Safari Online

SEARCH

CULTURE カルチャー

2023.04.23

アノ映画のファッションに憧れて。Vol.17
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムレスなワードローブ

 

 


今やタイムレスなSFトリップムービーとして愛され続けている『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズだが、テーマをファッションで切り取ると断然1作目が推し。なぜなら、舞台になる1980年代と同50年代に流行ったスポーツウェアが、他2作の時代背景に習った服とは違って、それこそタイムレスなワードローブのスターターキットとして今にも通用するからだ。マイケル・J・フォックスが躍動する主人公、マーティのコスチュームからそこを解説して行こう。 

 
 

 


まず、マーティのイメージを決定づけたのが、米〈クラスファイブ〉の商品だと言われているレンガ色のダウンベスト。アウトドア・ブランドにしては珍しく表地にブランド名が刻印されておらず、そのシンプルさが妙にオシャレ心をくすぐる。ダウンベストは’80年代のヒットアイテムだが、それを見た’50年代のダイナーの主人からは、『どうした坊や、船が難破でもしたのか。救命胴衣なんか着て』と揶揄われる。そんな風に映画では服もタイムスリップが引き起こす笑いに一役買っているのだ。
 

 


デロリアンのシーンでマーティはダウンベストの下に厚手のパッチワーク付きデニムジャケット、その下にチェックのシャツ、さらにその下にレンガ色のTシャツという超レイアードファッションで登場する。デニムジャケットはジーンズメーカー、〈ゲス〉のアッパーライン、マルチーノのもので、シャツはシアトルに拠点を置く〈シャー・サファリ〉の商品だ。この重ね着、若干くどいと思ったら、撮影場所の駐車場が寒すぎて衣装コーディネーターが急いで取り揃えたものだとか。さもありなん。
 

 


また、マーティは小柄ながら長く引き締まった下半身に〈ゲス〉のジーンズをハイウエスト、ノーベルトで穿いている。ジーンズをハイウエストで穿くのが’80年代っぽい。今、裾広がりのダメージジーンズを極端なハイウエストで穿くのが流行っているのは、もしかして流行の繰り返しなのだろうか。
 

 


他にも、〈ナイキ〉のブルーイン、〈コンバース〉のオールスター、’55年でマーティが穿いているのを見たロレイン(リー・トンプソン)が、思わずマーティの名前を〈カルバン・クライン〉だと勘違いする紫色のアンダーウェアにもスポットが当たる。’55年にデザイナーのシグネチャーが入った下着なんてなかったからだ。

こう並べると、確かに1作目のワードローブはタイムレスだし、何よりも、マイケル・Jが着崩れた服も着こなせる上品でセクシーなルックに恵まれていたことが大きいと思う。ちなみに、そのマイケル・J、昨年度のアカデミー賞でジーン・ハーショルト友愛賞に輝いている。彼自身が患うパーキンソン病に関する長年の支援が評価されたものだ。授賞式での彼は相変わらず若々しく、なで肩に羽織ったブラック・タキシードがよく似合ってました。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
製作年/1985年 製作総指揮/スティーヴン・スピルバーグ 監督・脚本/ロバート・ゼメキス 脚本/ボブ・ゲイル 出演/マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、リー・トンプソン、クリスピン・グローバー 

 
 

 

 
文=清藤秀人 text:Kiyoto Hideto
photo by AFLO
見た目も履き心地もいい〈エコー〉の新作シューズ!格上感の演出はこだわりのレザースニーカーで!
SPONSORED
2026.04.03 NEW

見た目も履き心地もいい〈エコー〉の新作シューズ!
格上感の演出はこだわりのレザースニーカーで!

大人がスニーカーを選ぶとき、単にトレンドだからという選択はNG。いい大人ならば、品格を基準にするのが正解だ。そこで注目したいのが、“バイオム 720”と“ソフト 10”をリリースしたばかりの〈エコー〉。革に対するブランドの信念が生み出す上…

〈リプレイ〉の限定アイテムを俳優・栁 俊太郎が着こなす!イタリアと日本のデニム愛が詰まった1着!
SPONSORED
2026.04.01

〈リプレイ〉の限定アイテムを俳優・栁 俊太郎が着こなす!
イタリアと日本のデニム愛が詰まった1着!

イタリアのクラフトマンシップをデニムで体現する〈リプレイ〉が、世界が認めるジャパンデニムの象徴〈クロキ〉とタッグを組み、伊勢丹新宿店限定のカプセルコレクションを完成させた。イタリアと日本の両雄の国境を超えた共演は、はたしてどんなデニムスタ…

TAGS:   Fashion Denim
浅草と日光・鬼怒川温泉を結ぶ〈東武鉄道〉のスペーシア X。大人旅の新しい目的は贅沢な移動時間を過ごすこと。
SPONSORED
2026.03.31

浅草と日光・鬼怒川温泉を結ぶ〈東武鉄道〉のスペーシア X。
大人旅の新しい目的は贅沢な移動時間を過ごすこと。

旅先での過ごし方に限らず、移動時間さえもが贅沢なひとときに。浅草と日光・鬼怒川温泉を結ぶ〈東武鉄道〉の特急スペーシア Xに乗れば、そんな大人旅の新しい楽しみ方を発見できる。特急スペーシアが築いた伝統を継承し、より上質に進化を遂げたフラッグ…

シーンを選ばず活躍する〈フルラ〉。日常に品格を添えるバイカラーの上質なバッグ。
SPONSORED
2026.03.27

シーンを選ばず活躍する〈フルラ〉。
日常に品格を添えるバイカラーの上質なバッグ。

上質な素材とクラフトマンシップを礎に、洗練と実用性を両立する〈フルラ〉。今シーズンは、ミラノの建築美や街並みから着想を得た、軽やかさの中にも遊び心を宿したコレクションを展開。メンズのアイコニックバッグ“マン ジョベ”にもバイカラーの新作が…

TAGS:   Fashion Urban Safari
“着る愉しみ”が詰まった〈ベルヴェスト〉の一着。卓越した技術が打ち出す軽快で端正な佇まい。
SPONSORED
2026.03.27

“着る愉しみ”が詰まった〈ベルヴェスト〉の一着。
卓越した技術が打ち出す軽快で端正な佇まい。

“着る愉しみ”を体現できる〈ベルヴェスト〉。北イタリアのサルトリアの伝統に裏打ちされた卓越した技術が、軽やかな着心地と端正な佇まいを生み出す。名作“JACKET IN THE BOX”は、柔らかな仕立てと洗練されたシルエットにより、装う人…

TAGS:   Fashion Urban Safari
〈ヘルノ〉なら品があって新鮮!軽くて心地いい春に着たい服!
SPONSORED
2026.03.25

〈ヘルノ〉なら品があって新鮮!
軽くて心地いい春に着たい服!

気温が上がるにつれて、気分もアガってくるこの季節。軽くて心地いい服をまとって、アクティブに週末を過ごすのはどう? そこで注目したいのが、イタリア発の〈ヘルノ〉。高い実用性とラグジュアリーさを備えつつ、ほどよくスポーティで着心地のいい海を感…

TAGS:   Fashion
さらに快適に進化した〈ベルルッティ〉の定番スニーカー!⼤⼈の⽇常に寄り添う アイコニックな1⾜!
SPONSORED
2026.03.25

さらに快適に進化した〈ベルルッティ〉の定番スニーカー!
⼤⼈の⽇常に寄り添う アイコニックな1⾜!

〈ベルルッティ〉といえば、パティーヌ仕上げが美しいレザーアイテムが有名だが、実は快適さにこだわるお洒落好きの間では、スニーカーの評価が高い。なかでも人気なのが、軽やかな履き心地で一度足を入れればその快適さの虜になるという、定番モデルの“シ…

TAGS:   Fashion
俳優・濱尾ノリタカが魅せる〈トッズ〉の最新コレクション!洗練された男が選ぶ6つのキーアイテム!
SPONSORED
2026.03.25

俳優・濱尾ノリタカが魅せる〈トッズ〉の最新コレクション!
洗練された男が選ぶ6つのキーアイテム!

エレガンスと自然体の美しさを具現化した、今シーズンの〈トッズ〉の春夏コレクション。そんなイタリアのリゾートライフを思わせる新作を、今、注目の俳優・濱尾ノリタカが着こなした今回の企画。リラックス感の中に優雅さを感じさせ、彼の立ち居ふるまいと…

TAGS:   Fashion
成熟した大人にこそ似合う〈ルミノックス〉の名作!“本物”を知る男のミルスペック時計!
SPONSORED
2026.03.25

成熟した大人にこそ似合う〈ルミノックス〉の名作!
“本物”を知る男のミルスペック時計!

手元でまわりに差をつけるなら、求めたいのはルックス以上の説得力。華美な装飾や流行ではなく、選んだ理由まで語れる一本こそ、品格ある大人の証。〈ルミノックス〉の時計は、そんな価値観に応える“本物”だ。

TAGS:   Watches

NEWS ニュース

More

loading

ページトップへ