Safari Online

SEARCH

CULTURE カルチャー

2025.01.01


【2025年の洋画ヒット展望③】メガヒット間違いなしのシリーズ最新作が続々公開!


『ミッション:インポッシブル/ファイナルレコニング』(5/23公開)

2024年には洋画の実写作品に特大ヒットが出なかったが、その分、2025年は巻き返しが期待される。この命運を握っているのが、日本でも圧倒的な人気を誇るブロックバスターのシリーズ2作だ。

2022年の『トップガン マーヴェリック』は日本での興行収入が138億円、2023年の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』は同54.3億円と、トム・クルーズ主演作はハイアベレージの成績を残している。後者の続きで、シリーズ通算8作目となる『ミッション:インポッシブル/ファイナルレコニング』(5/23公開)は、大きな話題となることだろう。前作に続いてイーサン・ハントの過去も重要なポイントになるうえ、1996年の1作目などシリーズ初期作との繋がりも濃厚なようで“集大成”という言葉に偽りはない。もしかしてトム・クルーズのイーサン役がこれで最後かも……という噂もあるし、空中や水中でのトムの過酷を極めるスタントも予告されている。社会現象を起こした『トップガン マーヴェリック』と同じ5月公開というのも、メガヒットの予想を加速させる。
 

  

 

『ジュラシック・ワールド:リバース』(夏公開)※撮影中のカット

もう一本は、新作がつねに年間トップ10に入る『ジュラシック』シリーズ。スティーヴン・スピルバーグ監督が映像の歴史を変えた『ジュラシック・パーク』から数えると7作目、『ジュラシック・ワールド』と名前が変わってから4作目となる『ジュラシック・ワールド:リバース』(夏公開)は、前作から5年後を舞台に、人類の薬のために恐竜からDVAを採取するプロジェクトが描かれる。主演はスカーレット・ヨハンソン。監督を任されたのは『GODZILLA/ゴジラ』のギャレス・エドワーズなので、恐竜のアクションは信頼度満点だ。
 

  

 
この2トップ以外で、ヒットを狙えるアクション大作、または大穴のポテンシャルを秘めた作品も数多い。『アベンジャーズ』シリーズが一旦終了し、やや落ち着いた感のあるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)では、『サンダーボルツ*』(5/2公開)に注目したい。マーベル映画の“クセ強”系ヴィランが集結し、アメリカ国家のためのミッションを任されるとあって、痛快なノリが予感される。ウィンター・ソルジャー役のセバスチャン・スタン、2代目ブラック・ウィドウ役のフローレンス・ピューのほか、アメリカ大統領役でハリソン・フォードが出演している。ハリソンのこの役は、MCUのもう一本『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2/14公開)で初登場となるので、2025年のMCUの“顔”と言っていい。
 

  

 
キアヌ・リーヴスのライフワークとなった『ジョン・ウィック』シリーズからは、スピンオフの『バレリーナ』が待機している。3作目の『ジョン・ウィック:パラベラム』にちらっと出ていた、ダンサーで暗殺者の“バレリーナ”が主人公。演じるのは『007』のボンドガール以来、大人気となったアナ・デ・アルマスで、もちろんキアヌのジョン・ウィックも登場する。『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレックが、アクションたっぷりのスパイスリラーで主演を務める『アマチュア』(4/11公開)も要チェックの作品だ。戦闘や暗殺の経験がゼロという男が、妻を殺したテロリストに復讐するというプロットなので、観ているこちらの共感度が爆上がりする可能性は大。そしてサプライズに期待できるのが『ミッキー17』(6/6公開)だ。韓国のポン・ジュノ監督が『パラサイト  半地下の家族』の後、ハリウッドのメジャースタジオと組んだというだけで期待感がアップ。命を落としながら何度も肉体を再生させる主人公が、宇宙での過酷な仕事などに挑むドラマで、またも未体験の世界を提供してくれそうだ。主演は『TENET テネット』などのロバート・パティンソン。
 

  

 
また侮れないのが、人気ゲームの映画化だ。2023年に『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』が大ヒットしたのも記憶に新しい。2025年、その役割を担うのが『マインクラフト/ザ・ムービー』(GW公開)。世界での売り上げが3億本を超え、日本でも“マイクラ”と呼ばれ大人気のビデオゲームが、満を持しての実写化。生き物を含めてすべてが四角形のスタイルをした異世界で、ノンストップのアドベンチャーが繰り広げられる。主演は『アクアマン』のジェイソン・モモアなのでアクションも満載のはず。カラフルなビジュアルだけでテンションが上がるが、アニメ化だった『マリオ』と違って、ゲームの実写化は当たりハズレの振れ幅が大きい。どちらに転ぶかわからないのも、ある意味、楽しみだ。
 

  

 
最後に最も気になるのが、この新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(12月公開予定)だ。2009年公開の第1作は日本でも興行収入159億円の超特大ヒット。これは洋画歴代の5位。そして世界興収は現在も歴代1位という『アバター』。しかし13年後の2作目『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は世界で歴代3位の成績を収めるも、日本では期待の数字に達しなかった。この3作目はファイヤー(炎)、アッシュ(灰)というタイトルから想像すると、前作の海とは違った世界が舞台になるはず。新たな生命体も登場するということで、さらなる革新的映像がお目見えするこの新作が、日本で起死回生の挽回を見せてほしいが……。

期待作が予定どおり、またはそれ以上の数字を記録するのか。そして予想外のヒット作がいくつも生まれるのか。2025年の洋画の活況に期待したい。

※正式な邦題が決まっていない作品は、原題で表記しています。
※公開時期が表記されていない作品は「2025年公開予定」ですが、日本公開が2026年になる可能性もあります。

●こちらの記事もオススメ!
【2025年の洋画ヒット展望①】アカデミー賞期待作とミュージシャン映画が話題を独占する!?
【2025年の洋画ヒット展望②】あのスター、あのシリーズ作品が大復活!
映画ライター森直人が選ぶ!年末年始に絶対観てほしい2024年公開の洋画ベスト5
 

  

 

 
文=斉藤博昭  text:Hiroaki Saito
Photo by AFLO
創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!
SPONSORED
2025.12.01

創業地“小矢部”の名を冠した〈ゴールドウイン〉のプレミアムな1着!
大人のスキーウエアは上質感と快適さで選ぶ!

1950年にはじまった〈ゴールドウイン〉のヒストリー。その新作スキーウエアコレクションの名前は、創業地にちなんだ“オヤベ”だ。歴史の深みを感じさせ、エイジレスなスタンダードデザインでありながら、機能は最新鋭。素材はもちろん、ひとつひとつの…

TAGS:   Fashion
初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!
SPONSORED
2025.11.25

初登場HYDEが〈ハリー・ウィンストン〉をまとう!
カリスマに似合うのはいつも最高峰の輝き!

一流は一流を引き寄せるとは、よくいわれること。ロックアーティストHYDEがまとったのは“キング・オブ・ダイヤモンド”として名高い、世界最高峰のジュエリー&ウォッチブランド〈ハリー・ウィンストン〉。常に最高を求め続ける両者が出会うと、どんな…

TAGS:   Fashion Watches
〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!さりげに違い出しできる大人の冬アウター
SPONSORED
2025.11.25

〈タトラス〉で見つけたここぞの1着!
さりげに違い出しできる大人の冬アウター

冬カジュアルの主役であるアウターは、さりげなく違いが出せる1着を選びたい。そこで注目すべきなのが、大人のための上質な冬アウターに定評のある〈タトラス〉。定番ベースのシンプルなデザインを基本としつつ、街ゆく人をハッとさせるさりげない“違い”…

TAGS:   Fashion
〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!大人の革小物はさりげなロゴ使いで!
SPONSORED
2025.11.25

〈サンローラン〉なら小さくても格上感あり!
大人の革小物はさりげなロゴ使いで!

普段、バッグや靴ほど目立たないが、意外とセンスを問われるのが財布などの革小物。大人ならシンプルながらも品があって、さりげない上質感のあるものが狙いめだ。となれば〈サンローラン〉の革小物を。小ぶりなアイコンロゴがピリッと効いた財布やカードケ…

TAGS:   Fashion
大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!冬カジュアルに効く品格バッグ!
SPONSORED
2025.11.25

大人にこそ持ってほしい〈フルラ〉の新作!
冬カジュアルに効く品格バッグ!

大人の冬カジュアルに欠かせない名脇役がバッグ。どんな着こなしにも似合う上質なバッグがあれば、気分よく外出できるというもの。そこでおすすめしたいのが、〈フルラ〉の新作として登場した“アーバン バックパック”。コートなら背負って、短丈ブルゾン…

TAGS:   Fashion
俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!
SPONSORED
2025.11.25

俳優・桜田 通が〈ベル&ロス〉の希少な限定モデルをつけこなす!
“赤き情熱”と“煌めく緑”の衝撃!

航空計器から着想を得た革新的なデザインが人気の〈ベル&ロス〉から、2本の限定モデルが登場した。情熱的な輝きを放つダイヤルの赤と闇夜にクールに浮かび上がる蓄光の緑。異なる魅力を宿す2本のパワーウォッチがファッションシーンでも注目を集める俳優…

TAGS:   Fashion Watches
機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?
SPONSORED
2025.11.25

機能美が所有欲をくすぐる〈アシックス〉のワーキングシューズ!
こだわる男のための次世代ワークブーツとは!?

男のカジュアルウエアは、ワークやミリタリーをモチーフにしたタフで骨太なアイテムが定番。それは服だけでなく、足元も同じだ。とはいえ往年のワークブーツなどでは、履き心地やスペック的に現代の暮らしにフィットしない!? ならば、〈アシックス〉のワ…

TAGS:   Fashion
“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!“上質”を贈りたい 大人のギフト!
SPONSORED
2025.11.25

“とっておき”を、自分にも、大切な人にも!
“上質”を贈りたい 大人のギフト!

クリスマスに忘年会、そしてニューイヤー……年末年始は、特別なギフトシーズン。頑張った自分へのご褒美に、大切な人に感謝を込めて、“とっておきの上質”を贈りたい。自分の身と心を一新させるようなワザありの逸品から、相手の顔が思わずほころぶ名品ま…

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。
SPONSORED
2025.11.18

素材感と職人技が光る〈アニアリ〉。
ミニマルに洗練されたジャパンメイドのトートバッグ。

上質なレザーのしなやかな感触と使い勝手の良さで支持を集めている〈アニアリ〉のバッグ。ミニマルで洗練されたデザインは、装いを自然に洗練されたものへと導いてくれる。また、確かな日本の職人技に裏打ちされた使いやすさと安心感が、使うほどに深まる風…

TAGS:   Urban Safari Fashion
建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。
SPONSORED
2025.11.14

建築家・クマタイチが〈バルミューダ〉で発見。
豊かな暮らしをデザインする、加湿器の新しい選択。

〈バルミューダ ザ・ストア 青山〉を訪れた建築家・クマタイチさん。暮らしに寄り添う建築を数多く手掛けてきたからこそ、関心を寄せたのは新しい加湿器“レイン”だ。ただ湿度を調整するだけでなく、暮らしを豊かに導くための機能や造形美を兼ね備えた“…

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!名作時計はファッション使いするのが決め手!
SPONSORED
2025.11.11

勝利を呼び込む〈タグ・ホイヤー〉の傑作3選!
名作時計はファッション使いするのが決め手!

2025年で創業165周年を迎え、そのうえ、22年ぶりにモータースポーツの最高峰である“F1”公式タイムキーパーにも返り咲いた〈タグ・ホイヤー〉。モータースポーツと密接な関わりをもち、勝利を象徴するウォッチとして君臨してきたそれは、時を経…

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ