【羽根田卓也】ファッションとスポーツを語る! お洒落もカヌーも見た目の美しさが大事!
羽根田卓也の武器は、カヌーのコントロール技術の高さ。それは、正確で美しいフォームによって生み出されている。どうやらその強さの背景には、“美しさ”に対する並外れたこだわりがあるようだ。
- SERIES:
- アスリートとファッション! vol.1
カヌースラローム選手
羽根田卓也
TAKUYA HANEDA
1987年、愛知県生まれ。9歳からカヌーのスラローム競技をはじめ、高校卒業後に強豪国スロバキアへ留学。世界で戦える選手を目指す。リオ五輪で銅メダル獲得。〈シャネル〉“J12”と〈ポルシェ〉のアンバサダーを務めるなど多方面で注目を集める。
コート、Tシャツ、ウールパンツ(以上エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)
切り取っても格好いい
競技で着用しているラッシュガードからダウンコートに着替え、パドルを漕ぐストロークや裾を翻すアクションを披露してくれた羽根田卓也。その動きは躍動感にあふれ、どこから見ても絵になる。そのフォームの美しさについては、強いこだわりがあるようだ。
「カヌー競技のフォームは、長年の鍛錬で作られ、洗練されていくもの。だから世界のトップ選手って、どんな瞬間を見ても美しい動きなんですよ。僕にとっても無駄のないフォームというのは、アイデンティティのひとつですね」
カヌーのスラローム競技では、コースに設置されたゲートに船体やカラダが触れるとペナルティが与えられるため、勝つためにはカヌーを正確に操る技術が求められる。羽根田のコントロール技術の高さは、世界でもトップクラス。美しいフォームは、強さの秘密でもあるのだ。
「洗練された服にも、似たものを感じます。このコートも立ち姿がきれいな服と思いきや、カラダと一緒に動いてくれて、動きによってシルエットがさらに“生きた形”になった。そんな印象を受けました」
現在は、精神を鍛える時間として茶道にもハマっているのだとか。フォームだけでなく、メンタルまで整え、洗練された羽根田卓也にもはや怖いものはない!?
●ジョルジオ アルマーニ ジャパン
TEL:03-6274-7070
雑誌『Safari』11月号 P215~217掲載
photo : Toshiyuki Imae styling : Nobuhiro Kasai hair&make-up : Koki Noguchi text : Takumi Endo