【ワントーン4選】単調に見えない、コリン・ファレルの着こなし術!
最新作の『イニシェリン島の精霊』がアカデミー賞にノミネートされ、俳優として脂が乗っているコリン・ファレル。そんな彼のファッションは、多くの女優と浮き名を流した若い頃から、ちょっとワイルドで男の色気がにじむ、よきお手本だった。お洒落の傾向として、目立つのがワントーンを好んで着ていること。上下デニムはもちろん、ジャケパンでもスーツでもとにかく同トーンで揃えるのがお好きなよう。年令を重ね渋みを増し、さらに洗練された彼の着こなし術を是非参考にしてほしい!
デニムと無地Tは、色落ちでトーンを作ったものをチョイス。色自体に味があるのでちょっと粗野な感じが出て、それがまた、ファレルらしい色気を感じさせるポイントに。
ジャケット5万5000円(リサウンド クロージング)、Tシャツ6270円(モクティ/ユナイト ナイン)、デニムパンツ3万5200円(ラグ & ボーン/ラグ & ボーン 表参道店)、スニーカー2万900円(ザ ギーク/ HJM)
ジャケパンに違いを!
ジャケの色が一番濃くて、そこからデニム、無地Tの順に淡色になっていく黒グラデでメリハリを演出。スーツスタイルと違って、同じワントーンでも全体の色を馴染ませすぎず、トーンに幅を持たせた色使いにしている。ファレルは首が詰まっていないTシャツを好む傾向があり、ここでも襟ぐりが少しゆるいグレーTを選択。これでジャケパン姿も力が抜けた印象に。
ダークグレーの“デニスラ”が、着こなし全体の引き締め役に。レザーリュックの艶っぽさも際立つ。
ライトグレーのデニムブルゾン6万3800円(ディーゼル/ディーゼル ジャパン)、中に着たブラックTシャツ2万2000円(フェデリ/トレメッツォ、)グレーのスラックスパンツ3万5200円(コロニー クロージング/バインドピーアール)、レザーのバックパック12万1000円、サイドゴアブーツ4万9500円(以上コーチ/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
都会的なデニム姿に!
武骨なデニムブルゾンには、上品なスラックスを合わせた。ブルゾンをライトグレーにして上下のメリハリを出したことで、パンツの都会的なシルエットが引き立っている。足元は黒ブーツで品よくまとめた。
淡色スーツ姿は、濃色サイドゴアブーツで引き締めた。紐などがないので、コーデのすっきり感を邪魔していない。
ライトグレーのセットアップ7万5900円(ボブ/タキヒヨー)、中に着たモックネックカットソー1万9800円(コロニー クロージング/バインド ピーアール)、ブラウンのサイドゴアブーツ4万9500円(コーチ/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
余裕漂うスーツ姿に!
マイルドな色のスーツを選び、インのニットの色も馴染ませたスタイル。ポケットチーフで色を差したりしない潔さだから、この優しげな配色がより印象的に見える。襟の高いニットで肌見せしないのも、ファレルだと新鮮!?
Tシャツのプリントは、遠目では認識できないくらい控えめ。バンダナもワントーンコーデを邪魔しない配色に。
Tシャツ7150円(テイルゲート/テンプスコーポレーション)、パンツ1万2100円、スニーカー2万900円(以上アディダス オリジナルス/アディダスお客様窓口)、バンダナ1100円(ハバハンク/ハイ!スタンダード)、眼鏡4万4000円(アイヴァン/アイヴァン 東京ギャラリー)、右リング1万2100円、左リング9900円(以上アダワット トゥアレグ)
ご近所臭を消臭!
黒プリTにトラックパンツを合わせて、近場に外出。これもスニーカーまで揃えた黒ワントーンだから、いかにもなご近所っぽさがなく、大人感が保たれている。Tシャツのプリントが多色使いじゃないのもポイント。
●リサウンド クロージング
TEL:06-6441-6061
●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
●ラグ & ボーン 表参道店
TEL:03-6805-1630
●HJM
TEL:03-6434-0885
●ディーゼル ジャパン
TEL:0120-55-1978
●トレメッツォ
TEL:03-5464-1158
●バインドピーアール
TEL:03-6416-0441
●コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
TEL:0120-556-750
●タキヒヨー
TEL:03-5829-5671
●テンプスコーポレーション
TEL:03-5976-6730
●アディダスお客様窓口
TEL:0570-033-033
●ハイ!スタンダード
TEL:03-3464-2109
●アイヴァン 東京ギャラリー
TEL:03-3409-1972
●アダワット トゥアレグ
TEL:050-5218-3859
photo : Koki Marueki(BOIL) styling : Ryosuke Endo text : Takumi Endo
photo by AFLO