オン・オフ両方に使えるスグレモノ!
大人が持つべきは、 クラシカルなコート系スニーカー!
少し前まではややルースなスタイルが主流だったファッション。けれど最近はカーディガンやジャケット、襟付きシャツ、パンツならスラックスなど、気がつけばクリーンで品のあるアイテムで構成したスタイルがまたもや目立ってきている。となると選ぶべきスニーカーも変わってくる。特に大人なら、合わせの汎用性高く、清潔な雰囲気も感じる、コート系スニーカーは押さえておきたい。
コート系スニーカーってなんぞや? という問いにお答えしよう。特徴はキャンバスまたはレザーの3枚パネルのアッパーが基本で、ラバーのカップソールを備えるものを指すことが多い。1980年代頃にテニスやバドミントン、バスケットボールなどの競技用として履かれていたものに近い見た目で、シンプルな構成&デザインから品のよさをも感じる。そんな1足こそがコート系スニーカーといえよう。いち早く流行発信するブランドでは、今季コート系が多くラインナップされ、これは清潔感あるスタイルに回帰していることの証し。1足は持っておきたいコート系の中でも大人に最適な最新6足をチェックしよう。
9万9000円(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)
クラシカルなテニスシューズをイメージソースに仕立てられた定番モデル“オンタイム”。その新作は、春の柔らかい空気感にぴったりなスウェードレザーをアッパーに用いた、優しげな見た目が決め手。タイムレスなデザインながら、上質素材とプライドを携えた丁寧な作りで、大人のスタイルを一段格上に仕上げてくれる。
13万2000円(クリスチャン ルブタン/クリスチャン ルブタン ジャパン)
〈クリスチャン ルブタン〉のスニーカーといえば、スパイクワークやスパンコール使いが得意で、色も前衛的というイメージを持っているかも。ただ、ここ数シーズンはまさに落ち着きのある大人の男に似合う黒レザーのコートシューズたいプが登場している。ぱっと見はまるでストレートチップシューズのようだ。とはいえ牙がすっかり抜けたわけではなく、アウトソールはお馴染み真っ赤な仕上げと、情熱は決して忘れていない。
3万5200円(コーチ/コーチ・カスタマーサービス・ジャパン)
春の山々を思わせる淡いカラーが魅力の1足は、歩きやすさを重視して軽量に作られた“ローライン”シリーズの1足。履き心地を快適にするクッション性の高いインソールや、TPUヒールカウンターを採用することで、サポート力や安定性を高め、足に優しい仕様に。大人が気後れなく春色カラーを取り入れるなら、こんな明るくも落ち着きのあるグリーンがぴったりだ。
10万5600円(ジミー チュウ)
多面的なダイヤモンドカットのソールとグラデカラーが効いた、フューチャリスティックなデザインが特徴の“ダイヤモンドライト”。しなやかな履き心地を実現するために、3つのパーツで構成されるソールの中央部分には、軽量で柔軟性のあるポリウレタンなどのミックス素材を活用。シンプルながら個性出しのできる1足といえる。
12万9800円(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシ カスタマーサービス)
〈セルジオ ロッシ〉のスニーカーの大定番“SR アディクト シグネチャー”に、ツイル生地をアッパーに採用した新作が登場。やや厚めなラバーソールが特徴で、作りはシンプルながらボリューミーで存在感ある足元を作れる。定番のレザーアッパーに比べて、軽快な印象を与える点も春に向けて重宝するはず。
9万4600円(トッズ/トッズ・ジャパン)
〈トッズ〉からは、今季、清潔感たっぷりなコートシューズタイプがお目見え。優しげなニュアンスを感じるオフホワイトレザーで仕立てたことで、上品な顔つきにいっそうクリーンな印象をプラス。ブランドネーム以外のトーンを揃えたことで、その効果はグッと増している。カジュアルにはもちろん、オンのテイラードジャケット姿のこなれ感にも重宝する1足だ。
●ジェイエムウエストン 青山店
TEL:03-6805-1691
●クリスチャン ルブタン ジャパン
TEL:03-6804-2855
●コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
TEL:0120-556-750
●ジミー チュウ
TEL:0120-013-700
●セルジオ ロッシ カスタマーサービス
TEL:0570-016600
●トッズ・ジャパン
TEL:0120-102-578
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text Yagi Yuta Yagi