〈コンバース フォー ロンハーマン〉いつの時代も大人の品格は靴に表れる!
デザインで汎用性も抜群!
インソールは快適なキャンバス地で、ダブルネームのロゴを配置。黒に白ステッチが効いたミニマルデザインが、洗練されている。シューレースは黒もセット。1万5000円(コンバース フォー ロンハーマン/ロンハーマン)
近頃また、ワイドショーを騒がせているのが、LAに移住したヘンリー王子とメーガン妃。夫妻を擁護した暴露本『自由を探して』が文句ばかり!? と議論を呼んでいるが、王室離脱の元祖といえばエドワード8世。ヘンリー王子と同様、離婚歴のあるアメリカ人女性と結婚するために王座を捨てた“王冠をかけた恋”は今も語り継がれるロマンス。
さらに気さくで、格好よく国民に愛された(かつての話だが……)ことまで共通しているが、お洒落となるとエドワード8世のほうが上手。トレンドセッターとして数々のスタイルを流行らせ、彼が発信源となったアイテムのひとつにはスウェード靴も。当時は男性が履くことがなく、型破りといえるチョイスだったとか。
なるほど元ロイヤルの審美眼にかなった経歴ゆえか、スウェード靴には素朴でありながら、どこか上品な雰囲気が漂う。たとえば、〈ロンハーマン〉が〈コンバース〉に別注をかけたスニーカーを見てほしい。表革を使ったインラインモデルに対し、コチラは深みのある黒スウェードを採用。カジュアルでありながら、大人の品格が漂ってません? さすが希代の洒落者のセンスは現代にも通用。こんな型破りなら、いつの時代も大歓迎!
バルカナイズ製法で作られたソールを丁寧に縫い上げた〈コンバース〉の“クップ”がベース。丈夫かつしなやかな履き心地だ。かかとのソールには、お馴染みのロゴが