〈ルイ・ヴィトン〉の特別な展覧会が“アニエール”にて開催中!
〈ルイ・ヴィトン〉の歴史が息づく場所“アニエール”。パリから北西に数キロ離れたこの場所には、ヴィトン家のアールヌーヴォー様式の邸宅と、伝統的なトランク製造のアトリエ、そして、“ラ・ギャルリー”がある。その“ラ・ギャルリー”で開催中の「ラ・マル・クリエ-ルイ・ヴィトンとスポーツ」展をご紹介。
〈ルイ・ヴィトン〉一族が長年実際に生活していた家がある。そこは、誰もが想像する絢爛豪華なものではなく、上品で落ち着いていて、どこか懐かしさすら感じる心地よい空間。ここは、1854年の創業から5年後、パリの本社が手狭になった〈ルイ・ヴィトン〉が移転してきた街(村、と表記している文献もチラホラあるのは、“アニエール”の当時の様子を想像する手助けになる!?)。創業者の邸宅と、スペシャルオーダーのトランクなどが製作されているアトリエ、そこに併設されている“ラ・ギャルリー”。
今“ラ・ギャルリー”では、パリ 2024 オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に合わせ、「ラ・マル・クリエ-ルイ・ヴィトンとスポーツ」展が開催中。本展は、1865年から2024年の間に製作された〈ルイ・ヴィトン〉のトランク21点が展示され、時を超えたメゾンのサヴォアフェール(匠の技)の変遷を感じることができる。
特に注目なのが、2021年にヴァージル・アブローが手掛けた“ピックルボール・トランク”だ。2021 秋冬 メンズ・コレクションに向けてイエローのモノグラム・キャンバスでデザインした“ピックルボール・トランク”。上部には4つのパドルラケットと5つのピックルボール。下段にはピックルボールのネットと支柱が収納されている。
その他、2022年にNBAとのコラボレーションで製作されたレザー張りのトランク、そして、キム・ジョーンズが2017-2018 秋冬メンズ・ファッションショーのために製作した〈シュプリーム〉とのコラボレーションによるトランクなど、貴重な品が展示されている。
同時に、〈ルイ・ヴィトン〉がデザインしたスポーツ関連のオブジェを集めた展示も。1979年製モノグラム・キャンバスのテニスラケットカバーや、1998年製のFIFAワールドカップ ™︎フランス大会のために製作された〈ルイ・ヴィトン〉のサッカーボールとバッグ。2021年にヴァージル・アブローがデザインしたLV×NBA バスケットボールバッグ。そして、ファレル・ウィリアムスによる2024年製のボウリングボールバッグなど、貴重なアイテムを見ることができる。
パリ 2024 オリンピック・パラリンピック競技大会を機会に、トランクとオブジェの展示を通じて、〈ルイ・ヴィトン〉とスポーツとの関わりに思いを馳せてみるのも面白い。
会場:La Galerie(ラ・ギャルリー)
18 rue Louis Vuitton, 92600 Asnières sur Seine.
開館時間:10時~17時(土日のみ)
要オンライン予約(入場無料)は以下から:英語、フランス語のみの対応
●ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854