映画『MEG ザ・モンスターズ2』の豪快なアクションが日々のストレスを発散させる!
- SERIES:
- 今週末は、この映画に胸アツ!
- TAGS:
- 今週末は、この映画に胸アツ! Culture Cinema
映画は“アクション”、“サスペンス”、“ラブストーリー”、“人間ドラマ”など大枠でジャンル分けができるが、もう少し細分化すると長年、愛され続けているジャンルも見つかる。たとえば“サメ映画”! あのスピルバーグの『ジョーズ』の時代から、サメがパニックを起こす作品はアップデートされ、作られ続けてきた。その最新バージョンは、大スクリーンで体感すべき一作だ。
2018年に公開され、日本でも意外なヒットを記録した前作は、体長23mという巨大ザメ“メガロドン(通称MEG)”の大暴走で驚かせたが、この続編では、さらに想像を超える体験を届けてくれる。迫力も、スリルも、そして笑いやツッコミどころも含め、ここまでのサービス精神はアッパレ。そんなスペクタクルに仕上がった。
冒頭がいきなり、6500万年前の白亜紀のシーンで、恐竜たちとMEGの闘いが描かれ、呆気にとられる。そこから舞台は一気に現代へと移り、地球上で最も深いとされるマリアナ海溝で主人公たちの潜水探索が展開。さまざまな深海生物が登場し、海底火山の噴火などレアな映像が繰り出されるなか、あのMEGが大パニックを引き起こすことに……。モンスター映画らしい流れに、われわれ観客も安心して身を任せられることだろう。
今回も主人公は、ジェイソン・ステイサムが演じる潜水レスキューのプロ、ジョナスだが、ほぼ同レベルで活躍するのが、中国の国民的スター、ウー・ジン。それぞれ“ありえねぇ”アクションに挑んでいるが、MEGに対する2人の共闘ぶりはひたすら熱い。中盤からは一般人も巻き込まれる大惨事へと発展し、目を疑うほどの衝撃シーンも用意され、しかもその勢いは加速するばかり。人間vs MEGだけでなく、人間vs人間、さらに別のモンスターまで入り乱れ、すべてが“やりすぎ”な設定へ突き進むのが、このシリーズならでは。MEGに飲み込まれる人々を、口の中の視点でみせるなど斬新なビジュアルも多数。辻褄を考える余裕も与えないこの豪快な作りは、ある意味、貴重!
『MEG ザ・モンスターズ2』8月25日公開
製作総指揮・出演/ジェイソン・ステイサム 原作/スティーヴ・オルテン 監督/ベン・ウィートリー 原案・脚本/ディーン・ジョーガリス、ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー 出演/ウー・ジン、ソフィア・ツァイ、ペイジ・ケネディ 配給/ワーナー・ブラザース映画
2023年/アメリカ/上映時間116分
●noteでも映画情報を配信しています!フォローをよろしくお願いいたします。
https://note.com/safarionline
© 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved