違いのわかる大人のための“渋青”ダイバーズウォッチ!
週末の海へ。となると、日差しに映えるあざやかな色使いをしたくなるもの。とはいえ、大人ならワル目立ちは禁物。〈ファーブル・ルーバ〉の"渋青"時計なら潮っぽさを漂わせながら、これみよがしな派手さはナシ!
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FAVRE-LEUBA
週末、詰まったスケジュールをなんとかやり繰りして、海に行く朝。胸を躍らせ、つい手に取りたくなるのは、やっぱりブルー。だからといって、海岸にたむろする小僧サーファーのように、洋服で原色をこれ見よがしに着るのは野暮。ワル目立ちするのではなく、年を重ねた男ならではのセンスで、肩の力の抜けたブルー使いをするのが、大人ってもの。もちろん、服だけでなく腕時計だってそれは同じ。
で、おすすめはスイスの老舗〈ファーブル・ルーバ〉の“渋青”時計。’70年代に生まれたオリジナルモデルのディテールを継承した“レイダー・シースカイ”は、どこか懐かしいブルーの色みが印象的だ。その、深みと味を併せ持つブルーが、インダイヤルの清潔なホワイト、ビビッドな赤の針、スペーシーなシルバーケースと一体化し、レトロフューチャーな面立ちに。さらに水濡れOKのラバーストラップに、さりげなくブランド名が入っているのでラグジュアリー感もたっぷり。派手なインパクトウォッチとは一線を画した、海好きな大人にこそ似合うタイムピースとなった。しかも、クールモダンなフェイスに秘めた機能は極めてタフ。スモールセコンド、30分積算計、12時間積算計を配した多機能クロノグラフでありながら、防水性は200mを確保。1737年の創業以来、281年間にわたって機械式時計を作り続け、深海からエベレストまで制覇したブランドの実力をいかんなく発揮しているのだ。
名前の意味をひも解けば、“レイダー=侵入者”“シースカイ=海と空”。浮ついた若者たちの群れを尻目に、青空の下の浜辺で涼やかにまどろみ、気が向いたら海に飛びこんで波乗りからシュノーケリング、ダイビングまで境界なく遊ぶ。海と空を自由に旅する、ウィークエンドの大人の冒険者にふさわしい1本かと。
存在感のあるステレンスのスクエアケースが、骨太かつ知的な男らしさを演出。そこはかとなく漂うメカっぽさもアドベンチャー魂を刺激し、ワル目立ちすることなく手元のアクセントになる。ケース径44㎜、自動巻き、SSケース、ラバーストラップ、200m防水。49万5000円(ファーブル・ルーバ/スイスプライムブランズ)
●スイスプライムブランズ
TEL:03-4360-8669
雑誌『Safari』9月号 P244掲載