大は小を兼ねる、なんて言葉があるけれど、ことバッグとなるとそうともいえない。思うままに動きまわりたい人にとっては、大きすぎたり、重すぎたりするバッグは足かせ。ネームバリューのあるブランドのものでも、フットワーク軽く動けないとなれば、いつの間にか出番がなくなって、タンスの肥やしになりがちだ。で、そんなアクティブ派にうってつけなのが、大きすぎず、小さすぎずのサイズ感がいいボディバッグ。ショルダーやバックパックよりコンパクトで、必要最低限の荷物を入れられて、担ぐように斜めがけできるから、とにかく身軽。さらにバッグ自体がカラダにフィットし、荷物が揺れることなく持ち歩けるのも嬉しい。つまり、いいこと尽くめで休日の相棒にぴったりなわけだが、ひとつ気になるのはいささかスポーティすぎるところ。デートの途中で、高級ホテルでブランチを楽しもうと思っても、ついつい気後れしてしまう。あの軽快さはそのままで、シーンを選ばないボディバッグはないものか？

で、見つけてきたのが〈ＭＣＭ〉のボディバッグ。パッとひと目で、よくあるナイロン製のものとは一線を画し、大人の品格がちゃんとある。ベースに採用したのは、ブランドの顔であるアイコニックなヴィセトス柄。このどこかクラシックな趣を醸す柄を、あざやかなネイビーブルー×クリーンな白のコントラストで表現することで、ラグジュアリーでありながら大人にぴったりの爽やかさ。さらにシグニチャー素材であるＰＶＣ製のコーテッドキャンバス地は、10のレイヤーを重ねることで抜群の耐久性。傷がつきにくく、水に強く、どんなシーンでも気兼ねなく使えるというわけ。こんなリッチな面構えのタフな相棒なら、サイクリングから、高級ホテルのブランチまで、どこでも連れていけるはず！