【まとめ】ブルース・ウィリス出演映画6選
Safari Onlineでこれまで配信してきたブルース・ウィリスの出演映画をまとめてお届け!
『ダイ・ハード』
製作年/1988年 原作/ロデリック・ソープ 監督/ジョン・マクティアナン 出演/ブルース・ウィリス、ボニー・べデリア、アラン・リックマン
愛妻家であるばっかりに事件に巻き込まれてばかり!
舞台はクリスマスのLA。日系企業のハイテク高層ビルを、自称テロリストの武装集団が乗っ取った。クリスマス休暇でこの地を訪れ、同社の重役である妻に会いに来たNY市警の刑事ジョン・マクレーンは敵の目を逃れて、人質となることを回避。外部のパトロール警官と無線で連絡を取りながら情報を集め、たったひとりで武装一味にゲリラ戦を挑む。
ご存知、ブルース・ウィリスふんするマクレーン刑事の受難を描いた人気作。悪い時に悪い場所にいてしまったばかりに、市警の仕事以上にシンドい戦いを強いられるマクレーン。割れたガラスの上を裸足で走らざるをえなかったり、屋上からダイブするハメになったり……なのだから、“なんで俺が”とボヤきが出るのも頷ける。しかし、そんな彼の奮闘を観客は愛し、大ヒットしたことで後にシリーズ化。2作目では妻を迎えにいった雪降るダレス国際空港でテロ事件に巻き込まれ、3作目では休暇中だったのに犯人に名指しされハーレムで過激な看板を首から下げるハメに……。ちなみに3作目の日本公開時につけられた宣伝用キャッチコピーは“世界一、運の悪い奴。”というものだった。
『パルプ・フィクション』
製作年/1994年 原案・監督・脚本/クエンティン・タランティーノ 出演/ジョン・トラヴォルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリス
映画界を変えたタランティーノの出現!
90年代、映画の世界を革新した才能といえば、クエンティン・タランティーノ監督だろう。『レザボア・ドッグス』で注目され、この監督2作目でカンヌ国際映画祭の最高賞、パルムドールを受賞。映画のスタイルが何もかも独創的で“新しい映画”を体験する感覚をもたらしてくれた。ダイナーで、何やらダラダラと会話を続けていた2人が、いきなり犯罪行為で暴走化する。そんなオープニングから、劇的な事件が起こったり、あるいは意味不明だけど楽しそうな会話が続いたり……と、時制も場所もフラッシュされて、複数のエピソードが交錯していく。
ボスの情婦と一夜を共にすることになるギャング、ボクシングで八百長試合を頼まれるボクサーなど、出てくるキャラクターはすべて濃密な香りを漂わせ、俳優たちもリミッターを外したかのようにそれぞれの役で怪演をみせる。なかでも当時、キャリアが低迷していたジョン・トラヴォルタは本作で見事に復活。彼とユマ・サーマンが踊るツイストや、サーフミュージックとして知られる曲『ミザルー』のクールな使われ方など、強烈に記憶にやきつくシーンも多数。そしてタランティーノの代名詞となったバイオレンスでも圧倒する。革新性とインパクト、そしてスタイリッシュな魅力で90年代の頂点に立つ一本だ。
『12モンキーズ』
製作年/1995年 監督:テリー・ギリアム 出演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ、クリストファー・プラマー、デヴィッド・キース
エキセントリック&ハイテンションぶりに驚愕!
ウィルス・テロによって人類の大半が死滅した未来。囚人のコール(ブルース・ウィリス)は科学者たちの命令によって過去へタイムスリップし、事件の鍵を握る謎の組織“12モンキーズ”の実態を明らかにしようとするが……。『未来世紀ブラジル』で知られる奇才テリー・ギリアムが奇想天外な創造性を十二分に発揮したSFサスペンス。
本作をめぐってはウィリスとブラピがそれぞれ「自分のイメージからの脱却」を求めてギリアムに出演を直談判したことでも有名。特にブラピの役柄は謎の組織のリーダー格であり、精神科病棟で見せるケツ丸出し(ブラピのアイデアだとか)のエキセントリック&ハイテンションぶりは今や伝説として語り継がれるほど。役の習得のためボイスコーチに付いて舌と唇の動かし方を徹底的に鍛え上げたというから、その覚悟も相当なものだったようだ。本作の演技で彼は人生初のオスカー(助演男優賞)候補入りと、ゴールデン・グローブ賞受賞を果たしている。
『アルマゲドン』
製作年/1998年 出演/ブルース・ウィリス、ベン・アフレック、ビリー・ボブ・ソーントン、リブ・タイラー
小惑星と地球の各地を破壊!
人類の滅亡を招きかねない小惑星が地球に接近。地球への激突を防ぐ方法はただ1つ、小惑星の内部に核爆弾を設置し、内側から破壊すること。このミッションを成功させるため、石油採掘のスペシャリストとして名高いハリー・スタンパー(ブルース・ウィリス)ら14人の男たちが小惑星へと飛び立つことに……。
人類滅亡へのカウントダウンが刻々と刻まれる中、運命を委ねられた男たちの激闘が展開。破壊王マイケル・ベイの勢いは地球の外でも衰えることを知らず、小惑星爆破にまつわる一連のシークエンスは予想通りダイナミック。そのほか、NYやパリに隕石が降り注ぎ、物語の幕開けとなるパニックシーンでもクライスラービルなどを破壊し、さすがの豪快さを嬉々として見せつけている。
『シックス・センス』
製作年/1999年 監督・脚本/M・ナイト・シャマラン 出演/ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント
“衝撃のラスト”といえば、こちらが代表作!
“ドンデン返しの映画”と聞いて、多くの人が思い浮かべるのが本作だろう。監督は、この映画で一気にその才能が認められた鬼才(奇才?)、M.ナイト・シャマラン。衝撃のクライマックスが用意されつつ、驚きだけでなく納得させ、感動もさせるという離れワザを鮮やかにこなす。そんな見本のような作品だ。
ブルース・ウィリスが演じる小児精神科医のマルコムが、ある悩みを抱えたコールという少年と出会う。コールには「死者が見える」能力があり、そのせいで周囲から白い目で見られているという。医師の立場からコールの苦悩を和らげようとするマルコム。そんな彼自身も、妻など身近な人との心のすれ違いを経験していた。
本作のオチは今ではあまりに有名だが、そのオチを知ってもう一度観直すと、より作品の魅力が伝わってくるのでオススメ。アクション映画とはひと味違うブルース・ウィリスの名演技や、ハーレイ・ジョエル・オスメントの天才子役ぶりが必見。彼が目にする死人の描写など、途中のスリルも満点!
【ここからエンディングのネタバレ】
マルコムはすでに死んでいた。だから実生活で妻などに見向きもされず、死者が見えるコール少年とはコミュニケーションが可能だったのだ。地上をさまよっていたマルコムの魂は、少年との出会いにより、ようやく天国へと向かうことに。
『デス・ウィッシュ』
製作年/2018年 監督/イーライ・ロス 脚本/ジョー・カーナハン 出演/ブルース・ウィリス、ヴェンセント・ドノフリオ、エリザベス・シュー
バイオレンス描写に衝撃を受ける!
ウィリスが演じる主人公のポール・カージーは、シカゴの病院で救急患者を専門に担当する外科医。ときには事件の加害者も、あのブラックジャックのような天才的手術テクニックによって命を助ける“仕事人”。そんなポールの自宅に強盗が侵入し、妻が殺害され、娘も襲われて昏睡状態になってしまう。警察の捜査も進む中、怒りを抑えられないポールは、犯人を探して自ら復讐を遂げようとするのだった。
もともと戦闘能力など備わっていない外科医が、怒りと正義に葛藤しながらも、徐々に“必殺処刑人”と化していく。その展開は、ブルース・ウィリスが演じることで意外なほど説得力満点。偶然、夜の街で出くわした無関係な強盗を、たまたまのノリで倒してしまい、その動画がYouTubeにアップされるなど、ポールが自身の才能に気づく過程も意外なほどリアリティがある。まさにウィリスのオーラがなせる技だろう。
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