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CULTURE カルチャー

2020.06.10

タフで、お茶目なところが魅力!
マーク・ウォールバーグ映画5選!

筋骨隆々の肉体で敵をぶっ飛ばす骨太なアクション劇と、熱血が行き過ぎて笑いを誘うコメディ作。マーク・ウォールバーグは硬軟織り交ぜた役柄で、我々を常に楽しませてくれる貴重な存在だ。そんな彼の魅力が存分に堪能できる作品を5本セレクト。さて、あなたはタフで頼れるマークと、お茶目なマーク、どっちがお好き!?

 

 
タフで、お茶目なところが魅力!マーク・ウォールバーグ映画5選!

『ブギーナイツ』
製作年/1997年 監督・脚本/ポール・トーマス・アンダーソン 共演/バート・レイノルズ、ジュリアン・ムーア

演技力が認められた出世作!
もともと“マーキー・マーク”という名のミュージシャンで有名になったマーク・ウォールバーグ。俳優に転身して、最初に大きな注目を集めたのが、この『ブギーナイツ』だ。演じたのは、ポルノ映画の男優エディ。俳優になる前には、カルヴァン・クラインの下着モデルも務めたマークにとっては、まさにハマリ役。エディは、下半身の“サイズ”が認められてポルノ業界にスカウトされるという設定だからだ。ダーク・ディグラーという芸名でスターになった彼が、ポルノ映画界という独特の世界に翻弄され、劇的な運命をたどっていく。

舞台となった1970年代のカルチャーをきらびやかに再現しつつ、“業界”にうごめく個性派キャラが次々登場。キャストもクセ者ぞろいなので、マークが演じるエディ=ダークが純粋に見えてくる。多くのキャラが経験する挫折と再生ドラマも共感度大。その後、トップスターへの道を突き進むマーク・ウォールバーグだが、敬虔なカトリック信者で、今は4人の父である彼は本作への出演をちょっぴり後悔しているとか。そんなマークの思いを重ねながら観れば、キャリアの中での貴重な1作だとわかるはず。 

 
 

 
タフで、お茶目なところが魅力!マーク・ウォールバーグ映画5選!

『ミニミニ大作戦』
製作年/2003年 監督/F・ゲイリー・グレイ 共演/シャーリーズ・セロン、エドワード・ノートン、ジェイソン・ステイサム

マークらしさが凝縮されている1本!
肉体で魅せるアクション、痛快&豪快なノリ、エンタメ的楽しさという、マーク・ウォールバーグ主演作の“基本”が揃ったのが本作。ヴェネチアの金庫に保管された50億円もの金塊を盗む計画が失敗。それから1年後のロサンゼルスで、奪われた金塊を取り戻そうとする物語。タイトルの“ミニ”は、金塊奪取の計画に使われるミニクーパーのこと。つまりカーアクション映画としても見ごたえ満点ってこと! 1969年の同名映画のリメイクなので展開の面白さも保証済みだ。

マークの役は、犯罪計画のリーダーで、彼がプロフェッショナルな仲間をリクルートして、無謀な計画に挑む。最大の見せ場は3台のミニクーパーがみせる常識破りのアクションで、ヘリコプターに追われたり、地下鉄の駅の階段を降りていったりと、テンションは上がりまくり! ある意味で何も考えず、映像と音で楽しめるというのが、マーク・ウォールバーグ映画らしい。シャーリーズ・セロンら共演陣も豪華で、マークの主演作では人気が高い1本である。 

 
 

 
タフで、お茶目なところが魅力!マーク・ウォールバーグ映画5選!

『ザ・シューター/極大射程』
製作年/2007年 監督/アントワーン・フークア 共演/ダニー・グローバー、マイケル・ペーニャ

マークが最も得意とするキャラクター!
『ローン・サバイバー』、『パトリオット・デイ』など、マーク・ウォールバーグのアクション主演作にはシリアス&骨太系も数多い。その中でも隠れた名作といえるのがコレ。アメリカ海兵隊員のボブ・リー・スワガーは、スナイパーとしての腕前は誰にも負けなかった。軍の極秘任務で仲間を亡くしたことから隊を退き、隠遁生活を送っていた彼に、大統領暗殺計画を阻止してくれという依頼が舞い込む。仕方なく承諾するスワガーだが、その裏では恐るべき陰謀も進行していた。

孤高の無敵男が、かつて誰も経験したことのない過酷な試練に立ち向かう……。これこそ、マーク・ウォールバーグが最も得意とする役どころ。スナイパーとして狙った標的に銃をかまえるシーンなど、そのストイックな“仕事人”の表情に、見ているこちらの集中力もアップ。心に深い傷を抱え、俗世間から離れて暮らす姿も、これまた妙にカッコいい。この成功に気をよくしたマークは、本作の世界観を広げた、同じタイトルのドラマ『ザ・シューター』を製作総指揮(自分は出演せず)。マークにとっても、お気に入りの作品なのである。 

 
 

 
タフで、お茶目なところが魅力!マーク・ウォールバーグ映画5選!

『ザ・ファイター』
製作年/2011年 監督/デビッド・O・ラッセル 共演/クリスチャン・ベール、エイミー・アダムス

演技力の高さを見せつけた!
マーク・ウォールバーグの演技力がハイレベルで発揮された作品を聞かれたら、この『ザ・ファイター』を挙げる人は多いだろう。マークが演じたのは、兄のディッキーから指導を受けるボクサーのミッキー。ディッキーは天才ボクサーなのだが、麻薬に手を出し、犯罪も起こす。そんな複雑な家庭環境で、兄や母から過剰な期待をかけられつつ、なかなか試合に勝てない……。屈折しまくりな状況のミッキー役で、ほかの映画とはまったく違うマークを目にすることができる。

自他ともに認める“肉体派”のマークは、本作のためにトレーナーの下で準備を積み、プロボクサーと比べても遜色のない完璧な肉体を作り上げた。特にリングでのシーンはリアリティ満点だ。この映画はアカデミー賞で、ディッキー役のクリスチャン・ベールが助演男優賞、愛情過多で独善的な母親役のメリッサ・レオが助演女優賞を受賞。マークは主演でありながら、彼らの熱演を引き出すという一歩引いたその姿勢で感動を高めることに成功。実話の映画化で、モデルとなったミッキー本人も特別出演している。 

 
 

 
タフで、お茶目なところが魅力!マーク・ウォールバーグ映画5選!

『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』
製作年/2010年 製作・監督/アダム・マッケイ 共演/ウィル・フェレル、エバ・メンデス、サミュエル・L・ジャクソン、ドウェイン・ジョンソン

マーク史上、最高ランクの楽しさ!
マーク・ウォールバーグの魅力のひとつが、まじめにやればやるほど笑っちゃうという演技。その魅力が発揮されて、多くの人に愛されたのが『テッド』だが、それ以上にマークのコメディの才能が炸裂しまくるのが本作。タイトルのとおり『俺たち』シリーズなので、主人公たちのふざけた活躍が見もの。マークが演じるのはNY市警の刑事テリーで、血気盛んで暴走しやすいタイプ。そんな彼が、内勤好きなオタク刑事アレンとコンビを組むことになる。

何から何まで正反対のテリーとアレン。そのギャップはもちろん、相棒の不甲斐なさにブチきれるマーク・ウォールバーグの演技にいちいち爆笑。全くモテないタイプのアレンに、実は超セクシーな妻がいたと発覚するのだが、その瞬間のテリーの驚きの表情は最高! さらに先輩刑事コンビとしてドウェイン・ジョンソンとサミュエル・L・ジャクソンが出演。豪華キャストの登場に喜ぶのもつかの間、あっさりと序盤で消えてしまう! あらゆる方向で予想を裏切る展開が用意されている、なんとも痛快な作品なのだ。刑事アクション映画としてのド派手さも含め、“楽しさ”という点ではマーク・ウォールバーグ作品の中でも最高ランク! 

 
 

 

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
photo by AFLO
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