今、見直したい都会派SUV! 〈レンジローバー〉イヴォークSE P250
ここのところ、当連載でもアウトドアを感じさせるようなSUVモデルのご紹介が続いているが、何卒ご容赦いただきたい。なんせ今年は雪質最高。ちょっと興奮を抑えられないくらいのレベルで、今年はスノースポーツ環境がよい。なので、頻繁に白銀のゲレンデに向かう筆者なのだけれど、すでに毎日が東京―雪山の2拠点生活の様相に。そうなると悩むのはクルマの選択。山をメインにするべきか、都会をメインにするべきか。もちろん雪に立ち向かうタフさは欲しいけれど、銀座でディナーといった際の外出に困るほど、野性味あふれすぎても困る。ということで、ピッタリであろうご提案がコチラ。〈レンジローバー〉イヴォークSE P250だ。
- SERIES:
- 話題のクルマを品定め!
- TAGS:
- 話題のクルマを品定め! Cars
現在ラインナップしているのは、2019年に発売された2代目モデル。初代登場時から〈レンジローバー〉ブランドらしい堅牢さを存分にたたえながらも、目を見張るほどエレガント。そんな相反する要素を完璧なまでに両立したデザインが高く評価されてきた。また、SUVでありながらクーペスタイルの3ドアや、オープンルーフのコンバーチブルといった、パッケージへのチャレンジを続けてきたモデルでもある。
現在の2代目はコンセプトもそれなりにオトナになって(?)、クローズドルーフの5ドアのみとなっているけれど、ハッとするような美しさは健在だ。
まずボディサイズがいい。横に立つと驚くほどにコンパクト。全長は4380mmで、ちょっとした国産コンパクトSUVと変わらないほどの短さであるけれど、貧相に見えないのはシャープなライト類のレイアウトと全幅1905mmのおかげ。踏ん張り感あるシルエットが実に頼もしい。
ボディサイズはコンパクトながら、内装もまた〈レンジローバー〉らしい高級感を漂わせる。メインディスプレイとコンソール上のサブディスプレイは、上級モデルのヴェラールや、そのほか上級モデルにも搭載されているものと同じグラフィックで、これがすごく繊細でエレガント。また、メータークラスターも、同社お得意のフルデジタル。これも、悪路の多いエリア走行中に、ナビ画面に目を移さずとも進行方向を確認できるなど、美しさもとより、ユーザビリティの高さが光る。
最高出力249psのP250は2ℓガソリンエンジンモデルで、走りは実にキビキビしている。パワフルに膨らむトルクに軽やかなセッティングのステアフィールが合わさって、都内では首都高の複雑なカーブを見事にヒラヒラと攻略し、雪山ではパワフルに雪面を蹴ちらす。
「さすが!」なポイントは、こんな都会的な顔をして7つの走行モードを備え、しっかりとアドベンチャーできちゃうところだ。
それ以外にも200psのガソリンエンジンと、204psのディーゼルエンジンがラインナップされているので、選択肢も豊富。とにかく都会とカントリーサイドを両方楽しむライフスタイルにはぴったりな1台。スノーシーズンが終わっても、活躍の場をどんどん広げてくれそう!
★DATA 〈レンジローバー〉イヴォークSE P250
●全長×全幅×全高:4380×1905×1650mm
●車両重量:1840kg
●ホイールベース:2680mm
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCターボ
●最高出力:183kW(249PS)/5500rpm
●最大トルク:365Nm/1500~4500rpm
●トランスミッション:9速オートマティック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:722万円~
●ランドローバーコール
TEL:0120-18-5568