Have A Good Year
箸と箸置きを変えて新たな気持ちでスタート。
新年は自然と心が切り替わるタイミング。だからなのか、様々なものを新しくしたくなります。財布やバッグなどもそうですが、買い換えることで、なんだか気分転換になるのが、毎日の生活に欠かせないアイテムです。たとえば、朝、昼、晩の食卓に欠かせない箸、そして箸置き。なにしろ、食事のたびに使うわけですから、新しく買い換える甲斐もあるってものです。実は、お正月に箸を新調するという習慣は、昔からあります。箸を新しくするということは無病息災の祈願になり、縁起のいい行いだと考えられていたようです。
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箸は、多くの人が幼い頃から慣れ親しんで使っているものです。なので、長く使える職人による伝統的な技術が光るものがいいでしょう。たとえば、神社など格式のある建造物にも使われている朱色を施したものや、丁寧に塗り込まれた艶やかさが華やぎを与えてくれる塗りのもの、温かみがあって長く使える木製なども人気があります。さらに、卯年にちなんだうさぎデザインも、食卓をあざやかに彩ってくれそうです。箸置きも揃えると、食卓が品よく見えます。2023年は、箸と箸置きを変えて正月を迎えてみませんか?
若狭塗の伝統工芸、根来塗の箸。朱色の箸は、使い続けると下地の黒が見えてきて、使うほどに味が出てくる。“伝統工芸士古井正弘作曙/根来”3850円、朱色の箸置き参考商品(以上箸蔵まつかん/箸蔵まつかん お客様お問合せ窓口)
1年のはじまりにふさわしい。
はるか昔から日本で愛されてきた朱色。一説には、人間に必要な“太陽・火・血液”はどれも赤であることから、神聖な色として扱われてきたともいわれています。心を落ち着かせてくれる朱色は、食事のありがたさも感じさせてくれます。
若狭塗の伝統技法はモダンな食事にもマッチします。“若狭塗 螺鈿箸 磯貝錦”各4950円、越前塗“貝ちらし”箸置き各1540円(以上銀座夏野/銀座夏野 銀座本店)
塗りの高級感が漂う。
お箸をベーシックに赤と黒のペアで揃える。それが塗りであれば高級感もあり、食事も美味しそうに見える!? 和な落ち着きとモダンさが織り交ざったデザインなので、和食はもちろん、洋食にもきちんと合います。
安定した持ち心地の五角形と丸に近い八角形の両方のよさを持ち合わせた、職人の技術が光る個性的な七角形がユニーク。“江戸木箸 別上 七角削り箸 鉄木”各5500円、箸置き各440円(以上大黒屋)
食事の美味しさが際立つ。
毎日使っても先が丸くなりにくく、丈夫なのが木製の箸の魅力。長く使えるため、愛着も湧くうえに、今どきのサステナブルともいえます。食卓に小さなグリーンを置けば、自然な雰囲気も高まって、食事もきっと美味しく感じられます。
合わせ絵になったうさぎデザインが可憐です。“幸福箸 二膳入 卯”1980円、“干支箸置き2個セット 卯”1540円(以上公長斎小菅/公長斎小菅 楽天市場店)
食事の会話も楽しく弾む。
2023年は卯年。十二支にはそれぞれに込められた意味があり、うさぎは跳びはねることから、飛躍などの意味があります。見た目もかわいらしいので、子供も一緒に揃えてあげると喜びそう。1年ごとに変えるのも楽しそうです。
●箸蔵まつかん お客様お問合せ窓口
TEL:0770-53-2284
●銀座夏野 銀座本店
TEL:03-3569-0952
●大黒屋
TEL:03-3611-0163
●公長斎小菅 楽天市場店
TEL:075-253-1187
『Safari me time』Vol.10 P11掲載