アクション映画として社会現象を起こした作品が、なんと18年ぶりに戻ってきた。その名は『マトリックス』! 現実とヴァーチャル世界の関係、“マトリックス避(よ)け”として人気になった革命的な映像の数々、そしてキアヌ・リーヴスのカリスマ性……。どのように新作で受け継がれたか、誰もが期待を高めるだろう。
『マトリックス』前3作は、その独自の世界観で、細部まで記憶している人は少ないに違いない。しかし、この最新作はまっさらな気持ちで向き合った方が、その世界観から改めてサプライズを受け取れるはず。キアヌが演じるネオは、ゲーム会社のデザイナーとして活躍しているが、どうも日常に奇妙なムードを感じはじめる。カフェで会った子供連れの女性にデジャヴのような感覚を味わったりするうちに、バッグスという女性が現れ、ネオを異世界に導く。いま目の前で見ている日常が、現実ではなかったと驚くネオ。ここから彼の新たな戦いがはじまるのだった。バッグスから渡された赤のカプセルを飲み、“現実”へ向かったネオとともに、われわれ観客はまたしても衝撃の空間を体験することになる。
たしかに出てくる用語にはわかりづらいものもあるが、人間の都市、ザイオンがアイオに変わった経緯など、登場人物がじっくり説明してくれる。また、前3作の映像があちこちに挿入され、懐かしさとともに、その世界観の広がりを把握できるのも事実だ。何より、2021年の現在、ヴァーチャル空間や、コンピューターの支配といった『マトリックス』のテーマが、より身近に、リアルに感じられる。そして物語の中心にあるのは、マトリックスの世界に侵入したネオによる、トリニティー(前3作でネオを導き、彼の命も蘇らせた女性)の救出劇。ラヴストーリーのようにドラマチックでもあり、そこだけ押さえておけば、複雑なシチュエーションに戸惑うこともないだろう。名作の復活という意味で必見だ。
『マトリックス レザレクションズ』12月17日公開
監督:ラナ・ウォシャウスキー 出演:キアヌ・リーヴス、キャリー=アン・モス、ジェイダ・ピンケット・スミス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、プリヤンカー・チョープラー、ニール・パトリック・ハリス、ジェシカ・ヘンウィック、ジョナサン・グロフ、クリスティーナ・リッチ 配給/ワーナ・ブラザース映画
2021年/アメリカ/上映時間148分
(c)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
『マトリックス レザレクションズ』のオリジナルスウェットを発売!
(c)2021 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED
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『マトリックス レザレクションズ』オリジナルスウェットシャツ9900円(ダブルピー ウエストポイント/Safari Loinge)
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