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2022.09.25

Behind the success of businessmen
新ビジネスを生み出す斬新な発想は、自分の“好き”を深掘りすることからはじまる。

ビジネスの世界で結果を出している人は、果たしてなにによって自分を高め、力を得ているのだろうか。今回はサステナビリティをはじめとする社会課題と向き合い、今までにないアプローチで新ビジネスを生み出す菅野 充さんに斬新な発想の源を語ってもらった。

新ビジネスを生み出す斬新な発想は、自分の“好き”を深掘りすることからはじまる。'60年代の音楽に触れるために手に入れたレコード。ザ・ローリング・ストーズに加え、それを辿るように聴きはじめたビートルズやザ・フーの音源もある

“社会課題をエンターテイメントで解決する”をテーマに掲げ、これまで交わることのなかった様々なモノを繋いでいく。そんな新しいビジネスを手掛ける菅野 充さん。なかでも“THAT’S FASHION WEEKEND”が今注目されている。これは、サステナブルなファッションを目的に企画されたイベント。ブランドのチャリティセール、若手支援、情報発信という3つの柱で“地球に優しく生きる”という価値観を広めることが狙いだ。

この秋2年めを迎え、東京のみだった開催地が北九州、札幌、東京の3都市に拡大。泉谷しげるが発起人のロックフェスとコラボが決まるなど、まさにエンタメの力でサステナブルという社会課題にアプローチしたイベントに。では、そんな斬新な発想はどこから生まれるのだろうか?

「好きなものを深掘りせずにはいられない。そんな性格が仕事に繋がっています。この仕事を立ち上げたのは35歳ですが、実はそれまで自分に向いている仕事に出合えず、もがいていたんです。でもその過程で、“これは自分には合わないな”というものをひとつひとつ排除し、“もっと追求したい”と思うものを積み重ねるという作業が自然とできました。“好きなものを掘り下げていく”ことをやり続けた結果、今の自分が形成されたという感覚です。たとえば自分はファッションも音楽もどちらも好き。その好きなファッションが今、大量消費時代からサステナブルへの転換を必要としている。それが音楽フェスと繋がったら、もしかしたら今までにないなにかを生み出せるかもしれない。そんなふうに好きなことを繋げていくという発想が、いつの間にか自分のスタイルになっていました」

その原点は、服飾専門学校卒業後に1年間暮らしたロンドンでの生活にはじまる。

「1960年代のイギリスの文化が好きなのですが、それを深く知ったのは当時暮らしたロンドンでした。きっかけは、中学時代に憧れたザ・ブルーハーツ。彼らが影響を受けたのが、’70年代のセックス・ピストルズだと知ってそれにハマって。さらに彼らが影響を受けたのがザ・ローリング・ストーンズだと知り、最終的にはストーンズにどっぷり(笑)。まだ彼らが20代だった頃の’60年代の音源を聴き衝撃が走りました。当時の彼らのファッションに懐かしさを感じ、’60年代スタイルにもハマっていきました。ロンドン時代はマーケットでその年代のヴィンテージ服を購入しましたね。今でもよくそれを着たりしています」

服や音楽をとおして、’60年代のイギリスに触れ続けることには大きな意味がある。

「’60年代のストーンズが表現していたのは、20代ならではの音楽。ハングリーな年代の表現だからこそ伝わるものがあるんです。新しいものを生み出すために常にハングリーでいたいという思い、当時の彼らの思いに触れることは、ハングリーさを持ち続けるうえで僕の力になっています」

新ビジネスを生み出す斬新な発想は、自分の“好き”を深掘りすることからはじまる。ロンドンのマーケットにかよって見つけては購入した’60年代のヴィンテージ服。ビジネス服としても着用し、自分のキャラクターを印象づけている 

新ビジネスを生み出す斬新な発想は、自分の“好き”を深掘りすることからはじまる。腕時計やカフリンクスといったアクセサリーも、’60年代のものと思われるヴィンテージを愛用。いいものを長く着ることで、SDGsのマインドを体現している

新ビジネスを生み出す斬新な発想は、自分の“好き”を深掘りすることからはじまる。THAT’S FASHION WEEKEND株式会社
菅野 充さん
バンタンデザイン研究所卒業後、1年間ロンドンに留学。帰国後はアパレル繊維卸業勤務で経験を積み、38歳で企画プロデュース会社〈バンクシー〉を設立。社会課題の解決に繋がる様々な事業を手掛けている。

Information

『Urban Safari』Vol.29 P37掲載

写真=正重智生 文=遠藤 匠
photo : Tomoo Syoju(BOIL) text : Takumi Endo
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