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CULTURE カルチャー

2021.03.21

【衝撃】まさかの作品賞受賞!
映画『続・ボラット』は、どんな内容なの!?

権威を誇る映画賞のひとつ、ゴールデングローブ賞で、まさかの作品賞(コメディ/ミュージカル部門)受賞。さらに映画界最大のイベントであるアカデミー賞でも、脚色賞と助演女優賞にノミネート! 映画ファンも「本当にいいの?」と半信半疑で心配しながら、賞レースでうれしいサプライズを続けているのが『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』だ。なぜ心配してしまうかというと、このボラットの世界があまりに過激で、危険で、ヤバいから。2006年の前作『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』を観た人なら、おわかりだろう。

 

 


カザフスタン国営テレビのレポーターであるボラットが、祖国のためにアメリカへ渡り、その文化をレポートするとう設定。何も知らないアメリカの市民を突撃取材するのだが、どこまでがドキュメンタリーで、どこまでが作り物か定かではない“危うさ”が大受けした。
 

 

2月28日に行われた第78回ゴールデングローブ賞の授賞式では、リモートでの登場となったサシャ。ちなみに、4月に開催されるアカデミー賞では、本作ではなく『シカゴ7裁判』で助演男優賞にノミネートされている

無知のフリをしたボラットがアメリカの一般市民をおちょくり、人種差別ネタやシモネタ、超くだらないギャグが飛び出す。観ているこちらは爆笑しながら、歯止めの効かない悪ふざけに唖然とするばかり。この前作もアカデミー賞で脚色賞にノミネートされていたりして、実は意外に評価されていたのだ。

今回の続編では、またしてもボラットがアメリカへ向かう。演じるのはもちろん前作に続き、怪優のサシャ・バロン・コーエン。そして悪ノリ度は、前作をはるかにしのぐレベルになっている。
 

 

街角でのゲリラ撮影では、驚く市民の表情が見どころ。過激な演出が盛りだくさんだ

16年後の続編ということで、ボラットが15歳になった自分の娘と初めて会う、という設定。ボラットは前作でカザフスタンに大恥をかかせたことで収容所に入れられていたが、名誉挽回のためにアメリカのトランプ大統領へ貢ぎ物を渡す使命を受ける。

結局、副大統領のマイク・ペンスに猿をプレゼントすることになるのだが、運ばれてきたのは猿ではなく、娘のトゥーターだった。ボラットが、彼女をホワイトハウスへの貢ぎ物にするという、またもやとんでもない物語。
 

 

トランプ大統領の扮装をして、ペンス副大統領の集会に突撃。珍客の登場に、会場は騒然となる!

この作品、2020年に撮影されたので、新型コロナウイルスの感染拡大や、トランプ大統領の最後の一年など、最新のトピックがたっぷり盛り込まれている。ボラットが身につけるマスクが、想像をはるかに超えるデザインになっていたりと、サシャ・バロン・コーエンのぶっとんだ“ひらめき力”は健在だ。

ボラットの暴走行為は、ここに細かく紹介するより、ぜひ観て確認してほしいが、注目なのはボラット以上に過激が言動を繰り広げるトゥーターだ。とにかく常識やモラルを知らない存在なので、観る人によっては完全に女性蔑視ととらえられかねない。まさに表現としてギリギリ、いや完全に一線を超えたシーンもあったりして……。
 

 

トゥーター役を演じるマリア・バカロヴァはブルガリア出身の24歳。国内で活躍後、本作でハリウッドデビュー。体当たりの演技が高く評価されている

とにかくこの役を引き受けるのは、かなりの覚悟が必要だが、演じたマリア・バカロヴァが一切の躊躇もなく演じている姿が、むしろ清々しい。その度胸が買われたのか、バカロヴァは本作で数々の助演女優賞を受賞(アカデミー賞でも助演女優賞にノミネートされた)。一気に知名度がアップした。モデルとしても活躍している美女の暴走演技は必見だ。

本人役で顔を出すトム・ハンクスのほか、副大統領のペンスや、トランプを熱烈支持する元NY市長のジュリアーニら、無許可で登場させられたケースも多く、次に何が出てくるか予想不能状態は、最後の最後まで続く。おふざけの極みながら、実は痛烈な社会批判が込められていたりするので、アカデミー賞も放っておけない、というわけか。

ただ、やっぱり万人にはオススメできない。でも、そう言われると観たくなる人もいるのも事実。何かとコンプライアンスなどを気にしすぎて、表現が抑えめになっている映画の世界で、このボラットがストレスを一気に解消してくれる……かも!?

『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
原案・製作・脚本・出演/サシャ・バロン・コーエン 監督/ジェイソン・ウォリナー 出演/マリア・バカロヴァ 配信/アマゾン プライム・ビデオ
2020年/アメリカ/視聴時間96分

アマゾン プライム・ビデオで配信中

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
photo by AFLO
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