【セレブの愛車】
超大物セレブが買いに走った、速すぎるスーパースポーツとは?
つい最近、ビバリーヒルズにある〈メルセデス・ベンツ〉のディーラーに、誰もがよく知る超大物俳優が姿を現した。出演した映画は『ロッキー』、『ランボー』などなど。そう、シルベスター・スタローンだ。無類のクルマ好きとして知られる彼は、以前から〈メルセデス・ベンツ〉の大事なお客様。現在は白いS 560をアシに使うほか、黒いGLEクーペなどもドライブ。過去に遡れば、6ℓV12エンジンを積む世界限定65台の〈メルセデスAMG〉G 65ファイナル・エディションやGTなど、かなりのモデルを乗りこなしてきた。で、そんな彼がディーラーにやってきた理由はただひとつ。〈メルセデスAMG〉の速すぎる1台に心が奪われたからだ。
で、気になるそのクルマの正体が〈メルセデスAMG〉GTブラックシリーズ。GTというクルマはもとより、“ブラックシリーズ”を知っているとなると、よほどのクルマ好き。それほどレアでマニアックなクルマということになるだろう。
どう見ても現行の〈メルセデスAMG〉GT CやGT Rと違うのが、ボンネット上にあるカーボン仕上げのエアダクトと口を大きく開いたようなフロントグリル。あざやかなオレンジカラーもこのクルマの専用オプション。フロントのリップスポイラーやサイドスカートの形状も別もので、これはどうも様子が違う。
さらに後ろにまわると「トナカイの角か!」と思わせるような、大迫力のウイングに目が釘付けに。ご覧のとおり3段になっていて、250km/hでは約400kg、最高速の325km/hでは約800kgのダウンフォースが発生するとされているから驚くばかり。そう、このクルマは、サーキットが舞台としてふさわしいスーパースポーツ。滅多にお目にかかれないシロモノに、さすがのスタローンが目を付けたというわけだ。