“アメリカを感じる”ディーゼルSUV! 〈ジープ〉コマンダー
朝夕がぐっと冷え込んで、冬の声が聞こえてくると「心が勝手に雪山に飛んでいってしまう」な〜んて人も増えてきそうなこの季節。つい先日〈ジープ〉から新しいSUVが登場したので、ご紹介したい。再度上陸したコマンダーだ。
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コマンダーはグランドチェロキーとコンパスの間に入るサイズで、3列シート×7人乗りを叶えている。とはいえ、やはり横に立つとそのサイズ感にアメリカを感じる。全長4770×全幅1860×全高1730㎜。実に悠々とした立ち姿なのだ。
グランドチェロキーを思わせるフロントフェイスはメタルを多用し、ギラツキを感じさせるデザイン。オーセンティックな都会派の〈ジープ〉デザインは、ひと目で強さ、タフさを喚起させる押し出し感をも備えている。
サイドビューも実に圧巻。2780㎜にも及ぶホイールベースのおかげで、伸びやかなラインを強調している。今回、ルーフカラーをブラックに出来るツートーンカラーが用意されたが、このカラーリングを選ぶと、またルーフラインの美しさが際立つようだ。筆者に与えられたボディカラーはホワイトとの組み合わせだったが、どこかクラシカルな雰囲気もまとって、実にエレガント。ホイールもまたグランドチェロキーと意匠を揃えていて、まるでスパナを組み合わせたような、ユニークなデザインを採用し、足元にアクセントを加えている。
室内はシックで先進的な印象。コマンダーはアシスタンスの充実もウリなのだが、その先進運転支援システムと相性のいいフルデジタル液晶のメータークラスターと、10.1インチのディスプレイを標準で備えた。シフトまわりのボタン配置もスッキリしていて、使用感も◎。2列め、3列めシートは固定式で、シートスライドはしない。シート自体がゆったりとしたつくりになっている2列めをメインに使用し、タイトな3列めは非常時用に使うのがよさそう。使用時以外はシートバックを倒し、広い荷室として使用するのがオススメだ。
エンジンは2ℓターボチャージャーの直4ディーゼル! そう、ディーゼルエンジンが導入されたことを歓迎する人は多いだろう。組み合わされるのは9速ATだから、この巨体でも比較的燃費にコンシャス。欧州系クリーンディーゼルと違い、それなりに音も振動も派手なのがアメリカンなキャラのなせるワザ! 走りも個性にあふれているというワケで、この“エンジンが回る感”を逆に歓迎する走り好きは意外に多いかも。もちろん、オンデマンド式の四輪駆動で、走行モードもオフロードを見越したSAND/MAD、SNOW、AUTO、と、アウドドア系にしっかり対応。〈ジープ〉製ディーゼルSUVというワイルドな選択肢、魅力的かも!
★DATA 〈ジープ〉コマンダー リミテッド
●全長×全幅×全高:4770×1860×1730㎜
●車両重量:1870kg
●ホイールベース:2780㎜
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒DOHCディーゼルターボ
●最高出力:125kW(170PS)/3750rpm
●最大トルク:350N・m(35.7kgm)/1750~2500rpm
●トランスミッション:9速オートマチック
●駆動方式:四輪駆動
●税込み価格:597万円
●ジープ フリーコール
TEL:0120-712-812
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