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CULTURE カルチャー

2021.05.14


現実と妄想が入り混じる驚愕のサスペンス!『ファーザー』

今年のアカデミー賞で最も話題になったのが、この作品かもしれない。昨年亡くなったチャドウィック・ボーズマンが最有力だった主演男優賞がショーのフィナーレで発表されたが、受賞したのはアンソニー・ホプキンスで、誰もがびっくり! しかし『ファーザー』を観れば、きっと納得! その奇跡レベルの演技に、平伏するしかない。

 

 
『ファーザー』
胸熱なポイントは?
オスカーを獲得したホプキンスの怪物的演技がスゴすぎる!
 

 


 

 
ホプキンスが演じる役は、その名も“アンソニー”。劇中で語られる生年月日は、ホプキンスと同じ。この『ファーザー』、舞台劇が原作なのだが、原作者で今回の映画版で監督を務めるフロリアン・ゼレールが、ホプキンスに合わせて設定を決めた。それくらい、待望のキャスティングというわけだ。

81歳のアンソニーはロンドンで一人暮らし。認知症が進みはじめ、日常生活が危うくなっていく。過去の認知症を描いた作品とこの『ファーザー』が大きく違うのは、当事者の感覚を“体感”させてしまうこと。それが、どういうことなのかというと……。

面倒をみてくれる娘のアンは別として、見知らぬ人物が現れたりするが、アンソニーは誰だか把握できない。映画を観る我々も、それが誰かわかるのは、物語がだいぶ進んでからだったりする。アンソニーが暮らすのも、そこが自宅か別の場所かが曖昧。シーンによってインテリアの位置や色が微妙に変わってたりして、認知症の人が受け取るような“風景”になっている。

信じられない細部へのこだわりで、現実と妄想が入り混じるサスペンス的感覚や、記憶をなくす恐怖に吸いこまれる感じだ。超シリアスな展開かと思いきや、過去の思い出が蘇ったアンソニーがダンスを踊りはじめたりするなどの軽いノリもあり、様々な感情を瞬発的に繰り出すホプキンスの“怪物的演技”には圧倒される。クライマックスでは「役者って、ここまでできるのか」と感動のあまり、全身が震える!

『ファーザー』
原作・監督・脚本/フロリアン・ゼレール 出演/アンソニー・ホプキンス、オリビア・コールマン、マーク・ゲイティス 配給/ショウゲート
2020年/イギリス・フランス/97分

5月14日より全国順次ロードショー
 

 

 
文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
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