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FASHION ファッション

2022.06.05


大人が備えたい上品さは、“バスクシャツ”で手に入る!

ドレスはもちろんカジュアルにおいても、昨今フレンチへの関心が高まっている。特に夏シーズンにおいて、フレンチならではの上品で肩の力が抜けた雰囲気は、大人の強い味方になる。その象徴的なアイテムといえば、やはり“バスクシャツ”が外せない。爽やかなボーダー、開放的なボートネック。これを着ずして、夏のフレンチカジュアルは語れない!

■バスクシャツの魅力とは?■

魅力1:誰でも爽やかに
魅力2:洗いざらしがサマになる

魅力3:ショーツにもスラックスにも幅広く合う

バスクシャツ。ここ日本では、ボーダー柄のカットソーを指して、そう呼ばれることが多い。だが、より正確性を求めれば、編地を使い、ボートネックを採用したモノを指す。ただし、そもそもは16世紀頃に船乗りのためのワークウエアとして誕生したのが出自であり、その定義は厳密ではない。また、フランスのイメージが強いが、バスクとはフランスとスペインの国境付近の地域全体であり、実はフランスの専売特許というわけではないのだ。

フランス産のイメージが定着したきっかけとして、1850年代にフランス海軍の制服として採用されたことが大きい。海軍への支給品となれば、当然それを作るメーカーやブランドが誕生。〈セント ジェームス〉も、1889年に創業となっている。1940年代頃にはヨーロッパにおけるリゾートファッションのアイコン的アイテムとなり、現在もそのイメージは引き継がれている。そのイメージとは、フランス的エスプリ、爽やかマリン、カジュアルポップといったところか。

今春夏に限ったことではないが、夏といえばバスクシャツというのは、もはや定石。マリンリゾートな上品さを楽しめつつも、ワークウエア、海軍ユニフォームという背景から、意外にも武骨なカーゴパンツや色落ちヴィンテージデニムとも似合ってしまう懐の深さが、定番として愛される理由だ。 

 

《必携“仏ブランド”4選!》
01
[セント ジェームス]
SAINT JAMES

ウエッソン1万3200円(セント ジェームス/セント ジェームス代官山店)

右:ウエッソン1万3200円 左:ナヴァル1万6500円(以上セント ジェームス/セント ジェームス代官山店)

バスクシャツの魅力を知るなら
このブランドは避けてとおれない

フランスにはバスクシャツで有名なブランドがいくつかあるが、最も有名なのが〈セント ジェームス〉だろう。フランス北部のノルマンディーで1889年に創業。漁師や船乗りのためのニットウエア作りで名を馳せ、バスクシャツにおいてもしっかりと目の詰まったコットン地の“ウエッソン”や、かつてフランス軍に供給していた“ナヴァル”といった名モデルを揃える。 

 

02
[オーシバル]
ORCIVAL

右:定番無地のエクリュ1万450円 左:新色のエクリュ×インディゴボーダー1万450円(以上オーシバル/ビショップ)

フランス海軍が認めた
お洒落かつ実用スペック

創業は1939年。フランス中部のオーヴェルニュ地方で生まれたこのブランドは、1950年代に実際にフランス軍にカットソーを供給していたことで知られる。希少な編み機を使ったラッセル編みは、着込むほどに馴染んでくるのが魅力。バスクシャツにおける定番ブランドながら、昨今はトレンドに沿ったシルエットのモデル展開も増え、ファッションアイテムとしての進化を示してくれる。 

 

03
[ルミノア]
LE MINOR

右:白×青ボーダー1万9800円 左:黒無地1万7600円(以上ルミノア/ゲストリスト)

バスクシャツの本場という
プライドを示し続ける名門


1939年に、フランスのブルターニュ地方で創業。〈セント ジェームス〉や〈オーシバル〉と並ぶ、バスクシャツにおける三大ブランドとされる。創業から一貫してフランス国内での生産にこだわり続ける稀有なブランドで、フランス海軍への供給実績も。バスクシャツの名門で、なおかつここ最近はファッション提案により力を入れ、有力ブランドとのコラボなども盛んに行われている。 

 

◆〈ルミノア〉コラボも人気!◆

右:〈キャル オー ライン〉別注。イエローとグレーが同ピッチになった、デッドストック生地を採用。フランス軍に供給していたスペックを再現している。2万1780円(ルミノア×キャル オー ライン/ユナイト ナイン) 左:〈ビューティ&ユース〉別注。ゆったりしたシルエットでアレンジ。袖丈も5分に変更されている。よく見ると、袖のネームもインラインに比べて大きめに。1万3200円(ルミノア×ビューティ&ユース/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店) 

 

04
[アルモリュクス]
ARMOR-LUX

各1万1000円(以上アルモリュクス/アルモリュクス中目黒店)

着心地のよさ、確かな歴史
今狙うなら、ここ以外にない!


今、最も注目されているマリンウエアブランドと言えば、ここを挙げる人が多いかと。創業は1947年。フランス海軍への供給実績を備える同ブランドは、2022年4月に日本国内初の路面店を中目黒にオープン。下着からはじまったブランドとあって肌触りのよさに定評があり、バスクシャツにおいても細番手のコットン糸によりやわらかな着心地を楽しませてくれる。 

 

◆人気の証拠、様々なブランドからも登場!◆
[ジョン スメドレー]
JOHN SMEDLEY

言わずと知れた、1784年に創業したイギリス屈指、いや世界屈指の老舗ニットブランド。こちらは、24ゲージのシーアイランドコットン製ニットを採用したバスクシャツ。ジャストなシルエットは、ジャケットを羽織ったときのバランスもよく、洗練された印象に。3万7400円(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー) 

 

[トラディショナル ウェザーウェア]
TRADITIONAL WEATHER WEAR

定番ボーダーカットソーBMBをベースに、ユニセックス仕様として身幅をオーバーサイズにアレンジしたBMBシャツ ボーイフレンド。ドロップショルダーならではの肩の力が抜けたラフな雰囲気は、まさしく昨今のトレンドとマッチする。1万6500円(トラディショナル ウェザーウェア/トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店) 

 

[レミ レリーフ×ビームス プラス]
REMI RELIEF × BEAMSE PLUS

旧型の編み機による14ゲージのコットン地は、ヴィンテージのような風合いに。その色合いも、化学薬品を使わない特殊な退色加工を施すことで、味深いインディゴブルーを表現した。太さのある七分袖がリラックスした雰囲気に。1万4850円(レミ レリーフ×ビームス プラス/ビームス プラス 原宿) 

 

[ブラームス フォー ワイルド ライフ テーラー]
BLURHMS FOR WILD LIFE TAILOR

バスクシャツ定番のボートネックではなく、リブのクルーネックを採用。肩幅、身幅、さらに袖幅も全体的にオーバーサイジングに仕上げており、シャリ感のある度詰めコットン天竺とともに、サラッとリラックス感のある着心地を楽しませる。1万9800円(ブラームス フォー ワイルド ライフ テーラー/ワイルド ライフ テーラー)

定番ブランドから別注・コラボまで、今シーズンは例年以上にラインナップが豊富に揃うバスクシャツ。今年の夏は久々にリゾートを楽しみたいと思っている人には、打ってつけのアイテムと言える。特に予定がなさそうな人も、バスクシャツを着れば気分だけでも夏気分を満喫できるはずだ。 

 

 
Information

●アルモリュクス中目黒店
TEL:03-6433-7458

●ゲストリスト
TEL:03-6869-6670

●セント ジェームス代官山店
TEL:03-3464-7123

●トラディショナル ウェザーウェア 有楽町ルミネ店
TEL:03-6810-0388
●ビショップ
TEL:03-5775-3266

●ビームス プラス 原宿
TEL:03-3746-5851

●ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店
TEL:03-6212-1500

●ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976

●リーミルズ エージェンシー
TEL:03-3473-7007

●ワイルド ライフ テーラー
TEL:0120-298-133

写真=正重智生 スタイリング=田川 匠 文=安岡将文
photo : Tomoo Syoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa  text : Masafumi Yasuoka
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