〈タトラス〉“カリフォルニア・ラブ”なトゥーパックとのコラボT!
好きなアーティストのTシャツを着る。それは当たり前のことだけど、それ以上にストーリーのある服を着たい。だから、“好き”と“ストーリー”の両方を叶えてくれるTシャツがあったら、この夏の主役T間違いない!?
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TATRAS
その昔、(もうかなり昔の話だが)高倉健主演の映画を観終わると、ちょっと強くなった気になって映画館を出たなんて話をよく聞いた。もちろん、映画にとてつもない力があった時代の話だと言われたらそれまでだが、多かれ少なかれ、自分が大きくなったような気にさせてくれる極上の映画や音楽は存在する。『ゴッドファーザー』だって『パルプ・フィクション』だって、そうだろう。ちょっと真似してみたなんて人もいるだろうし、あの劇中歌を聴けば、自然と背筋が伸びて、肩で風を切りたくなる……はずだ。
そんなことを考えながらこのTシャツを見てほしい。1990年代のアメリカ西海岸を代表するラッパー、トゥーパック。ビギーことノトーリアスB.I.Gとともに語られるアメリカ東西ヒップホップ抗争は、今や伝説的。そのギャングスタラップと評されるギラギラしたスタイルと、一転、リリシストとしての面も持ち合わせていたトゥーパックは、とにかくアイドル的にかっこよかった。特にドクター・ドレーと共演した名曲「カリフォルニア・ラブ」は、映画『マッドマックス』をオマージュしたミュージックビデオも相まって、彼最大のヒット曲となった。
そんなトゥーパックが何度も表紙を飾った雑誌『Word Up!』(当時米国で人気のあったヒップホップカルチャー雑誌)をオマージュした黒Tと、その時代のB-BOYが憧れ、真似したペイズリー柄のバンダナを巻いた横顔が“P”のロゴで切り抜かれた白T。しかも、“好きを着る”をバックプリントで叶えるニクい演出つきだ。’90年代をリアルタイムで体験してきた世代なら、彼を背中で語る“ストーリー”も堪能したい。実際に着てみると、はじめてトゥーパックに出会ったときの高揚した気持ちも蘇る。そしたら名曲「カリフォルニア・ラブ」が自然と流れて、夏の風を肩で切りたくなる!?
このブランドらしいツヤ感のあるボディに大胆にデザインされたフォトプリントがトゥーパック“好き”はもちろん、西海岸“好き”を表現するにはうってつけ。フロント左下には〈タトラス〉のロゴもデザインされ、コラボの証も小気味よくイン。完全オリジナルデザインで、特別な1枚に。各1万8000円(以上タトラス/タトラスインターナショナル)
●タトラスインターナショナル
TEL:03-5708-5188
雑誌『Safari』6月号 P255掲載
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