〈セリーヌ〉メゾンが手掛ける正統派なハンティングジャケット!
リッチ感のあるメッキのスナップボタンにはブランドアイコンである“トリオンフ”があしらわれている。ジャストなサイズ感なので品よく着こなせるのも嬉しいポイント。予定価格36万3000円(セリーヌ オムバイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)
伝統的なジャケットに胸アツ!
とかく男は古臭いものにロマンを抱いてしまう生き物ではないだろうか? 便利でデザイン性も高いEVカーがあるのに、わざわざヴィンテージカーに乗ったり、最新の素材とシェイプ技術による軽くて動くサーフボードが作れるのに、クラシックなものにこだわったり。ファッションでもこの傾向ってあるのでは? ストレッチが効いて、穿きやすいものより、わざわざゴワゴワするヴィンテージ感のある生地のデニムを選んだりとか⁉︎ そんな男の妙なこだわりを感じさせるものをあの〈セリーヌ〉で発見した。それがこのハンティングジャケット。
いまやハイテク素材がいっぱいあるのに、防水性という観点からオイルクロスコットンを使ったシロモノ。見た目のデザインも懐かしいスタイルのまま。しかし、よく見ればガンパッチを配して、すっきりとしたデザインにしたり、モダンなシルエットにアレンジなどの工夫が加えられている。ヘリテージをちゃんと受け継ぎながら、現代の男にフィットする仕様にしているのだ。ファッションのトレンドをリードする〈セリーヌ〉が、こんなクラシックなものをわざわざ手掛けるなんて嬉しいよね。こりゃ、その心意気に男として胸アツにならないわけがない⁉︎
防寒性にも配慮して起毛感あるガンクラブチェック柄を裏地に使用。全体のクラシックデザインを損なわず、品のよさを格上げしている
●セリーヌ ジャパン
TEL:03-5414-1401
雑誌『Safari』1月号 P96掲載
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photo : Mika Miyamoto