Cooke Maroney[クック・マロニー]
シャツをガバ開けして妻ジェニファー・ローレンスとカラーコーデしているクック。胸元にワンポイントあるプリントTを無造作にチラ見せしているのが、絶妙なアクセントになっている。オーバーサイズのアイテムでストリートコーデにするのがトレンドのなか、ジャストサイズのシャツにキレイめチノパン風パンツでカジュアルコーデに仕上げているのがかえって新鮮。しかも大人見えするのがいい。トップを明るめトーンにして、ボトムをダークトーンのテーパードにする組み合わせは、スタイルをよく見せる鉄板テク。しかも足元は〈ヴァンズ〉のオールドスクール。横ノリファッションにも見えるのが、これまたオシャレ!
カーキとネイビーの組み合わせをうまく活用しているのが、俳優のブラッドリー。ご覧のように、2つのカラーを上下逆にした着こなしで使い分けている。シャツはどちらもミリタリー調の骨太なタイプだが、より男っぽいのはカーキのほう。その男クサさをテイパードシルエットのカーゴパンツで緩和しているのがわかる。一方のネイビーシャツは、少し太めのカーキパンツでどっしり感を強調。同じに見えても、うまくバランスを調整しているというワケ!
Nick Viall[ニック・ヴィオル]
俳優ニック・ヴィオルは細身のジャガーパンツに合わせて、都会的なアスレジャースタイルに仕上げている。ダークトーンのジョガーに、黒スニ、インナーは白Tとモノトーンでまとめているため、馴染みやすいよう黒ベースにブルーのラインが入ったチェックシャツをセレクト。バックパックも黒にするなどトーンを抑えているのが、大人らしさを後押ししている。
モノグラムが特徴的な〈ゴヤール〉のトランクケースとショルダータイプのミニトランクケースのダブル持ちで登場したベッカム。モノトーンの配色だけど、着こなし方にキャラを感じるのはさすが! 短丈ブルゾンはボタンをきちんと上まで留めて、シャツのように着こなしたり、ウールのスラックスはワイドシルエットに選んだり。このモードを感じさせる見せ方は脱帽です。そこにバッグのアクセントが加えて、ベッカム流のキャラ出しを完成させている。
ネイビーのスウェードでできた薄手のシャツJKを着用。黒ボトム&黒シューズでストイックにこなしつつ、インの白Tでヌケを作ったコーデがスタイリッシュな印象だ。この1着、本格的な冬もイン使いで活躍しそうだし、なかなか使い勝手がよさそう。スウェードだから大人っぽさも満点!
グリーンがかったスウェードブルゾンを用いたコーデに、ジャストフィットタイプのネイビーパンツを合わせたライアン。ブルゾンもジャストなサイズ感で上下に統一感を出し、美しいシルエットを生み出している。ライアンのようにボディラインに自信がある人であればかなりサマになるので、これは真似してほしいスタイル。そんな中、ピンクのシャツ襟をチラッと覗かせるなど、スタイリッシュさの中にも遊び心を忘れないテクにもご注目を。
Brad Pitt[ブラッド・ピット]
ダークグレーのシャツにグレーのスラックスを合わせた上品コーデ。そこにチェックシャツをアウターとして活用しているライアン。ネイビーのチェックシャツをデニムに合わせると馴染みのあるアメカジスタイルになるけど、これなら鮮度抜群。たとえばこれがジャケットだと堅苦しいイメージになってしまうところを、チェックシャツを投入することで、持ち味であるカジュアルさが効果を発揮。上品だけど、こなれ感のある絶妙な着こなしに仕上がっている。一方、ブラピはジャケパンのインナーにチェックシャツを合わせている。これが白シャツだとコンサバ寄りになるので、あえてチェックシャツでアクセントを加えて、カジュアルダウンさせている。こちらもお見事!
トップは黒の切り替えデザインが入ったモダンなシャツ。カーキとはいえ武骨さがないからか、グレーデニムを合わせてすっきりと着こなしたのはさすがのセンスだ。足元もそんなテイストに合わせて、武骨なワークブーツではなく、黒×白ソールのスニーカーを選択。今どきのスポーツミックス感覚を取り入れているのがよくわかる。
Wポケットのワークシャツにチノパンツを合わせたベン。おしゃれなアメカジスタイルを確立するなら、ベンをマネてみるのが最速。ただし、今回はただのワークシャツではなさそう……、地厚のウール素材か? 大人見えする色と素材感、そこにダメージの入ったチノパンでキャラ出しをしている。足元はジョーダン3だろう。ベーシックなアイテムセレクトに、少しずつ自分好みのエッセンスを注入するだけで脱マンネリアメカジスタイルに早変わりできる!