お色気ダンサーたちの復讐劇に戦々恐々!?『ハスラーズ』
客からの“おひねり”を全身で受け止めて、艶やかなショーを繰り広げるストリップクラブのダンサー。ところが景気が悪くなり、ダンサーたちの懐も寂しくなってしまう。そして、彼女たちが次に手を出したのは、裕福な男たちから大金を巻き上げる“犯罪”だった……。リーマン・ショック後のNYでの実話を赤裸々に描いた本作は、主人公たちのしたたかで、過激な生き様に最後までドキドキさせられるはず!
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『ハスラーズ』
胸熱なポイントは?
“ジェニファー・ロペスのセクシーダンスに目を奪われる!”
ウォール街のサラリーマンで連日、大賑わいのストリップクラブ“ムーブス”。様々なタイプの美女が、超セクシー衣装でなまめかしいダンスを披露する。そこに、祖母の介護を続けるためにアジア系のデスティニーが新たに入店。彼女を中心に、前半はストリップクラブの日常にフォーカス。
やがて不景気の波が押し寄せたことで、ダンサーたちは、希少になったリッチ男を誘惑する作戦に出る。美しさを武器にするのはもちろん、クスリまで使って酩酊させる手段に、たちまち男はカモに!? 男目線で観ると、かなりコワ〜い話。けれども、ゴージャスな映像による犯罪ドラマは、一気に突っ走っていき気持ちがいいほど痛快。
誰もが驚くのは、今年50歳になったジェニファー・ロペスの美ボディ。ストリッパー軍団の中心となる“姉御”的存在感で、華麗なダンステクニックでも魅了。“美魔女”という言葉は、まさに彼女のために存在するのだと思うほど。
そして女たちの犯罪以上に、「一晩に100万ドル(1億円以上)ばらまく」など、常軌を逸したウォール街の世界は、やっぱり異常。アメリカの格差社会の現実も突きつけてくるなど、骨太な一作としての意外な見応えに、これまたびっくり!
『ハスラーズ』
製作・出演/ジェニファー・ロペス 監督/ローリーン・スカファリア 出演/コンスタンス・ウー、ジュリア・スタイルズ 配給/リージェンツ
2019年/アメリカ/上映時間110分
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