ルックスの変更に嬉しい理由あり! 〈テスラ〉モデル3
なんだかんだ言ってもやっぱり気になる〈テスラ〉。イーロン・マスクというオーナーのカリスマ性や話題性もさることながら、いやいや実のところ、〈テスラ〉に乗ればイヤというほど思い知らされるのが演出の巧さ! ちゃ~んとクルマ好きの心をさらう、高い商品性を兼ね備えているのだ。そんな〈テスラ〉から、今買える現実的な1台として人気の“モデル3”が、発売以来はじめての大幅アップデートを果たしたのでレポートしたい。
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まず今回はアップデートということで、バッテリー容量など動力に関する変更はない。だけど、航続距離がRWDで513㎞、AWDで629㎞となり(WLTPモード計測値)、およそ20~30㎞の伸長となる計算だ。これはどういうことかというと、なんと空力によるものだという。そう、今回モデル3は大幅にルックスが変わったのだ。
まずはライト周りがキリッとシャープになっている。これまではおむすびのような三角形だったが、それが細型の形状に。これにより照射幅と照射距離を拡大し、夜間視界の拡大に貢献しているのだという。同時にテールライトもワンピーステールライトへと変更され、こちらもシャープな印象を強めている。そしてその下だ。もとより開口部のないグリルレスな表情だったが、これが新デザインに一新。このフロントデザインが大きな効果となり、空力を向上して航続距離に貢献したのだとか。う〜ん、改めて“空気を読める”って大事!
さらに、このバンパー下部に備えられていた、小さな丸い超音波系のセンサーが廃止された。今後〈テスラ〉は物理センサーを廃止し、すべてのセンサリングはカメラにて行うことを表明している。それがいち早く叶えられたかたちだ。
インテリアも刷新されている。もとよりミニマルなインテリアが先進感を醸し出し、〈テスラ〉を一躍人気者に押し上げたのだが、そのミニマルさに拍車をかけた。なんと、今度はシフトレバーが廃止されたのだ。〈メルセデス・ベンツ〉と同じ形式で、コラムからニョキっと突き出していたレバー類がすべて断捨離され、ステアリングホイールの中に格納。つまり、ウインカーレバーもなくなったことになる。
しかし、増えたものもあって、リア席の足元に、8インチのタッチスクリーンが備えられ、シートヒーターの制御やエアコンの風量、また音楽やストリーミングを楽しめるようにもなっている。また、全ウインドウがアコースティックガラスの採用で室内はますます静粛性を増し、CN95フィルタで空気もきれいに。いやはや、これを考えると561万3000円という価格がオトクに感じてしまうんですけど!
★DATA 〈テスラ〉モデル3 RWD
●全長×全幅×全高:4720×1850×1441㎜
●車両重量:1765㎏
●一充電走行距離(WLTP):513㎞
●最高時速:201㎞/h
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:561万3000円
●テスラ ジャパン
TEL:0120-966-774
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