これを見たらもっと行きたくなる!
アート好きなら行ってみたい、世界が注目する美術館“ユージーン・ミュージアム”がバリにできる!
実は、美術館好きというのは多い。ひっそりとした静けさの中で丹精込めて作られた芸術作品を見るということは、自らのクリエイティビティや感受性を高めるということももちろんあるが、心休まるひとときでもあるからだ。特にアートが好きってわけではない人も、美術館に行ってついついその世界観に引きこまれてしまったなんて経験はあるのではないだろうか。そこで、いつかは是非行ってほしい美術館の建築が開始されたので、完成前に紹介しようというわけだ。
その場所は、旅行地としても人気の高いバリ島。そこに〈Eugene Museum in Bali(ユージーン ミュージアム イン バリ〉ができるのだ。ユージーンと聞いてピンときた人もいるかもしれない。そう、ユージーンとは、2022年に東京都現代美術館で個展“新しい海 After the rainbow”を開いた、アメリカ生まれの現代美術家、寒川裕人氏のこと。その反響もあり、国境を越えたバリに同個展が元となった常設美術館が作られることになった。特筆すべきは、寒川氏の作品がインドネシアを代表する建築家、アンドラ・マティン氏の建築と重なり合った空間の中で見られるということだ。
右/独特の感性で見るものを不思議な世界観へと没入させてくれる寒川裕人氏 左/住宅や美術館、モスク、公営水泳場などを幅広く手掛けるアンドラ・マティン氏
現在、バリの世界遺産の麓に建築中の〈ユージーン ミュージアム イン バリ〉は2026年に公開予定。ただ、完成した美術館も魅力的だが、世界を股にかけて活躍する2人が手掛けているのだから、その完成までのストーリーだって面白いはず。というわけで、美術館からはマティン氏と寒川氏の今を見ることができるインタビュー動画が公開されている。
Image of the work and architecture facing the direction of the South Pole star.
© 2024 Eugene Museum Bali © 2023 Eugene Kangawa / EUGENE STUDIO
中では、建築のコンセプトやパーススケッチ、素材について、ここにまで至る背景についても語られる。ほかにもスタジオや自宅の様子なども収録されているので、普段は見ることのできない貴重な裏側を楽しむことができる。バリに旅行に行くときは……というより、〈ユージーン ミュージアム イン バリ〉を目的に、是非バリへ行ってほしい。
●Eugene Museum in Bali 公式Webサイト
URL:https://eugene-museum.com/
●EUGENE Atelier iii 公式Webサイト
URL:https://the-eugene-studio.com/studio-iii-limited-visit/
●動画
URL:https://youtu.be/n1lFjet2gyw