韓国映画『PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ』が11月17日に公開される。本作は1933年、日本統治下の京城を舞台に、朝鮮総督府に潜む抗日スパイ“ユリョン”の正体を突き止めようとするノンストップ・スパイアクション。
“ユリョン”の疑いをかけられた、保安情報受信係監督官の村山、暗号記録係のチャギョン、政務総監秘書の佑璃子、暗号解読係長ウノの4人は崖の上のホテルに集められる。そこから「いったい誰がユリョンなのか?」という密室推理劇がはじまるのだが、誰もが疑わしく思え、観る側の緊張感も高まっていく。加えて、銃撃戦などの見応えのあるアクションが連続。特にチャギョン役を演じる『エクストリーム・ジョブ』のイ・ハニと、佑璃子役に扮する『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』のパク・ソダムのカラダを張ったアクションには誰もが見惚れるはず。
新任の警護隊長・高原役を演じる『イカゲーム』のパク・ヘスと、長年のライバル村山を演じるベテラン俳優ソル・ギョングとの火花を散らす演技にもご注目を。監督・脚本を務めるのは『毒戦 BELIEVER』のイ・へヨン。二重、三重の罠で予想を裏切る展開が持ち味だが、本作でもそれが大いに発揮されている。
『PHANTOM ユリョンと呼ばれたスパイ』11月17日公開
監督・脚本/イ・へヨン 出演/ソル・ギョング、イ・ハニ、パク・ソダム、パク・ヘス、ソ・ヒョヌ 配給/クロックワークス
2023年/韓国/上映時間133分
【あらすじ】1933年、日本統治下の京城では抗日組織『黒色団』のスパイ“ユリョン”が暗躍していた。 新たに赴任した警護隊長の高原は総督暗殺を阻止するため、朝鮮総督府内に 潜む“ユリョン”を捕まえようと罠を仕掛け、ある人里離れた崖の上のホテルに容疑者たちを集める。疑いをかけられたのは保安情報受信係 監督官の村山、暗号記録係のチャギョン、政務総監秘書の佑璃子、暗号解読係長ウノの4人。彼らに与えられた時間はたった1日。仲間たちのために暗殺作戦を必ず成功させなければならない“ユリョン”と、疑いを晴らして生き残らなくてはならない者たちの緊張感あふれる駆け引きと死闘がはじまる。