今どきの男は“格さん”に頼らずともスニーカーで“格上げ”!
新しいモチーフが登場!
シンプルな白レザースニーカーの両サイドに、歴史あるブランドの紋章が刻まれた新作。紋章はエンボス加工なので、あまり主張しすぎないのもポイント。13万7000円(ベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスク)
あの有名な決め台詞「この紋所が目に入らぬか!」でお馴染みの時代劇、水戸黄門。勧善懲悪のストーリーがお年寄りを中心に長く愛される理由なわけだけれど、確かにたま〜に観ると、正義の前に悪者たちがひれ伏す姿になんだかスカッとするのは間違いない。ちなみに、格さんがかかげる印籠に描かれているのは、水戸黄門の真の姿である光圀公の家紋、つまりはあの徳川家の家紋。そんな権威の象徴を目の前で見せつけられたら、悪代官たちもイチコロというわけ。
とはいえ、今の世の中、印籠を持ち歩くのはもちろんナンセンス。でもそのかわりに、“紋章”を足元で取り入れてしまうのはどう? こちらの〈ベルルッティ〉のスニーカー、一見定番の白スニーカーだけれど、よく見るとサイドに品格漂うメゾンの紋章が刻印されている。ちなみに紋章とはヨーロッパで生まれた特定の個人や組織を表す図案で、かつては貴族が権威づけに使ったとか。白レザーのスニーカーといえば、なんにでも合わせやすく使い勝手は最高だけど、その半面、人とかぶりやすいのも事実。でも、これなら紋章の威光を借りて、“格さん”みたいに叫ばなくても、さりげな〜くスタイルを“格上げ”できそうでしょ?
ヒール上部には、〈ベルルッティ〉ならではの艶やかなブラウンのパティーヌ染色が施されたヴェネチアレザーが使用されている。ソールのブランドロゴも存在感増しにひと役買っており、後ろ姿も抜かりなし!
●ベルルッティ・インフォメーション・デスク
TEL:0120-203-718
雑誌『Safari』8月号 P49掲載
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