ほっこりコーデの野暮ったさを回避できる!
冬スタイルに欠かせない、コーデュロイパンツは“細畝”を!
冬っぽさをスタイルで表現するのに、一番手っ取り早いのがコーデュロイパンツを取り入れること。ちょっと褪せた風合いと、温かみある表情が、ほっこり感のある雰囲気を格上げてくれる。でも野暮ったく見えてしまう……なんて経験のある人もいるのでは? そう思うなら、コーデュロイ生地の中でも細畝のものを選んでみて。
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そもそも、畝ってなんだ? コーデュロイはざっくりいうとタオルと同じ、パイル織物。織り出すことで独特の形状かつ規則的に毛羽立たせ糸が並ぶ様子を“畝(うね)”というが、その幅の太さによって表情がだいぶ異なる。太ければ荒々しい印象に、細ければ上品で繊細な印象となる。大人カジュアルに似合うのは、断然細畝。そんな生地の特性を生かした、上品コーデュロイパンツをいくつか紹介しよう。
8万300円(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
細身ですっきりとしたシルエットが人気のブランドが手掛けるコーデュロイパンツは、その繊細さを格上げする生地の風合いがなによりも魅力。上品なカラートーンは製品染めによる賜物で、こちらの大人っぽさ全開のグリーンは、年明け一番に穿けば春らしさをも先取りできていいかも!
5万600円(PT トリノ デニム/PT ジャパン)
比較的細身シルエットが多いブランドの中でも、一番細いモデルがコチラ。脚のラインがきれいに出ると同時にスタイリッシュに見えるのも魅力。畝は細く繊細で、独特の毛羽立ちによるほのかな光沢と褪せたような見た目が、さりげなく艶やかで上品。かつニュアンスたっぷりな表情を見せてくれるから、大人向きだ。
2万9700円(ブリリア/トヨダトレーディング プレスルーム)
イタリア・ナポリのファクトリーブランドからは、細畝コーデュロイの上品さをいっそう格上げするネイビーの1本がお目見え。スラックスモデルが多いブランドの中では珍しい、5ポケット仕様。これにより適度なカジュアル感もうまく表現できている。濃紺デニムの代替としてコーデすれば、より大人っぽいスタイルが作れる。
21万1200円(アニオナ/ウールン商会)
1953年創業のイタリアブランドは、2020年から長らく休止していたメンズラインが復活。今季お目見えしたコチラは、コーデュロイパンツとしては珍しい、ウエストドローコード付きのジョガーパンツ形。クリーンで温かみを感じるオフ白の色と相まって、アクティブなのに上品という雰囲気を兼ね備える。
3万5200円(メゾン エ ヴォヤージュ/メゾン エ ヴォヤージュ 麻布台ヒルズ店)
通常ならシャツ生地として活用する、超細畝のスピンコットンコーデュロイを採用している。ゆえに、穿き心地は非常に軽やかなのはいうまでもない。1プリーツのゆとりあるシルエットで、色とともにリラックス感と個性を与えてくれる。共地のジャケットやジレもあるので、セットアップでも是非着こなしてほしい。
●ウールン商会
TEL:03-5771-3513
●トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
●PT ジャパン
TEL:03-5485-0058
●メゾン エ ヴォヤージュ 麻布台ヒルズ店
TEL:03-5797-8515
●ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店
TEL:03-3405-0852
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Yuta Yagi