Matt Bomer[マット・ボマー]
〈ロンハーマン〉でお買い物のマットは、清潔感のあるデニム姿を披露。マリンを思わせるネイビーボーダーに濃紺のデニムを合わせた。デニムのワイルド感をぐっと押さえて、濃色で引き締めつつも爽快感を強調した印象になっている。これには、もちろんスニーカーなんて軽快な足元ではなく、がっちりと重厚感のあるブーツを合わせて大人感を高めたのは正解。
黒のロンTに黒デニムと、いたってシンプルな装いを披露したこの日。足元に履いたのは、2018年6月に発売された〈アディダス オリジナルス〉の“i-5923 プライド”。’70年代のランニングシューズのアーカイブをベースにデザインしたアッパーと、クッション性や反発力に優れるブーストフォームを搭載したミッドソールを組み合わせた、レトロモダンな1足だ。注目点は淡いトーンの7色カラーリング。
Ryan Reynolds[ライアン・レイノルズ]
都会的な短丈ジャケットの着こなしを得意としているライアン。当然ながら茶ジャケもワードローブに揃えていて、細身のブルーデニムで颯爽と着こなしている。左の写真はスポーティなライン入りジャケットを、スリッポンの素足履きで軽やかにこなしたスタイル。右の写真はジャケットと足元を茶スウェードで合わせたスタイル。どちらもインナーには白Tシャツをセレクトしていて、これが実に効果的。茶と青、そして白のバランスが、ライアン流のお洒落の大事なポイントになっている。
ボンバージャケットにブルーデニムのアメカジコーデ。だけど、なんだか大人っぽい印象なのが、こちらのブラピ。ありがちなのは、オリーブグリーンの色味やナイロン素材のブルゾンでミリタリーを連想させて、たくましい武骨な印象の着こなしに仕上げる方法。けれども、ブラピのようにブルーのスウェード調のカラーと素材でまとめると一気にファッショナブルで大人っぽく着こなしに。ブルーデニムとの相性は言わずもがな。ひいき目に見てもコーデしやすくて、ミリタリー感を演出できるこういったブルゾンはアメカジ好きには絶対手に入れておきたいアイテムだろう。
ジャストサイズで、アメカジの王道のストリートウエアを着こなしているのが妙にカッコいいブラッドリー。色を淡いトーンで揃えているので、ちょっと野暮ったく感じるかも。けれども、細身のシルエットと足元を黒のブーツでバシッと締めているため、スラリとした印象になっている。サングラスも細身にするなど小物もなるべくスマートにしておくと、ブラッドリーと同じようなイメージに仕上がるかも!
ロンドンで見かけたオーリーは、〈プラダ〉のグレーデニムのセットアップで登場。トップのブルゾンジャケットは、首元のボタンまでしっかりと留めてきちんと感を演出。上下のデニムはやや緩めなシルエットで、90年代を思わせるスタイルに仕上げている。別の写真を見るとインナーには黒のレザージャケットを着用していて、白T→黒レザージャケット→グレーのデニジャケとモノトーンカラーでレイヤードさせている。これならボタンを開けた時でもお洒落に見えるし、防寒性もバッチリ。いやはや、さすがはお洒落王子。キャップを黒、足元のスニーカーは白にしてグラデーションさせているのも見逃せない!
Vincent Cassell[ヴァンサン・カッセル]
ゆるいバギーシルエットのデニムを大人ならではの着こなしで登場したヴァンサン。何が大人らしいかというと、まず配色。色数を抑えるのは大人見えするセオリー。しかもブラックとブルーの2色で構成されたカラーバランスは、シックに見えるのでおすすめ。それとスタンドカラーのジップアップニットに合わせたインナー。定番だと白Tシャツやデニムシャツなどを合わせるところだけど、ヴァンサンはポロシャツで品よく着こなしている。このおかげで、グッとアダルト感が際立っている。パンツと共生地のベルトをドローコード風に垂らしてアクセントにしているのも個性的でお洒落!
非常にシンプルだけど、奥の深いスウェードJK姿を披露したレオ。ベージュの淡いトーンに合わせて、黒は黒でも褪せ感のあるアイテムをコーディネート。JKだけが浮いてしまうことなく、全体をうまく馴染ませるのに成功している。足元も白スニーカーにして、JKの軽快さを生かした着こなしに。さすがのお洒落ぶりです!
ボリューミーな白パーカに対して、合わせた黒スウェットパンツはかなり細身。裾をソックスにインすることで、足元をよりタイトに仕上げているのがわかる。こんなふうに逆三角形のシルエットを作ると、フラットになりがちなモノトーンにメリハリが出て、より今っぽい印象になるはず!
上下をブルートーンでまとめて、カバンやシューズでブラウン差し。実にまとまっていて好印象な装い。トップのシャツブルゾンは、カラダにフィットしたコンパクトサイズでカジュアル感が演出できる短丈仕様。ロールアップしたヴィンテージ調のデニムも、だらしなく見えないジャストサイズで決まっている。足元は抜け感を出す白スニでもいいけど、秋ならサイドゴアブーツのレザーでたくましさをプラスするのもあり!
スタバのコーヒー片手に、ニューヨークの街に現れた俳優のパトリック。ノンウォッシュのストレートデニムをラフに穿いて、くったりとした味のある黒ライダースジャケットを羽織っている。これが黒デニムだと、ちょっと武骨な雰囲気が出すぎるところ。濃紺デニムの上品さを生かしつつ、白スニーカーで軽さを出しているのが、彼の着こなしがかっこよく見えるポイントだ。全身をビシッとキメず、首元や足元をルーズにしているのも、大人の余裕を感じさせる。
Justin Theroux[ジャスティン・セロー]
ノーカラーのキルティングブルゾンを羽織ったジャスティン。彼といえば、もっぱらノーカラーの短丈アウターを愛用している。おそらくスマートなシルエットが作れて、軽快な印象を演出できるからだろう。というのも、ボトムも太めのタイプはあまり選ばず、細身のスキニータイプを好んで穿いているから。この日も褪せ黒のスキニーデニムで、足元には黒のシューズを合わせて精悍な雰囲気に仕上げている。色リンクさせたゴールドのネックレスと時計で大人らしい貫禄もプラス。頼りがいのありそうなジャスティンの装いに、隣にいる女優ニコール・ブランドン・ブルームも思わず寄り添ってしまった!?
ツイード調の泡色ジャケットにブルーのスウェット、ライトブルーのデニムパンツという爽やかなストリートコーデを披露したジャスティン。後ろ前に被ったキャップで色リンクさせて、こなれ感を演出している。彼といえば派手色が好きなイメージだけど、実は今日のような白とブルーなど2色使いが基本のスタイル。インナーの白Tでレイヤードさせてコーデに奥行きを出しているのもポイントだろう。このストリートファッションならガチャガチャしていないので、大人でも取り入れやすいはず!