感動の後部座席! 〈レクサス〉新型LM
以前、富士スピードウェイにて行われたメディア向けグローバルイベント“レクサスショウケース”。先週は新型コンパクトクロスオーバーモデルLBXをレポートしたが、今週はいよいよ日本導入が叶った〈レクサス〉のMPV、新型LMをお届け!
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たとえ“クルマニア”であっても、然るべき立場ともなれば、後席で移動するようなシーンも出てくるはず。しかし、後席に特化したフルサイズミニバンって、いまや世界中どこを見渡しても、右も左もアルファード/ヴェルファイアばかり……。そりゃ輸入プレミアム系にもVクラスなど、ないことはない。けれど、選択肢はあまりに少ないってことを、諸兄もご存知のはず。
そんな中、こんな噂を耳にしたことはないだろうか? 「日本では未発売ながら、中国にはアルファード/ヴェルファイアの〈レクサス〉版が存在するらしい」。そう、それが初代LMだったというワケ。今回、LMが二代目に進化すると同時に、日本にも導入されることが発表されたのは、だから、めちゃくちゃ朗報ともいえるだろう。
我々にお披露目されたのは、2.4ℓのターボハイブリッドモデル。威風堂々としたルックスは確かにミニバンのシルエットながら、大きな前面を生かし、グラフィカルなグリルのメッシュを採用した既視感のないデザインが印象的。大径タイヤを採用して、高級車としての存在感をアピールしている。リアライト周辺も個性的で、たとえ夜間であってもひと目で〈レクサス〉とわかるアイコンを随所にちりばめている。
圧巻なのはやはり内装だ。むろん、運転席もかなり美しい。凝ったカッパーカラーのメタル加飾が多く施され、木目のあしらいも複雑でお洒落。しかしやはり、LMの真髄は後部座席なのだ。
アルファード/ヴェルファイアでもお馴染みの大きなスライドドアが開くと、まずはフカフカの、毛足の長いカーペットがお出迎え。今回、お借りしたのはホワイトの内装だったので、その圧巻の上品さで、感動はなおのこと大きかった。まるで高級ホテルのような設えなのだ。さらに広大なスペースに、巨大なシートが贅沢にも2座。ゆったりしたヘッドレストやオットマンを備えたソレは、まさに玉座のよう。ヴェルファイアの最上グレードにも用意された、エンタメやクライメートコントロールのための小型タブレット状コントローラーも収納されている。
そして、後席の目の前に広がるのが、48インチ(!)の大型ディスプレイ。ネット接続されたタブレットなどをミラーリングさせることにより、YouTubeやNetflixなどを楽しめたり、オンライン会議をしたりとフレキシブルに使えるのだという。
今回、このLMは先に初代が導入された中国の富裕層などから得たフィードバックをふんだんに盛り込んだのだという。アルファード/ヴェルファイアがビジネスクラスなら、LMはまさにファーストクラス。圧倒的おもてなし空間はまさに、唯一無二だ。
★DATA 〈レクサス〉LMプロトタイプ
●全長×全幅×全高:5125×1890×1955㎜
●ホイールベース:3000㎜
●パワートレーン:2.4ℓ直列4気筒ターボハイブリッドシステム[eAxle]、
2.5ℓ直列4気筒ハイブリッドシステム[E-Four/FF]
※日本国内は4人乗り仕様(2.4ℓ直列4気筒ターボハイブリッドシステム[eAxle])から導入予定。諸元の数値は上海モーターショー出展車両のもの
●レクサス インフォメーションデスク
TEL:0800-500-5577
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