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2023.07.14


【まとめ】ジョージ・クルーニー出演映画8選

Safari Onlineで配信してきた記事の中からジョージ・クルーニーの出演映画をまとめてご紹介!

 

 

『フロム・ダスク・ティル・ドーン』
製作年/1996年 監督/ロバート・ロドリゲス 共演/クエンティン・タランティーノ、ハーヴェイ・カイテル

テレビスターから映画へと進出!

『ER緊急救命室』のロス先生として大ブレイクした後の初主演映画。脚本は出演もしている奇才クエンティン・タランティーノ。『エル・マリアッチ』『デスペラード』で注目された、当時、新進気鋭のロバート・ロドリゲスが監督を務めたクライムアクション……と思いきや、途中からいきなりヴァンパイアホラーに華麗に転換するという斬新さが面白い1本。

銀行強盗を繰り返しながら逃亡し、メキシコ国境の怪しげなナイトクラブまでやってきたクルーニー演じる兄と、タランティーノ演じる弟のゲッコー兄弟。しかしそこはヴァンパイアの巣窟で、セクシーなダンサーたち(サルマ・ハェック様がダイナマイト級の美しさ)が突如牙をむき大パニックに! 

目の前で繰り広げられる血の饗宴に、ゲッコー兄弟と、人質の牧師(ハーヴェイ・カイテル)とその子どもたちが立ち向かう。タランティーノらしいトークもハチャメチャ展開も血みどろアクションもごった煮のうま味MAX、クセになる1本だ。牧師の娘を演じたジュリエット・ルイスがかっこいい。 

 
 

 



『オーシャンズ11』
製作年/2001年 監督/スティーヴン・ソダーバーグ 出演/ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン

凄腕の詐欺テクニックを知れば、対処すべきセキュリティ方法がわかる!
どんな警備も突破する凄腕たちを前にすると、その安全神話も崩壊気味だが、シンプルに普段と違う出来事や人がいたら怪しむことが第一と思わせるのが本作。

凄腕の詐欺師ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)が犯罪スペシャリストの仲間たちとともに、ラスベガスのカジノの金庫破りに挑む。金庫破りと一口に言っても、ダニーらが狙うのはセキュリティ万全の巨大金庫。実行当日、ベガス3大カジノの金が集まる金庫には1億6000万ドル以上の金が眠っているらしく、プロジェクトは壮大さを極めていく。

リーダーのダニーをはじめ、カジノのディーラー、事情通の資産家、爆破の専門家、中国雑技団の曲芸師、通信技師、スリなど、揃った面々は全員その道のプロフェッショナル。いわば、総力戦のため彼らの計画を見破るのはプロでもなかなか難しいうえに、そもそもカジノ経営者でもない限り気にする必要はなし? 

とはいえ、カジノの防犯カメラをハッキングする際のテクニックや変装のハウツー、時間ごとに変わる暗証番号にどう対応するか、街を停電させたいときはどうすればいいのかなど、その詐欺のやり口は知っておいて損はない。要するに、どんなにセキュリティが万全でも、破られない金庫などないということ。そう考えると、ホテルの部屋の小型金庫を過信するなんてのは大間違いかも……。 

 
 

 

『グッドナイト&グッドラック』
製作年/2005年 監督/ジョージ・クルーニー 共演/デヴィッド・ストラザーン、ロバート・ダウニー・Jr.

信念が詰まった監督作!
ジョージ・クルーニーが『コンフェッション』に続いてメガホン(兼脚本)を執った実話を基にした社会派ドラマ。“赤狩り”の恐怖が横行していた1950年代を舞台に、実在のニュースキャスター、エドワード・R・マローが、真実と正義のためにマッカーシズムに立ち向う姿が描かれる。

当時の雰囲気を再現する美しいモノクロ映像、ジャズをベースにした効果的なサウンドトラックはもとより、静謐な筆致でありながら当時の緊迫感を伝える描写や、ヒシヒシと伝わってくるマローのジャーナリスト魂にアツくなる。

アメリカではセレブが政治的発言をするのは当たり前だけど、クルーニー自身も積極的に発言するタイプで、過去には「俺はリベラルだ」と語ったことも。父ニックがニュースキャスターだったことや、幼い頃よりマローをヒーローだと思っていたということも含め、彼の信念が詰まった渾身の逸品!  

 
 

 

『マイレージ、マイライフ』
製作年/2009年 監督/ジェイソン・ライトマン 共演/ヴェラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック

クールでスマートな大人の男を好演!
クルーニー演じるライアンは企業の“リストラ宣告人”。アメリカ中を飛び回り、1年のほとんどが出張という生活だ。そのせいか人生哲学も「バックパックに入らない人生の荷物は背負わない」。気軽でドライな人間関係を好む独身だ。

そんなライアンが「出張を廃止し、オンラインでリストラを」と提唱する野心満々の新入社員ナタリー(アナ・ケンドリック)と、旅先で意気投合して大人の関係になるアレックス(ヴェラ・ファーミガ)というふたりの女性との出会いによって、自らの人生や生き方を見つめ直していく。

空港でのスマートかつスムーズな行動の極意、飛行機や滞在先のホテルでの過ごし方など旅慣れたクールな大人の男像を体現するクルーニーはさすがのかっこよさ。けれど、後半、これまでの人生哲学に疑問が生じた彼がふと、自分の“居場所”を考えてみると……。

原題の『Up in the Air』は“上空”とか“浮ついた”という直訳のほかに、“地に足がついていない”というライアンの生き方を差しているのだろう。人との繋がりの大切を感じさせてくれるビタースウィートな珠玉作だ。 

 
 

 



『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』
製作年/2011年 製作・監督・出演/ジョージ・クルーニー 出演/ライアン・ゴズリング、フィリップ・シーモア・ホフマン

アメリカの選挙制度の裏側がわかる!
スーパー・チューズデーとは、アメリカ大統領選が行われる年の、3月の第2火曜日のこと。この日に行われる大統領候補への予備選挙で、大量の代議員の意向が反映されるので、勝利者が大統領に一歩近くのだ。2020年の場合も、民主党で誰がトランプの対抗馬になるかで注目を集めた。

この映画は、スーパー・チューズデーに挑む有力候補の若き選挙広報官を主人公に、対立する陣営との攻防を赤裸々に描いていく。一見、堅めの政治ドラマっぽい物語だが、候補者役を演じたジョージ・クルーニーが監督も務め、テンポよく、軽快に演出してるので、すんなり入り込めるのが特徴。

つまりこの映画、観ているだけで気軽にアメリカの政治がお勉強できちゃうという"すぐれもの"なのである。大統領選のシステムがわかりやすく盛り込まれているし、共和党と民主党のポリシーの違いもサラッと描かれていて納得。

そこに選挙の裏で進行するドロ沼の利権争いに、スキャンダルにつながる"下半身ネタ"が絡んでくる。実話の映画化ではないけれど、"政治・選挙あるある"な世界を、エンタメとして楽しませる逸品だ。 

 
 

 

『ファミリー・ツリー』
製作年/2011年 原作/カウイ・ハート・ヘミングス 製作・監督・脚本/アレクサンダー・ペイン 出演/ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー

日頃の行いを改めたくなる!?
妻と2人の娘とともに、ハワイで何不自由なく暮らしてきた弁護士のマット(ジョージ・クルーニー)。ところが、ある日のボート事故で妻が昏睡状態に。さらには、妻には不倫相手がいて、離婚を考えていたことが発覚する。娘や友人はその事実を以前から知っていて、現実を知らぬは自分ばかり……の状態に陥っていた主人公が、目を見開き、人生を見つめ直すために奮闘。

『サイドウェイ』などのアレクサンダー・ペイン監督が、人生最大の危機を自覚した中年男に寄り添う。当たり前にあるもののようでいて、当たり前に感じてはならないものを、等身大のジョージ・クルーニーが反面教師になって教えてくれる1作。 

 
 




『ゼロ・グラビティ』
製作年/2013年 監督/アルフォンソ・キュアロン 出演/サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー

観客をエモーショナルにさせるテクが光る!
ギレルモ・デル・トロと並び、メキシコが生んだ天才監督として絶賛を浴びるアルフォンソ・キュアロン。そのフィルモグラフィは、刹那な青春を描いた『天国の口、終わりの楽園。』から近未来SFの『トゥモロー・ワールド』。果ては『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』まで広範なジャンルで彩られている。

また『トゥモロー・ワールド』で驚異の長回しワンカット(実際にはいくつかのショットが合成されている)を披露するなど、映像の魔術師としても知られている。そんなキュアロンは「一体どんな映画作家なのか?」という問いに答えてくれるのが、キュアロンがアカデミー監督賞に輝き、同時に技術賞各部門を総なめにした『ゼロ・グラビティ』だろう。

人工衛星の修理作業中だった女性宇宙飛行士ライアンが、大量の宇宙ゴミの飛来によって宇宙空間に投げ出される。酸素はわずかしかなく、救出も来ない状況下での、決死のサバイバルが描かれるのだが、キュアロンは本作をSFとして撮ってはいない。あくまでも“宇宙”は極限状態を描くための背景に過ぎず、フォーカスされるのは、一度は生きる希望を失った女性の魂のサバイバルなのだ。

本作においても、冒頭17分の長回しワンショット(これも合成の産物だ)など得意技を繰り出しているが、決して技術のひけらかしではない。宇宙にいるライアンの感覚を観客に共有してもらうための17分であり、技術もテクもすべてはエモーショナルなドラマに引きこむためのお膳立て。技巧派のようで“熱い”監督なのである。 

 
 

 


『ミッドナイト・スカイ』
製作年/2020年 製作・監督・出演/ジョージ・クルーニー 出演/フェリシティ・ジョーンズ、カイル・チャンドラー 

リアリティかつスケール感のある映像に圧倒される!
ジョージ・クルーニーが演じるのは、北極の基地に1人で残った科学者のオーガスティン。舞台は2049年。地球は滅亡の危機を迎えている状況で、多くの人が避難先を探す中、彼は宇宙船と交信して、地球に戻ることは危険だと知らせようとする。

孤独な時間を過ごすオーガスティンは、交信のために吹雪の中、遠く離れた天文台へ向かう。彼のサバイバルと奇妙な体験、さらに宇宙船の乗組員たちのドラマも同時進行し、未体験のスリルとスペクタクル、感動を届ける作品に仕上がった。

『ゼロ・グラビティ』では宇宙空間で自らの命を犠牲にしてまで仲間を助けたジョージ・クルーニー。今回は地上から宇宙船を助けるという役まわりだが、ヒゲもボーボーの姿で、より悲壮感を漂わせる表情に心を揺さぶられる。

そして宇宙のシーンにも力が入っており、宇宙船の美しい外観のデザインや内部の最新システムは、斬新ながらリアリティ満点。SF映画ファンが観てもテンションがアガるはず。要所のアクションのスケール感や、思わぬドッキリシーンの入れ方、謎の人物の行動の描写など、“監督ジョージ”の演出力も安定感バッチリ。宇宙船の地球への帰還と、オーガスティンの運命がひとつになるクライマックスも、“大人の演出”で見せきったジョージ、さすがである! 

 
 

 

 
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