〈カシラ〉被るのも“育てる”のも楽しい技ありのレザーハンチング!
ふとしたきっかけでハマると、トレードマークのように手放せなくなってしまうのが帽子の不思議なところ。その楽しさをハンチングのお洒落で発見させてくれる新作を、〈カシラ〉が作ってくれた。沼にハマること必至の魅力とは!?
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ダニエル・クレイグにデビッド・ベッカムといった英国出身セレブのトレードマークと思いきや、ブラピやライアン・レイノルズなども愛用している姿をよく見るアイテムがある。これって、なんだと思う? これだけでピンときた人は、“帽子意識”がかなり高い人かも。そう、答えはハンチングだ。
ハンチング自体は、イギリスの貴族が狩猟の際に、風雨や寒さから頭部を守る防寒アイテムとして広まったもの。ただ、同じ帽子でもハットとは違って意外とカジュアルにもすんなり馴染んでくれるのがいいところ。それでいてパッと被るだけでクラシックなテイストを取り入れられるので、セレブたちがハンチング沼にハマってしまうのも頷ける。
で、そんなハンチング沼にハマるきっかけになりそうな良作を、帽子専業ブランドの〈カシラ〉が作ってくれたので、是非紹介したい。それが、この“エイトパネル レザーハンチング キャス”だ。ハンチングには、6枚はぎ、8枚はぎ、1枚天井といった多彩な仕立てがあってカタチも様々だが、これは8枚はぎ仕様。ふっくらと頭を包むシルエットを描くことができ、クセのないほどよいツバの長さとボリュームによって小顔効果がある。
そして、最も注目してほしいのは、採用した生地。これが黒レザーで仕立てられているのだが、これがなにを隠そうエンジニアブーツやライダースジャケットによく使われている牛革なのだ。この革は、茶芯と呼ばれるもので、茶色の芯がある革を黒く染めているのが特徴。これを使い込むことで下地の茶色い芯が表面に現れ、独特のエイジングがもたらされる。履き込んだエンジニアブーツでしか得られなかったあの味を、帽子のお洒落でも楽しめるのだから、“育てがい”は十分。さっそく被りはじめて、ベッカムたちもきっと羨む渋さを手に入れてみては⁉
被ったときの自然な膨らみや、頭の形への馴染みやすさにこだわった作りが特徴。しっかりと腰のある黒レザーに対し、白糸を使った縫製のステッチが軽快なアクセントになる。後頭部にはレザーで仕立てたベルトとバックルがあり、最大で2㎝のサイズ調整ができる。2万7060円(カシラ/カシラ プレスルーム)
●カシラ プレスルーム
TEL:03-5773-3161
雑誌『Safari』12月号 P277掲載
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photo : Mika Miyamoto text : Takumi Endo