【朗報】ついに入手可能!
〈ピアジェ〉の世界最薄機械式時計!
2018年に発表され、“世界で最も薄い機械式時計”として話題をさらった〈ピアジェ〉のアルティプラノ アルティメート コンセプト。残念ながら当時はプロトタイプで、一般に入手することはできなかった。ところが、それから2年、ついに朗報が! 一般購入できる製品版が完成したという。もちろん、世間をアッと驚かせたケース厚2mmは健在。今回、それを製品版でも実現するために、新たに5つの特許技術が生かされたのだとか。さて、その秘密とは……!?
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高精度と薄さを両立した傑作ムーブメントを生み出してきた名門ブランド〈ピアジェ〉。その新作は、アルティプラノ アルティメート コンセプト。特徴は、厚さ2mmの驚愕ケース。さて、どうやって実現したのか? それには5つの特許技術が投入されている。
極薄の香箱(ゼンマイが収納されている部品)、極薄の調速機構、ウォームスクリューによる極薄の巻上げ機構を開発。さらに、風防にもひと工夫が。使用されるサファイアクリスタルも極薄で厚さ0.2mmしかないため、通常の方法では設置不可能。そのため、新たに特殊な接着方法を開発し、固定しているのだとか。
で、最後の秘密が、フラットシェイプの入れ子式リュウズ。リュウズといえば、文字盤の横にポコっと顔を出しているのが普通。ところが、厚さ2mmとなるとすぐに破損してしまう。そこで、ケースの中に収納できる伸縮式のリュウズを開発。これならば、引っ掛けてキズになる心配もないし、見た目にもすっきりしていて、実にスマート。う〜ん、なんとも緻密な仕掛け。頭が下がります。
「だけど、薄いと壊れるのが心配だな……」いえいえ、ご安心を。ケース素材には優れた強度を誇るコバルト合金を採用。しっかりとボディを保護している。さらにポリッシュ仕上げでピカピカに磨き上げ、見た目も実に上品な仕上がりになっている。文字盤はブラックPVD加工を施し、シックで洗練された雰囲気に。12時位置には時分表示を配置。ブリッジは高級感あるブルーで彩色。ストラップとあいまって、実にラグジュアリーで高級感たっぷり。大人にこそふさわしい1本といえるだろう。
ケース径41㎜、手巻き、コバルト合金ケース、バルティモラストラップ、20m防水。4280万円(ピアジェ/ピアジェ コンタクトセンター)
〈ピアジェ〉が4年の開発期間をかけた貫禄の極薄ウォッチ。袖口もストレスなくスムーズなので、ジャケパン姿にはうってつけ。そのうえ、ケース径は41mmあるので存在感は十分。これなら、まわりの視線を独り占めすること請け合いだ。
さらに、“世界最薄の機械式時計”という称号を語れる権利も手にできるのだから、時計好きなら入手しないワケにはいかない!?