『パラサイト 半地下の家族』の次はコレに注目!
『暗数殺人』に背筋が凍る!?
第92回アカデミー賞で、オスカーの歴史を変えた『パラサイト 半地下の家族』。メガホンを取ったポン・ジュノ監督は、以前から日本でも注目を集めていた存在。特に2003年の『殺人の追憶』は、実際に起きた連続殺人事件を扱ったサスペンスで、傑作の呼び声が高い作品だ。で、その『殺人の追憶』を彷彿とさせる作品なのが、こちらの『暗数殺人』(4月公開)だ。
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『暗数殺人』は、キム・テギュン監督・脚本によるサスペンス映画。別件で収監された男テオが7件の殺人事件を突如、告白。その言葉どおり、1体めの遺体が発見される。しかし、告白したテオは一転、殺人を否認してしまう。果たして残る死体は存在するのか? テオの目的はなんなのか?
どのあたりがポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』を彷彿とさせるのかというと、その題材。『殺人の追憶』では、1980年代に実際に発生した華城連続殺人事件を取り上げていたが、こちらの『暗数殺人』でも釜山で実際に起こった事件を基にしている。そのため公開前には、被害者遺族によって上映禁止仮処分申請が提出されるといった出来事もあったのだとか。
『チェイサー』『1987、ある闘いの真実』のキム・ユンソクが事件を追う刑事役を、チュ・ジフンが告白する男テオ役を演じている。公開された予告編では、供述に翻弄される刑事たちと不気味さを漂わせるテオの姿が収められている。
ちなみに”暗数”とは、主に犯罪統計において警察などの公的機関が認知している犯罪件数と、現実に発生した犯罪件数の差を意味する言葉。
『暗数殺人』は、4月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー。
配給/クロックワークス
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