【まとめ】アン・ハサウェイ出演映画10選!
Safari Onlineで配信してきたアン・ハサウェイの出演映画記事をまとめてご紹介!
『プリティ・プリンセス』
製作年/2001年 監督/ゲイリー・マーシャル 共演/ジュリー・アンドリュース、マンディ・ムーア
あどけない表情がかわいらしい!
サンフランシスコで画家の母と暮らす冴えない女子高生ミア(アン・ハサウェイ)。ある日、祖母が女王だったと知らされる。皇太子の父は亡くなってしまったため、なんとミアが次の女王になるという。祖母であり、欧州の小国の女王でもあるクラリス(ジュリー・アンドリュース)から、早速プリンセスになるための教育を受けるよう言われるのだが……。
本作で映画デビューを果たしたアン・ハサウェイは、当時19歳。どの瞬間も若くてピチピチ。まだあどけなさが残っている表情がいい。普通の内気な女子高生が、一国の王女になるというシンデレラストーリーにはぴったり存在。ミアが王女を継承するかを発表するラストのドレス姿は、気品があふれていて魅了されるはず。本作は大ヒットを記録し、2004年に続編も公開された。
『ブロークバック・マウンテン』
製作年/2005年 監督/アン・リー 共演/ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ
体当たりの演技で女優魂を見せつけた!
1963年、ワイオミング州。山で羊の放牧を行う季節労働者のイニス(ヒース・レジャー)とジャック(ジェイク・ギレンホール)は、厳しいキャンプ生活の中で互いを愛し合うように。それぞれ結婚した後も密かに2人は愛を貫いていく。保守的なアメリカの西部で、20年以上にも渡る男同士の愛を貫いた人間ドラマ。2005年のヴェネチア国際映画祭で、最高賞の金獅子賞を受賞。
アンは、のちにジャックの妻となる、地元の大金持ちの娘ラリーンを演じた。クラシックなヘアスタイルがよく似合い、テキサス美人のロデオクイーンをセクシーに演じた。夫が自分を好きではないと知り、苦悩する妻役をまさに体当たりで熱演。それまでのアイドル女優のイメージを払拭する女優魂を見せつけた。
『プラダを着た悪魔』
製作年/2006年 監督/デヴィッド・フランケル 共演/メリル・ストリープ、スタンリー・トゥッチ
大人の女性へと成長する姿にドキッ!
大学を卒業し、NYにやってきたジャーナリスト志望のアンディ(アン・ハサウェイ)。お洒落に興味のない彼女だが、ひょんなことから一流ファッション誌のカリスマ編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントとして働くことに。朝から晩まで鳴り続けるケータイと横暴な命令の数々に、振り回されてしまうアンディ。私生活もめちゃくちゃで、彼氏にも愛想をつかされてしまう。
今でも世の女性たちのバイブルとなっている大ヒット映画。ダサダサファッションだった田舎娘が、仕事に奮闘しながら〈ティファニー〉や〈シャネル〉などハイブランドのファッションを着こなすデキる女へと成長していく。どんどん大人の女性になっていくアンの姿に、思わずドキッとさせられるはず。明るく元気でかわいいアンドレア役は、当時23歳だった彼女のまさにハマり役。この映画を観れば誰もがアンの虜になっちゃう!?
『レイチェルの結婚』
製作年/2008年 製作・監督/ジョナサン・デミ 脚本/ジェニー・ルメット 出演/アン・ハサウェイ、ローズマリー・デウィット、ビル・アーウィン
ホームビデオ調の映像で描く家族のリアル!
姉であるレイチェルの結婚式に出席するため、実家に帰ってきたキム(アン・ハサウェイ)。しかし、過去10年にわたって依存症施設の入退院を繰り返し、トラブルメイカーと見なされてきたキムの帰還により、家族間に溜まっていた数々の問題が露呈しはじめ……。
『羊たちの沈黙』などを手掛けた故ジョナサン・デミの監督作。ホームビデオ調の映像で、家族のドラマをリアルに容赦なく映し出していく。本来なら幸せムードいっぱいになるはずの結婚式で進行する物語は、これでもかというほど痛々しく、決して気分のよいものではないかもしれない。それでも、いや“だからこそ”、家族とは何か? を問いかけてくる。
『アリス・イン・ワンダーランド』
製作年/2010年 製作・監督/ティム・バートン 出演/ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、アン・ハサウェイ
【迷い込む場所:不思議の国】
まずは勝負に勝つこと!
“異世界へ入る”というのは、ファンタジーの鉄板要素。この設定を使って19世紀に名作文学となったのが、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』。ディズニーのアニメを経て実写になった今作では、めくるめくる異世界の冒険にキモかわいいキャラも多数登場し、カラフルに展開していく。物語は原作およびアニメ版の13年後。19歳になったアリスが、白ウサギを追って久しぶりに入り込んだ不思議の国は様変わり。自分が不思議の国の救世主だと知ることになる。
監督はティム・バートンなので、ファンタジックな世界が、どこかダークで不気味なテイストも放ち、大人も魅了。劇場公開時は日本でも興収118億円という、まさかの特大ヒットを記録した。帽子屋の怪人キャラ、マッドハッターを、ジョニー・デップが特異な役作りで演じたことも大きな話題に。強烈な女王たちのインパクトや、声優を担当したスターたちをモーションキャプチャーでCGキャラにした映像など見どころが多い。
【どうやって現実へ戻ってきた?】
救世主のアリスは、恐るべき怪物との戦いに勝利。不思議の国に残るという選択肢もあったが、自らの意思で怪物の血を飲むことで、現実世界へ戻った。戦いの勝利が脱出の条件。
『レ・ミゼラブル』
製作年/2012年 監督/トム・フーパー 共演/ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ
丸刈りも披露!
ヴィクトル・ユゴーによる傑作小説を原作に、1985年の初演以来、世界43か国、21か国語で上演され、世界最大のロングラン記録を誇るミュージカルの金字塔を映画化。
19世紀フランス。元囚人のジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、たびたびの脱走から情け容赦ない警官ジャベール(ラッセル・クロウ)に何十年にもわたり執拗に追われる身となる。そんなバルジャンは、不遇の女工ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)に彼女の幼い娘コゼットの面倒を見ると約束するが、それが彼らの運命を大きく変えていく……。
アンは娘のために体を売る悲劇の母ファンテーヌ役。この作品の撮影中、2週間で7kg減量し、丸刈りも披露した。彼女が涙を流しながら歌う“夢やぶれて”は、映画の中で最も胸に迫る見せ場のひとつ。難しい役柄を見事に演じきり、この演技で第85回アカデミー賞助演女優賞を受賞した。
『インターステラー』
製作年/2014年 出演/マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン
“時空のトンネル”ってなんだ!?
クリストファー・ノーラン監督作品でも、異彩を放つSFアドベンチャー。地球での環境破壊が進み、植物も育たない食糧難で人類は危機に瀕していた。そこで移住可能な惑星を見つけるため、別の銀河系へ調査隊が送り込まれる。
その宇宙飛行士クーパーと、地球に残る彼の娘マーフの関係を軸にストーリーが展開。理論物理学者、キップ・ソーン博士の“ワームホール理論”を基に物語が作られたが、家族ドラマとしてのテイストも強い一作だ。
ワームホールといっても聞きなれない言葉だが、簡単にいえば“時空のトンネル”。くぐると瞬時に別の場所へ移動できるものの、時間も変わってしまい、ワームホールを通って惑星へ向かったクーパーたちが再び地球に戻ってくると、ものすごい時間が経過している、ということ。
つまり愛する家族は、とっくに亡くなっている可能性もある。宇宙空間と地球のズレというテーマを、異次元的なエンターテインメントとして完成。宇宙船内外や、到達する惑星など、リアリティ満点に感じられるビジュアルに圧倒されまくる!
『マイ・インターン』
製作年/2015年 製作・監督/ナンシー・マイヤーズ 出演/ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、レネ・ルッソ
一歩引いた受けの名演技に唸る!
最近のロバート・デ・ニーロは、“老いて、なお過激”と“いい人オーラ”という両面で活躍中。前者の代表格が『アイリッシュマン』での暗殺も請け負うドライバー役なら、後者は『マイ・インターン』だろう。
通販サイトの会社に、シニア・インターン制度で採用された、70歳のベン・ウィテカー役。パソコンの使い方にも疎い彼だが、自然体でやさしい人柄のおかげで、若い社員にとって“癒し”の存在になっていく。なかでも仕事とプライベートの両面に問題を抱える女社長ジュールズには、ベンが長い人生経験を生かした最高のアドバイスを与える。
年齢差によるカルチャー・ギャップでほっこりした笑いを届けつつ、シリアスなトラブルには冷静に、的確に対処して胸を熱くさせる。そんなベン役で、デ・ニーロはあくまでも自然体。ジュールズ役のアン・ハサウェイを前に、一歩引いた受けの演技には、長年のキャリアの余裕が感じられ、デ・ニーロのファンなら感動せずにはいられない。
ストーリー自体はわりと予想どおりだけれど、そうした安心感もデ・ニーロ映画としては異色。若い世代にとって、“理想の上司”“理想のおじいちゃん”が、ここにいる!
『オーシャンズ8』
製作年/2018年 監督・脚本/ゲイリー・ロス 共演/サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット
嫌味な役を好演!
犯罪ドリームチーム“オーシャンズ”のリーダー、ダニーの妹デビー(サンドラ・ブロック)が刑務所から出所する。彼女は服役中にメトロポリタン美術館でのファッションの祭典、メットガラで高級な宝石を盗み出すという計画を立てていた。早速、かつての仲間のルー(ケイト・ブランシェット)と共に、次々と仲間をスカウトしていく。が、真の目的は宝石を盗み出すことだけではなかった……。
アンは、チームの標的にされる女優ダフネ・クルーガーを演じている。タブロイド誌を騒がせるワガママ女で、今まで彼女が演じてきた役柄にはなかった高飛車で傲慢な役どころ。でも、正統派が多かっただけに、本人もノリノリで演じているのが面白い。メットガラのシーンでは1億5000万ドル相当の宝石を散りばめたネックレスを着用。アンの美しさがいっそう引き立っている。
『魔女がいっぱい』
製作年/2020年 製作/ギレルモ・デル・トロ、アルフォンソ・キュアロン 監督/ロバート・ゼメキス 出演/アン・ハサウェイ、オクタビア・スペンサー、スタンリー・トゥッチ
大人が楽しめるブラックユーモアがたっぷり!
世界のあちこちに魔女が潜んでいるが、その姿は人間と区別がつかない。魔女たちは時折、邪悪な魔法を使って人間を動物の姿に変えてしまう。とくに嫌っているのが、人間の子供たちだった……。1960年代を舞台に、タイトルどおり世界中の魔女が集結するドラマが展開。
設定だけ聞くと、ちょっと子供向けのファンタジーのようだが、原作者は、ジョニー・デップ主演で大ヒットした『チャーリーとチョコレート工場』と同じ、ロアルド・ダール。今回もブラックなユーモアや、皮肉たっぷりのセリフが繰り出され、意外なほど大人向け。子供にとっては怖い絵本をめくる感覚があるかも!?
多くの魔女のトップに君臨するグランド・ウィッチ(大魔女)役が、アン・ハサウェイ。『チャーリー〜』でジョニー・デップが演じたウォンカと比べたくなる怪演は今作の見どころだ。歩き方や台詞まわしも独特なうえに、ただでさえ目鼻立ちがくっきりの彼女の顔が、特殊メイクとCGで恐るべき表情に変化するシーンには誰もが呆然とするはず!
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