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CULTURE カルチャー

2024.02.10

U-NEXTの新作ドラマ『HALO シーズン2』
「ドラマとしての最高の仕上がりを目指した」


パブロ・シュレイバー/1978年4月26日生まれ。カナダ出身。2001年『バブル・ボーイ』で映画デビュー。出演作に2016年『13時間 ベンガジの秘密の兵士』、2018年『ファースト・マン』などがある

世界で累計8200万本以上の売上を誇る、人気ゲーム『Halo』。宇宙を舞台にした人類と異星人のバトルアクションということで、まさに映像化向きだったこのゲームを、スティーヴン・スピルバーグのアンブリン・テレビジョンなどが共同制作で、オリジナルドラマシリーズとして、全米で2021年に配信。そのシーズン1の初回24時間の視聴数は史上最高記録を樹立した。

26世紀の宇宙を舞台に、コヴナントと呼ばれる異星人同盟と人類の果てしなき戦いを描いたこの『HALO』。いよいよシーズン2が幕開けとなる。そのタイミングに合わせて、主人公の最強兵士、マスターチーフを演じたパブロ・シュレイバーに、今回の見どころや人気シリーズを背負う俳優としての自覚などを直撃した。

ーーシーズン1の時に、あなたはマスターチーフ役を演じることを“光栄”だと話していました。シーズン2で、その心境に変化はありましたか?

「シーズン1では、このキャラクターに命を吹き込めたことを光栄に感じたのです。シーズン2の撮影に取り組みはじめた時も、その感覚は変わりませんでした。このシリーズは破格のスケールですから、一緒に仕事をしている人たちにとって大きな意義をもたらします。それを実現させるうえで、僕には責任感が伴うわけです。撮影中は毎朝、“あの状況を改善しなければ”と、その日の目標を考えながら目を覚ましていました」
 

 


ーー人気ゲームのドラマシリーズ化ということで、シーズン1ではファンの反応が気になったと思います。

「いや、じつは気にしないようにしていました。『Halo』は膨大な数のファンがいるので、当然のごとくさまざまな意見が噴出します。すべてのファンを幸せにするのは不可能。そこを理解する必要があります。僕の仕事は、あくまでもドラマシリーズの製作者のビジョンを現実化すること。ドラマとしての最高の仕上がりを目指しただけです」

ーーシーズン1とシーズン2の間には、長いインターバルがあったのですか?

「けっこう長かったですね。シーズン1の撮影も新型コロナウイルスの影響で、途中で7カ月間、撮影が中断されました。そしてシーズン1が終了して、約一年間の休みがあったので、そこでかなりリラックスできたのです。撮影前にトレーニングを開始し、あのマスターチーフのアーマースーツを着た瞬間、“戻ってきた”という感慨に包まれました」

ーーシーズン2の冒頭では、マスターチーフが重要な相手を失った悲しみを引きずっています。

「マスターチーフの意識はコルタナ(女性型の人工知能)とリンクしており、彼らの関係は他の人間が経験できない親密さです。シーズン1でマスターチーフは、その関係性に抵抗感をもっていました。兵士としてのパフォーマンスを向上させるうえで、コルタナの能力に疑問を感じていたのです。最終的に彼女の価値を受け入れ、それが愛情に変わるわけですが、シーズン2の冒頭でコルタナが連れ去られたことで、マスターチーフは喪失と向き合います。役を演じるアプローチとして、こうした感情の流れはどんなドラマでも用意されているでしょう」

ーーこれからシーズン2を観る人の期待を高めるために、最も大変だったアクションシーンを教えてください。

「大変だったシーンを挙げるとキリがないですが……(笑)。シーズン2の最初に、マスターチーフを中心にした兵士たちがコヴナントと戦います。霧の中で展開され、瀕死の仲間を助けたりして、シーズン全体のはじまりとして、見事な“キックオフ”になりました。また、エピソード4は全体が長いアクションのシークエンスになっています。かなりチャレンジングでしたが、あそこは多くの『Halo』ファンの心にも響くことでしょう」
 
 


ーーあなたの俳優のキャリアの中でも、これほど長く1つの役を演じるのは初めてではないですか?

「そうなんです。シーズン1の撮影をはじめたのが今から5年前。ようやくシーズン2の配信がはじまったことを考えると、かなりの年月ですよね。マスターチーフという1つの役が、時間の経過とともにどんな進化を見せ、これからどこへ向かうのか。そこを味わうのは、とても貴重な経験です。彼ら(製作者)が望む限り、僕の肉体の中で役が生き続けることに、今は興奮しています」

ーーそもそも俳優をはじめた頃、このような人気シリーズの主演を務めることを想像していましたか?

「いや、夢にも思いませんでした(笑)。ただ、いつか自分が何かの先頭に立つ人物になるだろう……という予感はありました。でもさすがに、エイリアンと戦う“人類最後の希望”の英雄を演じるなんて、そんなこと想像する人はいないでしょう(笑)?」

ーーあなたのインスタグラムを見ると、プライベートでは大自然やアウトドアライフを満喫しているようですが、『HALO』に参加したことでゲームに熱中したりは?

「大自然の中で過ごすことは、僕の人生で大切な部分を占めています。心から楽しめる時間ですから。でもゲームもやってますよ。僕には2人の息子がいて、まだ10代なので、彼らはゲームに夢中です。父親として息子との関係を保つため、一緒にプレイしているんです。そうやってゲームは、僕の人生に入り込んできてますね」

ーーあなたは、『スポットライト 世紀のスクープ』や『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』などの、俳優リーヴ・シュレイバーの弟(異母弟)としても知られています。

「俳優という同じ職業の家族がいて、一緒に成長し、おたがい仕事で成功する。そんな例は少ないですから、とてもうれしく感じています。客観的に見ても兄の演技はすばらしいので、心からリスペクトしていますよ」

ーー“いつかウルヴァリン役を演じたい”と話していましたが、その夢はまだ継続中ですか?

「あぁ、それは誰かに聞かれて“はい”と言っただけです。だって俳優をやっていて“ウルヴァリンを演じたいですか?”と質問されたら、誰でもそう答えるでしょう。もちろん本当にウルヴァリンを演じるチャンスが用意されたら、やりますよ。僕が演じるメリットもあります。すでに兄が『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でセイバートゥース(ウルヴァリン=ローガンの兄のミュータント)を演じてますから、僕にとってウルヴァリンはハマリ役になるんです(笑)」

『HALO シーズン2』U-NEXTで配信中
製作総指揮/デイビット・ウィーナー、スティーヴン・スピルバーグ、ダリル・フランク、ジャスティ ン・ファルヴェイ、キキ・ウォルフキル、オットー・バサースト、トビー・レスリー、ジャ ン・パオロ・ヴァラーニ 出演/パブロ・シュレイバー、ナターシャ・マケルホーン、ジェン・テイラー、ボキーム・ウッドバイン、シャバーナー・アーズミー
全8話(第1、2話を配信中。以降、毎週木曜1701分より1話ずつ配信。日本語吹き替え版は2月下旬より配信予定)
 
  

 


 

 

 
取材・文/斉藤博昭  text:Hiroaki Saito

HALO シーズン2
U-NEXTにて独占配信中
Halo © 2024 Microsoft Corporation. All Rights Reserved.
HALOはU-NEXTで独占配信中
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