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2025.02.22


千葉ロッテマリーンズの【鈴木昭汰】は、ピンチを脱した好投が中継ぎの確かな自信に!

プロ4年めの大躍進でリリーフとして覚醒した、千葉ロッテマリーンズの鈴木昭汰。力強いストレートで空振りを奪う152㎞左腕が、セットアッパーとして自信を得た1戦を語る。

SHOTA SUZUKI
TURNING POINT
千葉ロッテマリーンズの【鈴木昭汰】は、ピンチを脱した好投が中継ぎの確かな自信に!2024年5月26日
パ・リーグ
レギュラーシーズン
ソフトバンク戦

プロ4年めを迎えた2024年シーズンは自己最多の51試合に登板し、自責点4、防御率0.73とキャリアハイの活躍を見せた千葉ロッテマリーンズの鈴木昭汰。3年めにリリーフに転向し、13試合で防御率2.76という好投で手応えを掴んでから挑んだ2024シーズンは、中継ぎとしての貢献度を表すその他の指標においても27ホールド、5セーブと圧倒的な成績を残した。そんな鈴木が分岐点として語ってくれたのは、そのシーズンの5月26日に行われたソフトバンク戦。2点リードで迎えた7回に澤村拓一が3者連続四球でピンチを招き、無死満塁で鈴木がマウンドに立つことに。この絶体絶命のピンチを無失点で切り抜け、チームを8連勝に導いた。

「弱気な投球が続いたシーズンもあった中で、2024年はよい形でスタートが切れ、“今年は行けるかも”と思いながら半信半疑でやってきていました。そうした中で迎えたこの試合では、ノーアウト満塁というピンチを迎えた状態でマウンドに上がりながら、自分のピッチングでしっかり抑えることができた。そこで半信半疑だったものが自信に変わった。この試合でのピッチングがあったかなかったかでこのシーズンの結果は大きく違っていた。そう思うくらい、自分の中では大きな意味を持つ試合になりました」

代打でバッターボックスに立った中村晃を投ゴロ併殺打に仕留め、2死二、三塁と続いた場面では粘る三森大貴を133㎞のスライダーで遊ゴロに抑えてピンチを脱した瞬間、雄叫びをあげた鈴木だが終始、冷静さを意識していたという。

「抑えた瞬間、興奮度がマックスになりましたが、それまでは絶対に甘い球が行かないように念じながら投げていました。抑えるまでは絶対に冷静でいたかったので、勝負を急ぎすぎるなって自分にいい聞かせていました。一球の焦りで結果が左右されてしまうと思っていたので、時間をかけていいから焦るなと心の中で思いながら。満塁だったので最初の中村選手のときは攻めにくい状況ではありましたが、そこはあまり気にせず、自分のストレートの強さで勝負して押し切ってやろうと思って投げていました」

無失点で抑える“ミラクル火消し”で自信を得たうえで戦った2024年は、中継ぎの核として開幕から投げ抜き、4月17日の埼玉西武ライオンズ戦でプロ初セーブを挙げ、最終的には5セーブをマーク。51試合に投げて自責点はわずか4点という圧倒的な成績でチームのブルペンに欠かせない存在となった。さらに吉井理人監督による推薦でオールスターゲームにも初出場を果たした。監督の信頼も得た背景には、中継ぎとしてさらなる進化を求める気持ちがあったからだという。

「シーズンがはじまってからはずっと勝ちパターンで投げたいと思っていましたが、最終的な目標としてはクローザーをやりたいと思っています。おそらく誰しもが思うことですが、やっぱり中継ぎをやってる以上、最終目標はクローザーなんです。自分が最後に投げてチームが勝つというのは、やっぱりすごくいいなって思うんです。だから、現在クローザーを担っている益田さん(益田直也)の練習はよく見るようにしていますし、アドバイスをいただくこともあります。益田さんの気持ちの持ち方や試合の入り方は、やっぱりあれだけの実績を上げ続けてきた人なので絶対に学ぶべきなにかがあると思っています。また、サンディエゴ・パドレスの松井裕樹さんとはオフシーズンの自主トレを一緒にやらせてもらっているのですが、松井さんは同じ左でクローザーとして実績を残しています。そういった先輩たちとの取り組みをシーズン前からやってきたことが、結果として出ている部分もあると思っています」

プロ4年めは開幕から一度も一軍登録を抹消されることなく戦い抜き、シーズン後もプレミア12の代表の一員として腕を振って大きな自信を得た。充実の1年を経ての来シーズンは、どんな思いでマウンドに立つのだろう。

「ここで満足せずに、来年も再来年も安定して結果を残さなければならない。その思いを強くしています。2024年も1年間を通して何度かパフォーマンスが落ちたことがありましたが、守護神の益田さんは一番大事なときに一番いい状態の自分をもってきています。長年クローザーをやっていますが、大事なときにケガで離脱なんてことも絶対にしない。そこの部分をしっかりやっていかない限り、大事な場面を任されるようなピッチャーにはまだまだなれないと思っています」

千葉ロッテマリーンズの【鈴木昭汰】は、ピンチを脱した好投が中継ぎの確かな自信に!©千葉ロッテマリーンズ
プロ野球選手
鈴木昭汰
SHOTA SUZUKI
1998年、茨城県生まれ。常総学院高等学校のエースとして活躍し、3度甲子園に出場。法政大学を経て、2020年にドラフト1位で千葉ロッテマリーンズ入団。2024年は、防御率0.73、27ホールドとキャリアハイの活躍を見せた。同年、プレミア12代表に選出。

TAMURA’S NEW WORK
センス・トラスト×京都ハンナリーズ
千葉ロッテマリーンズの【鈴木昭汰】は、ピンチを脱した好投が中継ぎの確かな自信に!田村も会場に登場するパートナーイベントは、2月1日(土)、2日(日)の秋田ノーザンハピネッツ戦が行われる、かたおかアリーナ京都で開催された。「僕自身、描かせていただいた人に直接お会いして作品を渡すよう心がけているのですが、こうしたイベントに参加させていただくことでアートに込めた思いを伝えることができたら嬉しいです」

地域と一緒に戦うチームを鼓舞するために

京都ハンナリーズのロスターとして戦う総勢14名の選手を、1人1人丁寧に描いた作品。これはプラチナパートナーとしてチームを応援するセンス・トラストの冠イベントとして、2月1日(土)、2日(日)に開催されるパートナーイベントのために描いた大作だ。

「現代のスポーツは、Bリーグがまさにそうですが実業団が主体だったかつてとは違い、地域に根差したチームとして戦うスタイルに移行しています。そうした中でも京都ハンナリーズはサポートしている地元企業が非常に多く、地域に愛されるチームを体現している。運営の方々にそのビジョンを伺い、応援させていただきたい思いを込めて描きました」

京都は、思い入れがある場所だという。

「京都は僕を応援してくださる画廊があるなど、自分自身もご縁を感じる土地。京都ハンナリーズもこれから長い目で応援させていただき、チームが登っていく姿を見届けたいと思っています」

アーティスト
田村 大
DAI TAMURA
1983年、東京都生まれ。2016年にアリゾナで開催された似顔絵の世界大会であるISCAカリカチュア世界大会で、総合優勝。アスリートを描いた作品がSNSで注目を集め、現在のフォロワーは10万人以上。その中にはNBA選手も名を連ねる。Instagram:@dai.tamura
 

 

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Information

雑誌『Safari』3月号 P166〜168掲載

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イラスト=田村 大 構成&文=遠藤 匠
illustration : Dai Tamura composition&text : Takumi Endo
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