ついに再開した“バンクシー展”!
アップデイトもされたその中身とは?
休日はもちろん、平日の早朝にまで波乗りに行きたくなる季節。そんなアクティブ男は、普段美術館など、アートに関わることなんか興味ない!? いえいえ、そんなことはありません。なんにでもこだわりを持つアングラ好きでストリートな男なら、絶対に注目ししているアーティストがいるはず。そう、それが今、世界を賑わしている“バンクシー”!
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作品はいろいろな形で展示されている。見るものを飽きさせないのはもちろん、一番いい形で作品を表現してくれている。
世界がもっとも注目する作家といっても過言ではないバンクシー。彼が送り続けるワイルドでユーモアのある、そして訴えかけるようなメッセージ。これは、きっと反骨精神を持ち合わせている男にはたまらなくぐっとくる刺激的なアート。というわけで、きっとあなたも見に行きたいと思っていたはず。それが、初上陸の『バンクシー展 天才か反逆者か』。少なくとも、世界に衝撃を与えている作品を見るこのチャンスを見逃す手はない。


KATE MOSS

今回改めて紹介するのにはワケがあり、7月1日(水)から新たに時間を早めてオープンするからだ(開始時間を繰り上げ、休日8:00、平日9:00開場)。その理由は言わずもがなだが、密を避けるため。開館時間を延ばしてピーク時間を分散し、ゆっくりと距離を保って作品を楽しんでもらうという配慮。人気であるからこその、今までにはなかった美術展の対応を示してくれたことになる。もちろん、サーモグラフィーによる検温チェックや手指のアルコール消毒などの対策は万全。安心してじっくりと作品を味わうことができる。
今回の展覧会プロデューサー、アレクサンダー・ナチケビア氏。「我々が本展で目指しているのは、作品の表層を取り上げるだけでなく、その内面を知って見ていただくことです」と語る



作品は、貴重なコレクター所有作を中心に約70点以上。もちろんすべてが初上陸になる。内容は、オリジナル作品をはじめ、立体オブジェクト、政治的なメッセージの中にもユーモアが表現された風刺作品、そして、作品にこめられた想いを映像で紹介するマルチメディアな体験空間など。なんと、今までのバンクシー展の中でも過去最大級の規模だという。
アレクサンダー・ナチケビア氏いわく、「バンクシーは主にストリートで活動するグラフィティ・アーティストとして知られていますが、スタジオで制作する一面も持っています」
彼が、なにを表現して、なにを伝えたくて、その背景にはどんな出来事があるのかを、このバンクシー展で感じられるはず。今までは、賑わしている面白いアーティストがいるなって思っていた程度の人も、この作品群を見れば、きっともっと奥深くの彼の考えていることに触れることができるかもしれない。感じ方はひとりひとり違うが、今話題のバンクシーの世界観を是非“心”で堪能してほしい。そして、会場を出るそのときに、バンクシーの才能は“天才”なのか、それとも“反逆者”なのか? を自分の心に確かめてみて!
●『BANKSY GENIUS OR VANDAL?』
〈バンクシー展 天才か反逆者か〉
期間:~2020年9月27日(日)
営業時間:平日9:00~20:30、土・日曜、祝日8:00~20:30(ともに最終入場20:00)
会場:アソビル
住所:神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル2F
URL:http://banksyexhibition.jp/
※チケット購入はURLまで。