映画『アンジェントルメン』 豪快なアクションシーンの連続で日々のストレスも吹っ飛ぶはず!
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ナチス、英国諜報機関、戦争での実話……。これらのキーワードが揃った映画は、意外に多くの人の興味を惹きつける。『アンジェントルメン』は、まさにそのパターン。しかも監督が豪快&痛快アクションを得意とするガイ・リッチーと聞けば、とんでもない映画という期待も高まるのでは?
舞台となるのは第二次世界大戦下のヨーロッパ。ナチス・ドイツの侵攻が進む状況に危機を感じた英国は、大胆不敵な作戦をひらめく。それは特殊部隊を組んで、北大西洋上のドイツのUボートを“無力化”すること。ナチスはもちろん、味方の英国軍にも秘密のまま進められた作戦に、さまざまなプロフェッショナルが集められた。タイトルが示すように、このチームは紳士(ジェントルメン)とは大違い。恐れを知らぬリーダー、爆破のプロ、超怪力自慢、計画のエキスパート、航海士という面々が、どのように作戦を遂行するのか。アクション映画の醍醐味が詰まった一作になっている。ドイツ軍の潜水艦=Uボートは戦争映画の定番だし、英国側の作戦執行部には、あの『007』シリーズの原作者、イアン・フレミングが加わり、後の諜報機関“MI6”の起源が描かれたりと、この手の映画が好きな人にはネタの宝庫でもある。
ガイ・リッチー監督といえば、その名が知れ渡った初期の傑作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』では、アウトローな男たちの集団劇で楽しませてくれた。この最新作は、リッチーのそんな原点も再認識させる。個性豊かな特殊部隊チームのキャストでは、熊とレスリングをしたこともあり、ナチスを倒す気満々のラッセンを演じた、アラン・リッチソンに注目。ドラマシリーズ『ジャック・リーチャー 〜正義のアウトロー〜』の主役などで、このところハリウッドでも頭角を表す彼が、冒頭から無敵の“筋力”を発揮。アーチェリーでの戦いっぷりは凄まじい。そんな男たちの攻防をスパイとして翻弄する女性キャラ、マージェリーの暗躍もアクセントになり、クライマックスは想定外のスペクタクルへ発展する。80年前の実話を基にしたとは思えない、新鮮でパワフルな娯楽作だ。
『アンジェントルメン』4月4日公開
製作/ジェリー・ブラッカイマー 製作・監督・脚本/ガイ・リッチー 脚本/ポール・タマシー、エリック・ジョンソン、アラッシュ・アメル 出演/ヘンリー・カヴィル、エイザ・ゴンザレス、アラン・リッチソン、アレックス・ペティファー 配給/KADOKAWA
2024年/アメリカ・イギリス・トルコ/上映時間120分
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