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CULTURE カルチャー

2024.04.18

元香港ガイド担当が並ばない&お得な裏技も伝授!
最新アップデート! 香港の王道アクティビティ3選。



“アート”や“バーホッピング”など、ここまで最新の香港の楽しみ方をお伝えしてきたが、最後は2024年最新アップデート情報を交え、王道のアクティビティを紹介する。これらはあまりの人気ゆえ、事前準備なしに参加すると現地で大行列に巻き込まれる恐れもある。そこで、今回はトラベルエディターが実際に活用している“並ばない&お得な裏技”もセットにしてお伝えしよう。

香港に来たならば、じっくりと鑑賞の時間を取りたいビクトリア・ハーバー沿いの夜景。高層ビル群が煌めく姿を眺めているとパワーをもらえる気がするほど、香港の夜景には力強さがある。その絶好の鑑賞スポットとなるが、ビクトリアピーク山頂だ。
  

 

 


しかし、山頂に至るには『ピークトラム』という急勾配を登るケーブルカーに乗ってアクセスする必要がある。車体は2022年に第6世代と呼ばれる車体にリニューアル。天井に窓の付いたデザインとなり、定員もこれまでの75%増となる210人の乗客を運べるようになった。しかし、それでも写真のような大行列が発生。週末ともなると1時間待ちも珍しくない。そこでおすすめなのが、香港に本社を置く予約サイトKlookが提供する『中環・ビクトリアピーク半日ツアー』だ。
 

  

 


こちらのツアー参加者はMTR中環駅のK出口を出たところでガイドと合流し、中環の観光スポットを巡ってから、ピークトラム乗り場に向かう。団体専用列から乗車できるので大行列に並ぶ必要がなく、ストレスフリーどころかVIPのような優越感さえ味わえる。ちなみに通常往復トラムのチケットを購入し、スカイテラス428展望台のチケットを付けるとHK148168。今回紹介した『中環・ビクトリアピーク 半日ツアー』は上記内容+ガイド付きツアーが付いてHK210なので、割高に感じることはない。また本ツアーが催行されるのはトラムが特に混み合う土日なので、費用対効果も大きい。
 

  

 


私自身、これまでトラムの行列に並ぶのが嫌で、2度目の訪問を避けていたビクトリアピークだが、こちらのツアーを知ってからは積極的に利用している。ツアーは山頂に登ったら解散し、下山のタイミングは自由というのもよい。山頂で食事をしたり、写真を撮影したり、急かされることなくのんびり過ごすことができるからだ(ちなみに下山時のトラムは一般列に並ぶことになるが、上りほど待つことはない)。個人的にはスカイテラス428から10分ほど歩いた先にある盧吉道(ルガード・ロード)展望台から見た夜景(写真上)がお気に入り。テラスほど混雑していないので、是非そちらにも足を運んでみてほしい。
 

  

 


続いて今、香港で訪れたいのが、昨年11月に香港ディズニーランドにオープンした 『ワールド・オブ・フローズン』だ。世界で初めてオープンした《アナと雪の女王》のテーマランドで、アレンデール王国の街並みを忠実に再現。映画のストーリーを巡るアトラクション『フローズン・エバー・アフター』をはじめ、3つのアトラクションとレストラン、スイーツ店、ショップなどが並ぶ。東京ディズニーシーにも2024年6月に同映画をテーマにしたアトラクションを含む新エリア、『ファンタジースプリングス』がオープン予定だが、こちらは当面大混雑が予想される。そんな中、香港ディズニーランドであれば、新エリアもなんと待ち時間ゼロで楽しむ裏技が存在するのだ。
 

  

 


その裏技というのが、通常の開園時間よりなんと1時間も早く入園することができる『アーリーパークエントリーパス』。実際私が使った際も写真のとおり、新エリアはほぼ貸し切り状態で、アトラクションの待ち時間もゼロ。信じられないほどの優遇ぶりだった。こちらのアーリーパークエントリーパスの購入は公式サイトでも可能だが、Klookのサイトだと購入と同時にパス使用日の指定もできてしまうので簡単。しかも、タイミングによっては1デーチケットの値段が公式サイトより安いケースもある(日によるが、私が購入した時は1000円ほど安かった)。レストランで使えるミールバウチャーはおやつも付いてお得なので、現地で食事をするのであればチケットと同時に購入してしまおう。
 

  

 


写真左上がボートに乗って《アナと雪の女王》のストーリーを巡るライド型アトラクション『フローズン・エバー・アフター』。フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのEPCOT2016年に誕生し、香港ディズニーランドが世界で2番目となる。年齢制限もないため、子連れ旅行にもおすすめだ。また写真右上は、20226月にスタートしたナイトタイム・スペクタキュラー『モーメンタス』。白雪姫やモアナ、エルサ、ラプンツェルなど13の物語に登場するプリンセスや女王がモチーフとなったオリジナルのお城に3Dプロジェクションマッピングや噴水ショー、花火を駆使した約20分間の壮大なショータイムでこちらも必見だ(20時〜21時半頃開催。季節によって変わり、毎晩行われるわけではないので注意)。
 

  

 


最後も王道のアクティビティ、ビクトリア・ハーバーでのクルーズ『アクアルナ号』をお得に乗船する方法を紹介しよう。60年代の漁船を再現したクラシックな外観がひときわ目立つ存在。こちらは出発時間が選べるのだが、サンセットを楽しむなら17:30発(サンセットクルーズ)、夜景を楽しむなら18:30発(イブニングクルーズ)以降のものがよい。ハーバー内をぐるりと一周し、約45分の乗船時間。九龍半島側、香港島側、どちらの景色もベストポジションで鑑賞することができる。
 

  

 


写真上は、イブニングクルーズ(18:30発)の日没後の様子。アクアルナ号は全員が着席可能なゆとりあるレイアウトが特徴。アルコールを含むドリンクサービス(1杯)が付き、なんとも優雅な時間を過ごすことができる。ちなみ少し値段は張るが、20時からはじまるシンフォニーオブライツを船上から鑑賞するものや、日中に船内で点心やアフタヌーンティーが楽しめるクルーズもあり、さらに贅沢に楽しみたい人にはおすすめだ。
 

  

 


このアクアルナ号のクルーズ、乗船料はHK270〜。これを『Klookパス香港2アトラクションでHK389)』という複数アクティビティを予約できるパッケージパスで他のアクティビティと合わせて予約すると、『アクアルナ号サンセットクルーズ(HK270)』+例えば『スカイ100香港展望台(HK298)』となり、本来HK568のところをHK389といった具合にかなりお得に購入できる。ただし、このパスで選べるのは17:30出発のサンセットクルーズのみとなり、夜景ではなく夕景になるのでご注意を。

以上、今回紹介したビクトリアピーク、香港ディズニーランド、そしてアクアルナ号は、どれも香港で欠かせない王道のアクティビティ。vol.1アート編vol.2バーホッピング編と組み合わせて、ぜひ自分だけの素敵な香港滞在を叶えてみてほしい。

※取材協力:Klook、香港政府観光局
 

  

 

 
文・写真=伊澤慶一 text&photo : Keiichi Izawa
トラベルエディター
旅行ガイドブック『地球の歩き方』編集部にて国内外のガイドブックを多数手がけ、2017年に独立。現在は、〈パパ目線での旅育〉や〈ホテルステイ〉をテーマに連載を執筆。また雑誌の旅行特集からオウンドメディアの動画まで、幅広く旅行コンテンツの制作を行う。著書に『最高のハワイの過ごし方』。
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