ネタにした“ユニオンカバー 101”。 ゆとりを持たせた身幅に対し、着丈はやや短めなバランス。これは今どきのワイドパンツと好相性でバランスよく着こなせる。ほんのり光沢のあるデニム生地には張りがあるのできれいなシルエットを描け、オーバーサイズで着ても大人らしい印象を保ってくれる。
3万9600円(ジーニック/HJM)
立体的な低めの位置に施したフラップポケットを特徴とするセカンドモデルを元ネタにした“2ndタイプ デニムジャケット”。ただし、テイラードジャケットの手法で仕立てているので、実際に着てみると、シルエットの違いに驚かされる。パターン自体が立体的なのでカラダのラインに美しくフィットし、両袖が自然と前肩気味に落ちる感じもテイラードっぽい。上品コートにインしたり、スラックスに合わせたときの馴染みやすさはピカイチかも。
5万2800円(オーベルジュ/ビームスF)
〈オーベルジュ〉というブランドは、“古すぎず新しすぎず”なちょうどいいバランスのヴィンテージスタイルを持ち味とする新鋭。だからこの“PREMIER インディゴ デニムジャケット”も、温故知新な左右非対称デザインを採用してはいるものの、着丈はガチなヴィンテージほど短かすぎず、ジャストサイズで着たときの肩線の落ち具合も今の気分にぴったり。きれいめなパンツにも軍パンにもすんなり馴染んでくれる、万能シルエットに仕上がっている。
●HJM
TEL:03-6434-0885
●トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店
TEL:03-6810-0388
●ビームスF
TEL:03-3470-3946
●リーバイ・ストラウス ジャパン
TEL:0120-099-501
●ロンハーマン
TEL:0120-008-752
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa(remix) text : Takumi Endo