〈ボイル ブランシェ〉春を連れてくるのは足元の軽やかスウェード!?
大人の春アウターに、淡色スウェードがもってこいなのは、『Safari』読者ならご存知のはず。品格と男らしさがあるのに軽やかなレザーはとても重宝するわけだが、もしやコレってスニーカーにも言えるのでは? 答えは、この1足をご覧あれ。
- SERIES:
- FOCUS ON 今月注目したいモノ・コト!
VOILE BLANCHE
実は、秋冬だけでなく春にもスウェードが活躍することは、『サファリ』では何度も提言してきた。ラグジュアリー感と、タフな魅力を両立するレザーは、重量感をそぎ落として軽い仕様にすれば、大人の春アウターに打ってつけ。もちろん、この“軽さ”は、物理的な重さだけではなく、色も重要なポイント。たとえば、黒やダークブラウンは、どうしても秋冬のイメージに陥りがち。
そこで、おすすめなのが、“淡ベージュ”という選択。デニムと合わせても、重見えすることなく軽やか。それでいてリッチな品格も漂い、大人の週末カジュアルにぴったりというわけ。で、もしやこの発想、足元にも生かせる!? まだまだ防寒アウターが手放せないときもあるが、そんな日でもシューズさえ軽やかになれば、着こなしの印象は随分と変わるはず。
たとえば、〈ボイル ブランシェ〉のスニーカーを見てほしい。重さはいっさいなく軽やかなのに、品格が漂ってない?その理由は、トウやシューレースホール、ヒールに配した、“淡ベージュ”のスウェード。高級感あふれるイタリア素材の淡色ゆえ、クラシックな印象を醸しながら、春らしく軽~い仕上がり。しかも褪せたようなフェード感があり、こなれた味わいもたっぷり。さらに、白のナッパレザー、ブラックのリップストップナイロン、水色のメッシュをプラスして、上品かつ爽やかな魅力もアップ。スポーティでありながら、大人が履くにふさわしいスニーカーとなっている。
加えて、今季から搭載されたヒールにかけて高さをつけたボリュームのあるソールで、機能性も巧みにプラス。重みをあえて持たせたアウトソールの働きで、長時間着用の疲れを軽減しながら、ルックスもアクティブ感を漂わせた仕上がりに。お出かけが増える春に、ぴったりの1足かと!
ハンドフィニッシュで作られるイタリア製。クッション性の高い軽量ミッドソールのEVA素材を採用し、かかとの巻き上げから爪先の反り上がりが楽な体重移動を後押し。レトロランニングベースのデザインと、計算し尽くされた現代的な機能性を両立した、ハイブリッドな1足。3万9000円(ボイル ブランシェ/ WAKO&CO)
●WAKO&CO
TEL:06-6263-8188
雑誌『Safari』4月号 P211掲載
“FOCUS ON”の記事をもっと読みたい人はコチラ!