【特別編】〈ボルボ〉×〈チームラボ〉のアート空間とは?
夏休みも真っ只中! 今年はなにか変わった体験をしたい。そんなレジャー計画を考えている諸兄に、こんなイベントをおすすめしたい。先週も当連載においてXC60の魅力をお伝えしたばかりの〈ボルボ〉がこの夏、大人気の〈チームラボ〉に協賛。広大なアート空間を作り上げているのだ。
- SERIES:
- 話題のクルマを品定め!
- TAGS:
- 話題のクルマを品定め! Cars
舞台は佐賀県の武雄温泉。福岡空港から1時間半ほどのドライブで到着する、山間の小さな温泉街だ。ここには数年前、通称“TSUTAYA図書館”がオープン。公共図書館と民営書店との共存ということで話題をさらった場所でもある……、というとご存知の方もいらっしゃるかもしれない。
そんな街のそばに、江戸後期に作られた御船山楽園という広大な公園がある。敷地はなんと50万平米。地形を生かし、ツツジが咲き乱れ、樹齢3000年の大楠もある自然豊かな庭園だ。その敷地と、敷地の中にある御船山楽園ホテルを一部使って、壮大なアート空間を創出しているのが、今回の“チームラボ かみさまがすまう森 プレゼンティッドバイ〈ボルボ〉”。
一時は没落しかけたというこの温泉街だが、若い世代の奔走により様々な仕掛けをして再生をはじめている、というのがそのバックグラウンドにある。スタートは御船山楽園ホテルの廃屋部分から。ここは、高度経済成長時代の斜陽からなんと30年もの間閉じられたままだったという。
〈ボルボ〉の展示はまさにこの“かみさまがすまう森”に入る、プロローグの役割を果たす。XC40が廃屋の壁を突き破る生命の力強さ、をチームラボの8Kによるディスプレイ画面とともに表現しているのだ。
すこし埃とカビの入り混じったような、廃屋ならではの濃密な空気感が、やけにリアルに心に響く。そこから、アート空間はまるで無限のように続いていく。
閉じられたままだった湯屋に花を咲かせ、崩れそうな行き止まりの地下道の奥に炎を燃やし、さらにアートは屋外にも拡がっていく。
ちなみに、このアート展示だが、御船山楽園ホテル宿泊者は無料。さらに御船山楽園ホテルは、すぐれたサウナに贈られるサウナシュラン掲載店でもある。
アートとサウナで心をととのえる休日はいかがだろうか。