着用時はもちろん、脱いだ後に、さっとどこかに引っ掛けておく、その姿も絵になるフード付きウインドブレーカー。ライニングと背面にはメッシュが配され、軽やか。防水仕様のフロントジップは上まで閉めるとブランドロゴが出現する。7万1000円(ボス/ヒューゴボス ジャパン)
唸ったかも!?
先日解散を発表した、ダフト・パンク。解散のニュースが朝の報道番組で取り上げられたことはびっくりしたが、彼らが音楽シーンに現れたときのセンセーショナル具合には敵わない。もちろん、彼らのルーツになるロックやファンク、テクノ、ダンスミュージックなどは、登場以前から存在したし、「ザ・ビートルズが世の中のメロディのすべてを作った。だから、それ以降に新しい音楽なんて登場していない」なんて乱暴なことを言う輩もいる。しかし、ダフト・パンクは「その手があったか!」的発想で過去の音楽をミックスし、新しい音楽を作り出した。
ファッションの世界でも、新しい表現なんて、もうないという人もいる。確かにミリタリーの定番の迷彩柄は、そのイメージもスタイルも確固たるもので、なにか新しい表現なんて、あるの!? と思わせる。だがしかし、この〈ボス〉の迷彩パーカを見てほしい。迷彩が持つ男らしさは残しつつ、あざやかな黄色をメインにすることで、春らしい軽快感とメッシュを巧みに配することで清潔感がプラスされている。往年の迷彩好きも「その手があったか!」と唸る陽気なミックス具合は、必ずやダフト・パンクも悔しがるはず!?
インパクト抜群のカモフラ柄。春らしい軽快感もありながら、1枚でしっかり存在感を発揮してくれる。胸部分にはボタンポケット、腰部分にジップポケット、内側にはファスナーポケットが付いて、手ぶらで出かけたいときのワンマイルウエアとしても活躍させたい
●ヒューゴ ボス ジャパン
TEL:03-5774-7670
雑誌『Safari』5月号 P47掲載
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