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CULTURE カルチャー

2021.05.20


ピッツバーグ ×『ある日モテ期がやってきた』

軽いノリで楽しめるコメディ映画は、実は背景となる街が大きな魅力を放っていたりする。全くモテる要素のなかった主人公が、なぜかパーフェクトな美女と結ばれそうになる『ある日モテ期がやってきた』は、まさにそんな1本。舞台は、ピッツバーグ。アメリカの都市の中でも、きた』は、まさにそんな1本。舞台は、ピッツバーグ。アメリカの都市の中でも、馴染みが薄いからこそ新たな発見も多い観光都市ピッツバーグを紹介しよう。

平凡な男が美女と恋愛しちゃっていいの?
『ある日モテ期がやってきた』(2010年/アメリカ映画)


最も歴史が古く豊かな文化を誇る都市
ピッツバーグ(ペンシルベニア州/アメリカ)


● 原題:She's Out of My League
● 監督:ジム・フィールド・スミス
● 出演:ジェイ・バルチェル、アリス・イブ、マイク・ボーゲル、クリステン・リッター

Story
元カノと寄りを戻そうとしていたカークだが、彼女に新しい恋人ができたと発覚。勤務先の空港で、彼は乗客の美女モリーが忘れていった携帯電話に気づき、届けに行ったことで好意をもたれる。モリーとデートを繰り返すが、常にコンプレックスを感じるカーク。おたがいの家族や友人、モリーの元カレも彼らの運命を二転三転させ……。

男同士の熱い友情も!
最初こそ“格差カップル”に呆れるカークの友人たちだが、大切なデートの日にはムダ毛処理をアドバイスするなど、やや勘違いの手助けを連発。パイロットであるモリーの元カレと、カークのちょっと屈折した絆も含め、男同士の友情が爆笑させたり、胸を熱くさせたりするのが本作のポイント。ラストの運命も友情が左右する!?

登場人物右:空港警備員
カーク(ジェイ・バルチェル)
ピッツバーグ国際空港の運輸保安庁局員。密かにパイロットになる夢を抱いている。忘れ物がきっかけでモリーと付き合うことになるのだが、自分は彼女に不釣り合いだと考え続ける。

左:“完璧”な美女
モリー(アリス・イブ)
ピッツバーグから飛行機に搭乗する際、携帯電話をなくし、届けてくれたカークに心ときめく。一見、完璧な美女だが、実はコンプレックスもあり、交際に及び腰のカークに本音も語る。

アメリカには50の州があり、それぞれの州にメインとなる大都市があるが、意外に“第2の都市”が個性的な魅力をもつケースも多い。東部ペンシルベニア州では全米で人口が第5位で、映画『ロッキー』などでお馴染みのフィラデルフィアが有名だが、その次に人口が多いのがピッツバーグ。コンパクトな大都会として訪れる人に満足感を与えるようで、フォーブス誌では“アメリカで最も住みやすい街”に選ばれたこともある。

ピッツバーグといえば、鉄鋼産業で栄えたことで知られる。つまり工業都市なのだが、アメリカを代表する3つの川が流れ“水の街”“橋の街”と呼ばれ、風光明媚。もともとヨーロッパからの移民が多かったので、ビクトリア様式の建築物も目につく、独特な風景が自慢の街並みは映画にもふさわしく、これまでも『フラッシュダンス』や、トム・クルーズ主演の『アウトロー』がピッツバーグを舞台に描かれた。なにげなく観た映画が、実はピッツバーグで撮影されていたりして、この恋愛コメディ『ある日モテ期がやってきた』もそんな1本なのだ。

この映画、主人公のカークが空港職員というのもポイント。空港が要所で出てくるので、映画を観ているだけで旅行気分でテンションが上がってしまう。そして、カークと美女モリーの予想不能の運命をいろどるのが、ピッツバーグの数々のスポット。ここに紹介している場所以外でも、スタジアム(ピッツバーグは野球、アメフトとも強豪チームを擁する)など市民に親しまれる施設が撮影に使われているし、街全体を見渡す絶好のポイントも物語を盛り上げる。基本はコメディなので、爆笑&苦笑の連続とともに、現地に行きたい欲求が高まるのは確実。公共交通機関も充実し、移動もラクな観光都市、ピッツバーグへの旅をイメージしながら、映画を楽しんでみない!?

Place 01(広場)
マーケットスクエア人々が行き交うダウンタウンで、最も人気スポットなのが、この広場(スクエア)。ピッツバーグの観光や文化の拠点となっており、NYでいえばタイムズスクエアと同じ役割を果たしている。リバーフロントでの散策で立ち寄ることも可能。レストランに迷ったら、この周辺を探せばいい。映画の中の2人が最初のデートで食事をしたのも、このエリアだ。
●Market Square
住所:Market Square in Pittsburgh, Pennsylvania

Place 02(レストラン)
プリマンティ・ブラザーズイタリアンブレッドに好みの肉やコールスロー、さらにフライドポテトまでが挟まれ、厚みは10㎝もあろうかというボリューム満点のサンドイッチが人気メニュー。カークとモリーのデートシーンでも背後に映っているが、それくらいピッツバーグでは日常にとけこんだ、ファストフードのチェーン店だ。お手頃価格でピッツバーグ独自の味を堪能したい。
●Primanti Bros.Restaurant and Bar Market Square
住所:2 Market Square, Pittsburgh, PA 15222

ピッツバーグの名物店
1933年の創業以来、ピッツバーグを中心に40店舗以上を展開するチェーン店。鉄鋼業の労働者のために“安くて量もある”サンドイッチを提供し、今では地元住民で行ったことがない人を探すのが難しいほど。観光客にとってマスト!

Place 03(美術館)
アンディ・ウォーホル・ミュージアム
アンディ・ウォーホルといえばNYのイメージだが、実は出身はピッツバーグ。このミュージアムは彼の絵画や版画だけでなく、映像作品も観られ、プライベートで集めた食器や玩具も展示された、ファンには“聖地”のような場所だ。映画の中では、カークがモリーに携帯電話を届けるシーンで登場。ウォーホルの作品も映っている。
●The Andy Warhol Museum
住所:117 Sandusky St, Pittsburgh, PA 15212

Place 04(クラブハウス)
ピッツバーグ・アスレチック・アソシエーション会員制のスポーツクラブだが、バスケットボールのコートや、ボウリング場、レストランなども備えた総合的な娯楽施設。建物は国の歴史遺産にも登録されている。カークと友人たちがボウリングを楽しんでいるように、日常生活の一部として市民に愛されている。ジェイク・ギレンホール主演の映画『ラブ&ドラッグ』でも撮影に使われた。
●Pittsburgh Athletic Association
住所:4215 Fifth Ave, Pittsburgh, PA 15213

ピッツバーグ国際空港も舞台に主人公カークの仕事場ということで、ピッツバーグ空港のシーンが何度も出てくる。カークが担当するセキュリティのエリアはもちろん、預け荷物のターンテーブル、空港の周囲のエリアなども意外な使われ方をしているので、旅行好きの人、さらに飛行機マニアが楽しめたりも!

 
Information

雑誌『Safari』6月号 P220~221掲載

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