〈レクサス〉の本格オフローダー! 〈レクサス〉GX
SUVブームの成熟極まる一方、ここにきてマニアックな本格オフローダー人気が高まってきているような機運がある。海へ山へのレジャー気分を盛り上げてくれるんだから、非日常への扉として、最高の相棒になりそうでもあるし! そんな時代を読んでか、あの〈レクサス〉から、新しい本格派オフローダーが発売されるというから注目! 〈レクサス〉GXだ。
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このクルマ、実はグローバルでは3代目。しかも、なんと14年ぶりのフルモデルチェンジを機に日本導入が叶うのだが、うん、確かにこのルックス、既視感のないかっこよさ!
ご存知のとおり〈レクサス〉にはすでに、SUVラインナップが豊富。フラッグシップにはLX、そしてラグジュアリーなオンロード系RX、ミドルサイズのNXときて、先日も速報をお届けしたLBXが末っ子クロスオーバーとして加入する。そのあるかなきかの隙間に入るのがGX。サイズ的にLXとRXの間に入るが、傍で見ると驚くほど大きい。ランドクルーザープラドの後継に当たる“ランドクルーザー250シリーズ”をベースにしているのだが、それよりもうんと大きく見えるのだ。
実寸は全長4950㎜×全幅1980㎜×全高1865㎜。「ほぼ同サイズなのになぜ?」と展示車両を見渡すと、試乗車に履かされていたオフロードタイヤの効果かもしれないと思い当たった。〈トーヨータイヤ〉と共同開発した“オーバートレイル”仕様で、堅牢なホイールとあいまって、足元の迫力を存分にアピールする。
さらにほかの〈レクサス〉とキャラを分けた、ゴツゴツとしたデザインは、むしろLXよりもさらにアグレッシブ。 インテリアもエレガンスというよりは少しメカメカしく、そのあたりも新たなファンを獲得しそうだ。
オフロードでの試乗では、その卓越した性能を堪能することができた。試乗したのは3.5ℓV6のツインターボ。タフなオフロードに対応できるよう、上級のLXと同じボディフレームを採用する。
実は富士スピードウェイには本格的なオフロードコースがある。一般的に公開されているコースではないのだが、プロの監修によるタフなコース設定となっている。完全に前後の一輪ずつが浮いてしまうモーグルや、超低ミューの石の凸凹路、ボンネット下の全く見えない細い未舗装路など、はじめて走るならおののいてしまうほど。しかし、タイヤの空転に応じて接地側のタイヤに駆動力をかけたり、また、オフロード走行時に微妙なアクセル&ブレーキコントロールを自動的に行い、超低速を自動的に維持する“クロールコントロール”を駆使して、GXは驚くほど順調に悪路を攻略していく。このとき、ブレーキの繊細な制御やトラクションコントロールなどが至極静かできめ細やかなことにより“オフロードでも〈レクサス〉”な上質感を味わえるのがなによりのサプライズだった。しかし、開発者によると「オンロードにも自信があります」とのこと。う〜ん、待ち遠しい!
★DATA 〈レクサス〉GX(プロトタイプ)
●全長×全幅×全高:4950×1980×1865㎜
●ホイールベース:2850㎜
●エンジン:3.5ℓV型6気筒ツインターボ、2.4ℓ直列4気筒ターボタイブリッドシステム
●駆動方式:四輪駆動
※2024年発売予定。
●レクサス インフォメーションデスク
TEL:0800-500-5577
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